《質問》前線の補強で獲得したマルコムの獲得意図、起用方法は?(動画付)
コメント欄に質問があったので回答したいと思います。
『スピードで抜き去るタイプのマルコム加入が急遽決定しましたが、同い年のデンベレの使い方が気になっています。どちらかが活躍すれば良いという考え方なのか??』(一部省略)
『ローマと合意から一転、マウコムの獲得でボルドーと合意したとでてますが、マウコムはどうゆうポジションで、使うと思いますか。
又フォーメーションを4ー3ー3に戻すのでしょうか。
あとマウコムはバルセロナに合いますかね?』
『まさかまさかのマルコム獲得ですね、噂が出たその日に獲得⁉︎ぐらいの勢いでびっくりしています。
まぁウィリアンに大金かけて無理にとる可能性は限りなく低くなったので一安心?ですかね
ぼくは正直マルコムのことはほぼ何も知らなかったのですがバケンジさんはどうなのでしょうか、よければ特徴やスタイルを簡単に紹介して欲しいです。
ウイングの選手ということでバルサが4-3-3を来季より多く採用する可能性も出てきましたね!
あとデンベレがライバル出現でどうなるか…負けるわけにはいかないと覚醒してくれるといいのですが…』
貴重なコメントありがとうございます。コメント欄は記事の下部にあります。
質問・疑問点だけでなく、思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。
■ 目次
見解・回答
1で「ブラジルの若きスター、マルコム(21)獲得!」
2で「右のウイング、サイドハーフが主戦場になるマルコム」
3で「マルコム獲得の意図は選手層!?」
4で「まとめ」
について書いています。
1、ブラジルの若きスター、マルコム(21)獲得!
・ローマとの“仮合意”の隙をついて獲得したバルセロナ
バルセロナ周辺にマルコムの名前が挙がり、
電光石火のごとく正式に獲得が決まってしまいました。
マルコムはウィリアン獲得失敗時のプランBと考えられており、
これでバルサがウィリアン獲得に動くことはなくなりそうです。
「バルセロナがローマからマルコム強奪!」
というニュースが報道されましたが、
個人的には強奪ではなく正式に獲得した印象です。
バルセロナが悪い報道をされていますが、
今回で一番の問題はどう考えてもボルドーのフロントです。
ローマとの仮合意を破ってバルサに売却したのですから、
ボルドーのフロントが最も問題視されるべきです。
バルセロナはボルドーに電話してマルコムの獲得意思があることを告げオファーを出し、
ボルドー側がローマとの仮合意を破棄して、そのオファーに対してうなずきました。
交渉相手のボルドー側がOKを出しているのだから、今回の件ではボルドーが最も悪いです。
「口頭合意=仮合意」というのは契約の世界では常識です。
書類にサインしてやっと正式な契約なわけで、
バルセロナはインテルにラフィーニャ買取の件でやられました^^;
ただ、モラル的に良くない行為であるのは確かで、
バルサフロントは真正面から他のクラブと交渉することはできないんですかね。
バルトメウ会長になってから、フロントのせいで
バルセロナはいくつかのクラブと信頼関係をなくしているのは事実です。
・マルコムのプレーを見てみよう!
