リーガ第21節 2/1 バルセロナVSビジャレアル 試合評価

試合での問題点

セットプレー時の最終ラインがガタガタであった。相手とのラインの駆け引きでラインが何度も乱れ、そのせいで何人かオンサイドでフリーの選手が出来ていた。この試合では相手に先にボールを触れられた機会が多かった。ラインとマークの決め事をもっと明確にし、しっかりチームにそれを浸透させる必要がある。

ラインを上げる時に何回かラインが崩れている。エンリケバルサは高いライン設定をしているが、上げるのに出遅れている選手がいる。もっと強いチームと対戦する時にラインギリギリで飛び出されたら、危ないシーンが数回作られるだろう。裏へのボール時に手を上げてオフサイドアピールだけではなく、笛が鳴るまでプレーを続行する必要がある。

やっぱり中央を固められた相手を崩すのに相当苦労する。と言うより、サイドをある程度崩してもチャンスになる機会が少ない。アルバやアウベスのクロスやパスが得点チャンスになるシーンが全体的に少ない。もっとエリアに飛び出してくる選手や、中の選手が動きの変化をつけることが必要だ。守りを固めた相手にはある程度限界はあるが、もう少し今のバルサなら要求できるレベルの選手達である。

試合での良好点

テンションやコンディションは決して高くはないが、低くもなく集中してプレー出来ていた。要所要所での集中したプレーで相手の攻撃を防ぐことに成功していた。2失点はしたもののそこまで悪い守備ではなかった。

今年に入ってからはほとんどの試合で、相手のサイドバックの裏を取る事への意識が浸透してきた。バルセロナの基本であるサイド攻撃が、最近はとても良い流れで行われている。ウイングに入っているメッシーとネイマールだけではなく、サイドバックや中盤の選手が良く絡めている。

選手評価

()内は、1~5段階評価で3が普通、5で最高、★はマンオブザマッチ

GKブラボ(3)

セービング機会はほとんどないが2失点してしまった。特に悪いプレーはなかったのだが。ストレスの溜まる試合になったと思うが、次に切り替えてほしい。

DFアウベス(4)

攻守にわたってアグレッシブさがあった。良い意味でこれぐらい活発的なアウベスが希望である。今年に入ってからのプレーなら文句は少ない。

DFピケ(3)

2失点目でのトラップミスはあったが、その他は結構安定していた。動きの鈍さは相変わらずだが、高さやカバーリングやライン統率でチームの守備をまとめていた。

DFマスチェラーノ(3)

相手のFWの選手を簡単にプレーさせることはなかった。中盤に入ってからの方が目立ったのが、本職ではないセンターバックを痛感させる。

DFアルバ(4)

メッシーが右でボールを持った時のオーバーラップは確実な攻撃のオプションとなっていた。ペナルティー付近でのクロスやパスにもう少し正確性があればもっと良かった。

MFブスケッツ(3)

相手のカウンターの守備での役割が多かった。守備時にディフェンスのカバーとプレスはさすがであった。攻撃での役割をもう少し増やせば、層の厚い攻撃になるのだが。

MFラフィーニャ(5)★

今年に入ってからこの選手のポテンシャルの高さを確認する機会が増えてきた。この試合では攻守にわたってレベルが高かった。得点に2度も絡み、守備でも相手の2列目からの飛び出しにしっかり付いていた。

MFイニエスタ(4)

何回か光るプレーを見せ、守備では地味ながらプレッシャーで相手を簡単に攻撃させなかった。スルーパスも何度も通し、まだまだ健在ぶりをアピールした。

FWメッシー(4)

テンションの高いメッシーは恐らくチャンピオンズまで見られそうにないが、それでも大きな違いを作った。ビジャレアルの粘り強いコンパクトな守備をサイドチェンジで何度も開かせた。

FWスアレス(2)

動き、やる気、得点への貪欲さなどは申し分ないが、最後のフィニッシュが決まればという試合だった。自分の欲しいタイミングでボールは出てこないチームだが、少しづつ慣れてほしい。後、やっぱりゴールを期待したい( `ー´)ノ

FWネイマール(3)

相手の粘り強い守備を前にドリブルが効果を発揮することは少なかった。しかし、裏への飛び出しや得点などでチームに貢献した。この出来で物足りなさを感じるほどこの選手への期待は日に日に高まってきている。

DFマテュー(3)

自分の持ち味をしっかり出し、相手の前線に入ってくるボールを跳ね返した。つなぎでもミスはなく、安心して見られた。もう怪我のことは心配せず、完全に戦力の1枚として考えれそうだ。

FWペドロ(3)

欲を言えば、攻撃で毎試合一つチャンスを作ってほしい。途中出場だが活躍しないとスタメンの機会は減ってくるだろう。守備ではファーストディフェンダーと挟み込みで貢献していた。

MFラキティッチ(3)

時間は短かったが、試合を終わらせることに一役かった。今度はスタメンの出場になるであろうから大きく期待したい。

最後のまとめ

試合内容とスコアは僅差だったが、しっかりと勝利出来た。苦労する試合ではあるが勝利できる試合であっただけに、しっかり勝ち切れた所にチームの団結を感じる試合であった。

首位のレアルはなかなか勝ち点を落とさないだろうが、諦めることなく勝利し続けていることは、この先絶対活きてくる。

次の試合まで1週間空くので、連戦の疲れを少しでも癒して2月の大事な試合を戦ってほしい。1戦必勝である<(`^´)>

 
 

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