《質問》アンドレ・ゴメスがバルセロナで輝けなかった理由はなに?
コメント欄に質問があったので回答したいと思います。
『こんにちは。
まだ放出が決まったわけでもなく気が早いかも知れませんがアンドレゴメスについて質問です。
バレンシアのときの映像などを見ているとアンドレゴメスはいい選手だと思いました。
プレッシャーは本人も語っていたとおり感じていたと思いますが、ほぼいいとこ無しでバルサを去ろうとしてるのが謎です。
なぜアンドレゴメスはバルサで輝けなかったのでしょうか、単純にレベル不足だったのでしょうか?』
貴重なコメントありがとうございます。コメント欄は記事の下部にあります。
質問・疑問点だけでなく、思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。
■ 目次
見解・回答
1で「プレーの連続による頭脳が、バルサのスピードについてこれなかった」
2で「テクニカル、フィジカルな部分ではまだ成長するアンドレ・ゴメス」
3で「まとめ」
について書いています。
1、プレーの連続による頭脳が、バルサのスピードについてこれなかった
・アンドレ・ゴメスはバルサのスピード感に最後までついてこれなかった
バレンシア時代のアンドレ・ゴメスは活躍していましたし、
バルサに来たらそのプレー+成長した姿で
チームの勝利に多く貢献してくれる選手だと思っていました。
加入1年目のシーズン前半戦は活躍して良かったですが、
そこから右肩下がりで活躍しなくなってブーイングをしていたバルサファンもいましたね。
そんなアンドレ・ゴメスが活躍しなかった理由ですが、
「バルサのプレースピードに頭脳がついてこれなかった」
これが全てだと思います。
サッカーのレベルが高くなると何が変化するかと言うと、
スピード感全てが速くなるものです。
・パススピード
・トラップからのパスまでのスピード
・ポジションを修正するスピード
・頭で考えるスピード
などなど
これまでプレーしていたスピードでは通用しない壁にぶち当たります。
アンドレ・ゴメスの場合はパススピードなど、テクニカルの部分は満たしていたと思います。
フィジカルの部分は若いこともあって、試合に出続ければ体はつくられると予想していました。
そして頭で考えるスピードの、頭脳のスピードはプレーして慣れれば
徐々に出来ると思っていましたが、
結果的にアンドレ・ゴメスはこの部分ができなかったですね。
バルサはポゼッションサッカーをするチームで、
普通のチームより多くのパスを通して試合運びをします。
それに伴いボールが動くたびに、ポジションを細かく修正することが選手全員に要求されますが、
アンドレ・ゴメスはうまくできませんでした。
ひとつ、ふたつ、多くてみっつ目までの連続するプレーは出来たとしても、
バルサではよっつめ、いつつめ、むっつめと、さらなる動きと予測が必要になります。
難しくて多くの選手はできないものですが、
バルサではこれが要求されるので中盤の選手が簡単に活躍できないですね。
ピッチ上で頭でじっくり考えようとすれば体は止まってしまうもので、
バルサではこれもご法度ですね。
ボールを動かすポゼッションのチームというのはテクニカルな部分だけでなく、
こういった頭脳の部分でも難しいので、
出来るチームはほぼいないと改めて思うところです。
・頭脳がついてこないと体を動かすプレーに反映されない
サッカーは「頭を使うスポーツ、頭脳スポーツ」だと個人的に思っていますが、
状況状況によって良いプレーを選択するのは難しいものです。
カメラやスタジアムなど上空から見ていたら少し簡単になりますが、
ピッチ上の同じ目線の高さで見ると難しさは言い表せれないほどですね^^;
体は頭から信号から送られて動くものなので、
基本は頭で良いイメージが持てない選手は、
良いプレーができないのはとても論理的だと思います。
・緊張は体を硬くし、視野が狭くなり、頭も回らなくなる
アンドレ・ゴメスの場合はプレッシャーを感じていたことも暴露していましたね。
プレッシャー=緊張
ですし、緊張すれば良いプレーをするのは難しくなります。
緊張すれば体はいつもより硬くなりボールの扱いがうまくいかず、
緊張するといつもより視野が狭くなり、
そのせいで情報が頭に入りませんし、頭も回らなくなるものです。
まさに悪いスパイラル状態ですね^^;
バルセロナではファンやメディアからの過大なプレッシャーは必ずあるもので、