ここからはマルコムについてで、
突如名前が出てきたこともあり、プレーを確認する暇もなく獲得となりました。
ボルドーの試合はみませんし、マルコムの名前は数回聞いたことがあっただけなので、
プレーはみたことがありません。むしろ顔すら知らない^^;
なのでマルコムのプレー集の動画を載せておきます。
まずは自分の目で確認することをオススメします。
※上記の動画はYouTubeチャンネル「SportVideosMM」様より引用
顔はユベントスのドウグラス・コスタ似ですね^^
スピードがあるドリブラーと聞いていましたが、
個人的には緩急のある力強いドリブラーという印象で、
ラフィーニャに物理的なスピードをつけたイメージです。
あとパンチ力がありそうな左足のキックは武器になりそうです。
コウチーニョほどではなくてもミドルシュートから得点が狙える選手ですね。
ボルドーでは基本右のWGで起用されていたようで、
右からのカットインのプレーの動きはメッシをほうふつとさせます。
カットインだけでなく左足でまたいで縦に抜く形は確立されており、
右足もある程度ボールを蹴れるようなので、
これで左足だけ切れば大丈夫という選手ではないことは大きい。
この動画ではドリブラーという印象ですが、
他の動画を確認すると周りにシンプルにパスを出すシーンも多かったです。
特に右SBのタイミングのいいオーバーラップには、確実にパスを出していましたね。
そこまで俺が俺がという我が強い選手ではなさそうで、
連携が重要なバルセロナでもうまくやっていけそうです。
21歳にしてはフィジカルコンタクトは強い印象で、
ドリブルの力強さや相手を背負ったキープは確実な武器ですね。
現状ではマルコムに対してはこんなところで、
最終的にバルセロナのチーム内に入ってどんなプレーをするかが重要なので、
アメリカツアーの試合をみて判断でいいと思います。
1試合というよりも長い目での判断で、活躍しても活躍しなくても一喜一憂にはまだ早そうです。
2、右のウイング、サイドハーフが主戦場になるマルコム
・基本は右サイドを主戦場として起用されそう
バルセロナでマルコムが起用されるポジションですが、
ボルドー時代と同じく得意とする右サイドが主戦場でしょうね。
4-4-2なら右サイドハーフ、4-3-3なら右ウイングとなりそうです。
中盤の中央の選手ではなく、アタッカーなので基本は前線での起用になるでしょう。
まだ年齢が若いということもあって、
活躍するには得意ポジションでの起用が基本になります。
マルコムには周りとの連携を含めた個での局面打開が期待されるので、
チームのために良さを消すというよりも、マルコムが活きるポジションで起用しそうです。
・将来的には2トップの一角、または左サイドでも活躍してほしい
バルセロナ加入当初は右サイドを主戦場とするでしょうが、
将来的には2トップの一角、そして左サイドでも良いプレーをみせてほしいですね。
特に左サイドでプレーできるようになることは、絶対必要になりそうです。
右でしか活躍できない選手は起用が限定されますし、
コウチーニョもデニス・スアレスも得意サイドは左でも、
右でプレーさせても別にOKな選手ですから。
左サイドで左利きの縦に推進力のある選手がいるとチームのオプションは増えますし、
マルコムの出場機会だけでなく、チームとしても
左でいいプレーをするマルコムの姿に期待したいですね。
3、マルコム獲得の意図は選手層!?
・マルコム獲得の意図は選手層アップ!?
ウィリアン獲得報道のときから、
バルセロナはデンベレの活躍の可能性を低くみていて、
即戦力の選手を獲得する狙いがあるとみていました。
しかし、今回のマルコム獲得によってバルセロナの本当の意図は、
単純に右サイドのアタッカーの選手層を増やしたかった意図かもしれません。
またスピードのある、縦に抜けるドリブラーが欲しかったのかも。
右ウイングの補強はお金もかかるし、
デンベレがいることで個人的には無視していました。
デンベレが活躍しないときはデニス・スアレスを右にもってくるなり、
セルジ・ロベルトやラキティッチに任せればいいのかなとも思っていました。
しかし右のアタッカーを獲得したことにより、
今シーズンはバルベルデ監督の中で4-3-3をベースに考えているのかもしれません。
4-4-2ならセルジ・ロベルトやラキティッチを回せば何とかなりそうですが、
4-3-3のアタッカーとなれば、
バルセロナのサイドアタッカーは手薄感が確かにありました。
4-3-3と4-4-2のどちらをベースにするのかわかりませんが、
現状では4-3-3をベースにしている可能性の方が高そうです。
・デンベレの不発時の保険、そしてポジション争いでデンベレの闘志に火をつける狙いも!?
