15/16CL第1節 9/16 ローマVSバルセロナ 試合評価

試合支配率

※赤色はバルセロナ、黒色はローマ、白色は互角

20150917 ローマ戦

・バルセロナ40分、ローマ10分、互角40分

以前まで少しシビア過ぎた評価の感じがしたので、今回から甘めに試合支配率を評価していきます。

試合の大半はバルサがボールを保持してローマに攻撃の機会を与えなかった。前半終盤とラフィーニャ負傷後の数分間はローマが攻勢を強めた。バルサが勝ってもおかしくないチャンスと試合展開であった。ローマの守備の頑張りで、得点を奪えないのはやむなしかとも思えなくもないが。試合後のローマ陣営のコメントを見るからに、ローマは自分達を過小評価し過ぎ感がある。

試合での問題点

攻撃があまりにもメッシ中心になり過ぎた感がる。ネイマールはカットインするとほぼメッシにパスをするし、右からの攻撃ではメッシにつなげないとボールを下げる一辺倒であった。メッシを見るのは良いが、もっと周りの選手が仕掛けても良い場面が多くあった。

攻撃パターンが足元の攻撃が多く、中央を崩すのは難しいのに中央寄りの攻撃が多かった。メッシが中央に入るとどうしても中央の攻撃パターンが多くなるが、中央に寄せてサイドへのパスパターンが少なかった。裏への飛び出しも少なく、後半はほぼチャンスになる攻撃が2列目からの飛び出しだっただけに、もっと裏を取る動き出しをしてほしかった。最後の方はローマが下がって裏にスペースがない感じがしたが、それでも裏を狙う動きが足らなかった。

試合での良好点

攻撃で崩しきれない感じはあったが、ボールポゼッションは良いものがあった。サイドにパスを散らしながらローマを走らせ、不用意なボールロストは少なかった。ゲームプランは実行できているので、最後のアタッキングエリアでの飛び出しや正確なプレーがあればなと感じさせた。シーズン序盤のコンディション面もあるので、現在の所チームに心配な部分は少ないのが良い点である。

もう少しジェコに厳しく当たれればもっと良かったが、チームのプレスや守備にはある程度合格点の出来であった。中盤の球際でも決して負けることなく、激しく争えていた。選手自身のモチベーションが高く、チームの戦う姿勢はリーガ開幕から一貫して素晴らしい。こういう戦いと守備を見せれば、自ずと良い結果が付いてくると予感させる良いチーム状態である。

ちょっと目についた選手

・バルセロナ

GKシュテーゲン

失点シーンは絶対にシュテーゲンのミスではないが、これで今シーズン2度目の頭上を越されての失点になる。マラガ戦でもロングシュートを打たれたりと、対戦相手もGKの前に陣取るがら空きのゴールを狙っているのは明らかである。チームの戦いとして対処する必要があるように感じる。この内容はまた明日の記事で書きます。

 

・ローマ

DFフロレンツィ

ゴラッソを超えるスーパーゴラッソのゴールを決めた。守備でもネイマールに決してやられることなく、粘り強い守備と球際での強さを見せた。スピードがあり、攻撃参加でも怖さを何度か見せた。イタリア代表の右SBのスタメンが決定な感じがする。

FWサラー

前半から圧倒的なスピードでバルサを苦しめた。アルバより速いのではと感じさせるほどであり、ここまで全試合スタメン出場に納得。次のカンプノウの試合では速攻時に一番警戒する選手な気がする。

最後に一言

ローマ陣営が何と言おうとバルサ優勢の試合だったように感じる。しかしローマの守備も素晴らしく、得点を奪えないのもある程度の納得な気もするのは確かであった。引き分けが無難な結果だった気もするが、この試合展開ならバルサは勝ちたい試合だったのも間違いなかった。勝てはしなかったが、チーム的には良い状態を継続しており次に切り替えるべきである。CLは一時忘れて、ここからリーガ3連戦を全勝で迎えるべく準備する必要がある。ラフィーニャの怪我が重症でないことだけを祈る<m(__)m>

 
 

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