それは選手だけでなくテクニカルやフロントにもあります。
ペップやルイス・エンリケの就任当初と就任最後の映像をみると、
明らかに心身共にやられているのは分かります。
両者ともバルサの監督就任後は1年間の休養をしていましたし^^
少し厳しくなってしまいますが、
プレッシャーはバルサでは言い訳になりませんし、
過大なプレッシャーがあることは理解して加入すべきです。
アンドレ・ゴメスの場合はプレッシャーがあることは理解していても、
これまでの過大なプレッシャーとは予想していなかったのでしょう。
自身のミスから自信を無くしてプレッシャーを感じていたと言っていましたが、
個人的には内部より外部からのプレッシャーに、上手く対処できなかったのだと思います。
2、テクニカル、フィジカルな部分ではまだ成長するアンドレ・ゴメス
・テクニカルとフィジカルな部分で成長して、他のチームで活躍するであろうアンドレ・ゴメス
アンドレ・ゴメスのバルセロナ退団はほぼ決定的で、
現状はバルサが満足するオファー待ちです。
最終的にはある程度の金額でも、今夏に売却されるでしょう。
バルベルデ監督の構想には少ししか入っておらず、
バルサに残ってもほとんど出場機会は与えられないでしょう。
アンドレ・ゴメスがどこの国のどのチームに移籍するか分かりませんが、
そこで成長してアンドレ・ゴメスなら活躍できると思います。
テクニカルやフィジカルな部分ではこれからも成長して実力がつき、
頭脳のほうでも少し成長して活躍がみられるでしょう。
あとはバルサとアンドレ・ゴメスの両者が納得する移籍先が一番ですが、
現状では難しそうですね。
バルセロナというクラブというより現在のフロントは他のクラブから完全になめられており、
3000万ユーロ近いオファーは来ないでしょうし、その金額に交渉でもっていけないでしょう。
最終的には2000万ユーロ近い安売りで、
アンドレ・ゴメスが納得する移籍先に移籍してほしいものです。
バルサを離れても選手自身の活躍は祈っているので、
才能とポテンシャルは間違いなくあるアンドレ・ゴメスなので活躍してほしいです。
バルセロナとの対戦以外ですが^^
3、まとめ
・アンドレ・ゴメスはバルサのプレースピードに頭がついてこれなかったことが活躍できなかった最大の理由
・頭と体は連動しており、頭で良いイメージをもてない選手は良いプレーが難しい
・アンドレ・ゴメスの満足する移籍先で交渉をうまくまとめてほしい
私も入団してからずっとアンゴメは輝けないな、と思っていました。理由は…
①トップ下適正で、サイドで仕事ができない
メッシがいないときに輝きまくってたセスクと同じで、いいところでプレイできないのは大きかったと思います。
あとラキティッチとかロベルトはサイドに開いてもいいクロスを供給できるんですが、ゴメスは大抵戻すだけ、という
②使うタイプじゃなく、使われるタイプ
バレンシアのときも使うタイプというよりはボールをもらってから、みたいな感じだったので。
バルサの中盤だったらパレホとかの方がずっと仕事しそうです。
例えばパコとかソルダードとかの供給力の高いFWと組み合わせると輝くと思うので、新天地での活躍に期待です。
「富」さん、コメントありがとうございます。
バルサの中でアンドレ・ゴメスが輝ける
ポジションで起用されなかったこともありますね。
逆に言えば、それだけの適応能力がなかったのかもしれませんが^^;
ゴメスは個人的にアンカーなどでパスの出し手として、
周りを使うタイプとしての活躍を期待していました。
しかし、監督のいろいろな指示もあるのか最終的には
中途半端なプレーになってしまった印象です。
サッカー選手の能力として高いものはあると思うので、
これからの活躍に期待したいですね。
またのコメントお待ちしております。
これからもよろしくお願いします。
回答ありがとうございます。
やはりバルサで活躍するとなると本当に難しい話になるんですね…
あと個人的には今季はデニスくんの年になって欲しいです
大好きなので笑
「神戸っ子」さん、お礼のコメントありがとうございます。
今年はデニス・スアレスの年になると個人的には予想しています^^
そういう意味でも前線の補強はしなくていいと思っていました。
得点面に絡めばデニス・スアレスの出場機会は増えるので、
プレシーズンの試合からゴールやアシストなどアピールに期待しましょう。
またのコメントお待ちしております。
これからもよろしくお願いします。