マルコム獲得によって出場機会という意味でダメージを喰らいそうなのは、
メンタルに問題があるデンベレですね。
サッカーに真剣に向き合って、一生懸命打ち込んでくれれば
デンベレは少しずつ活躍しそうですが、
現状ではその保証はありません。
その保険ではありませんが、デンベレが活躍しなかったときように
右のアタッカーを狙っていた意図もあるでしょう。
21歳と若いマルコムを獲得したのは将来性のある
いい選手だったからという意味が大きいでしょうが、
少し深読みしてデンベレとのポジション争いにも期待しているのかもしれませんね。
これでデンベレの闘志に火がついて、切磋琢磨して活躍してほしいという狙いも…
マルコムに切り替えて電光石火の獲得だけにこの狙いは低そうですが、
個人的にはこういう狙いもあったとポジティブに捉えておきます^^
・両者の活躍を願いつつも、片方しか出場できない問題はある
将来性がある選手が2人いてもポジションは1つなわけで、
片方しか起用できないという問題は起きてしまいますね。
両者とも活躍しなかったらデニス・スアレスが右をやる可能性もありますが^^;
そういう意味でも、お互いに切磋琢磨して頑張ってほしいところです。
デンベレかマルコムのどっちかが活躍して、
活躍しなかった片方は売り飛ばせばいいとは思っていないでしょうし、
デンベレもマルコムも左サイドでも起用出来れば、同じピッチ上に立つことも可能です。
ポジション争いに勝った方が試合に出れるので優位な状況にはなりますが、
バルベルデ監督は練習で頑張っていれば試合には起用してくれそうなので、
試合だけでなく練習、またピッチ外でもアピールして欲しいところです^^
4、まとめ
・マルコムは力強いドリブラー
・バルセロナでの起用ポジションは右WG、右SHの可能性が高い
・マルコム獲得は選手層アップの意図があり、バルサのシステムのベースは4-3-3かも
今のところマルコム獲得は良い方向に働いてるみたいですね。
同世代のライバル登場で、デンベレのプレーに意気込みが感じられますし、良いプレーも随所に見られます。
戦力として計算できる選手を数人獲得できましたし、人員整理も進められたので今夏の移籍は十分うまくできたのではないでしょうか。
「プラッシー」さん、コメントありがとうございます。
マルコムは左右で起用可能でいい選手だと思います。
デンベレもメンタル面で改善していいですね。
18年夏の移籍は全体を通してうまくいきましたね。
選手の質と層が上がった印象です。
またのコメントお待ちしております。
すいません、途中で送信してしまいました…
技術もあって走り回れるビダルが2000万ユーロということです、一見悪くないような話にも見えますが、本当に必要かは疑問を覚えています。
来年デヨング獲得までの繋ぎとしてならアリだと思うんですが
バケンジさんはバルサに合うか、ビダル獲得は必要かどう考えていますか?
あと左サイドバックはカンテラ組でいくんですかね?
「神戸っ子」さんいつもコメントありがとうございます。
質問のほう回答させていただきました。ご確認ください。
途中で送信しても内容は伝わっているので大丈夫ですよ^^
ビダルは良い選手なので個人的に期待しています。
パウリーニョの代わりとなる選手なので、
バルベルデ監督には重宝され適用されると思います。
左SBは前に回答したので、そちらをご確認してください。
こんにちは。
また強奪みたいな…今度はビダル獲得間近の噂が突然出てきましたね
エバートンにデューニの移籍が決まりましたが、左の控えは誰に決まりますかね補強するのか、ウムティティを左に回すのか、バケンジさんはどうするのがベストだと思いますか。
「FC」さん、コメントありがとうございます
質問のほう回答させていただきました。ご確認ください。
左SBの控えはカンテラの
・マルク・ククレジャ
・フラン・ミランダ
どちらかのトップチーム昇格でほぼ決まりですね。
これはほぼほぼ決まっていることなので、
どちらに期待するかという話になりますね。
個人的にはミランダ推しです。
現状でより戦力なるのはミランダと思ったことが理由です。
またのコメントお待ちしております。
これからもよろしくお願いします。
回答ありがとうございます。
マルコムもデンベレも活躍してくれるといいですね!
特にデンベレ…W杯でフランス代表の主力にはなれず、でもチームは優勝してしまう、チクショーと悔しさを感じて心機一転がんばります!なんてことになれば素敵なんですが、オフを早めに切り上げる様子もなく…
あとデニスとアンドレゴメスの負傷もショックです…
「神戸っ子」さん、お礼のコメントありがとうございます。
デンベレは………ただただ頑張ってほしいですね^^;
メッシたち主力がバケーションを早く切り上げているのに、
ポジション争いがある若手がのんびりしているなんて…
そういう意味でシュテーゲンは毎年やる気あり過ぎですね^^
プレシーズンの怪我は特に残念ですが、
まずは怪我を治してもう一度頑張ってほしいですね。
またのコメントお待ちしております。
これからもよろしくお願いします。