国王杯準決勝1st 2/11 バルセロナVSビジャレアル 試合結果
■ 目次
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン
GKシュテーゲン
DFアウベス、ピケ、マテュー、アルバ
MFマスチェラーノ、ラフィーニャ、イニエスタ
FWメッシー、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
マシップ、バルトラ、アドリアーノ、ブスケッツ、シャビ、ラキティッチ、ペドロ
選手交代
67分ラフィーニャ→ラキティッチ
欠場者
ベルマーレン(怪我)、ドウグラス(怪我)、ブラボ(判断)、モントーヤ(判断)、セルジ・ロベルト(判断)
ビジャレアル 監督マルセリーノ・ガルシア
GKアセンホ
DFマリオ、ムサッキオ、ビクトル・ルイス、コスタ
MFジョナタン、ピナ、ブルーノ、チェリシェブ
FWジオバーニ、ビエット
ファン、ドラード、ルカヴィナ、キャンベル、トリゲロス、モイ・ゴメス、モレーノ
31分ブルーノ→トリゲロス、49分ジョナタン→ルカヴィナ、72分チェリシェフ→モイ・ゴメス
試合詳細
バルセロナのスタメンは少しサプライズでボランチにマスチェラーノを起用、カウンター対策か。そのスピード対策として、バックラインにはマテュー。中盤には10日前に大活躍したラフィーニャを起用。
前半、忍耐して攻め続けたのが報われる
ビジャレアルは10日前と全く同じ布陣で、4-4-2のシステムで守備を重視した戦い方をしてきた。特に後ろの8人は、綺麗に4枚のブロックを2列で構成していた。
対するバルセロナは4-3-3ながら、後ろの3枚をしっかり残しカウンター対策をしっかりしてきた。そのおかげか、危ないシーンを作られることは少なかった。
試合の展開は10日前とほとんど同じで、しっかりブロックを構成するビジャレアルを崩すのにバルセロナは終始苦労した。ビジャレアルの守備は本当に固い、特に中央の4枚が。
バルセロナの主な攻撃パターンは右のメッシーを起点とし、そこからの崩しや逆サイドのアルバやイニエスタにパスを回し、そこからの崩しであった。
何回か良い形でチャンスになりそうなシーンを作るバルセロナだったが、初めのチャンスのシュートは28分のことだった。
ペナルティーエリア内に抜け出したイニエスタがボールをキープし、落とした所にメッシの左足のシュート。シュートは枠外に飛ぶが、バルセロナがこの時間帯ぐらいから少しずつペダルを踏んで、攻撃に比重をかけてきたのは明らかであった。
その証拠に中盤の2枚の位置は高くなり、サイドバックの選手の位置も高めに取られるようになっていた。そして、それは前半の終盤に報われる。
40分に、相手のパス回しにプレスをかけたスアレスがボールを奪取した。ドリブルをし、味方の上がりを待ったところにメッシーへのパスを通し、しっかり最後はメッシが決めた。
その後の残り数分はスアレス付近にチャンスが訪れるも決めきれず、最後の最後にビジャレアルのカウンターを受けることになった。
アディショナルタイムの1分過ぎに、チェリシェフの低くて速いクロスに合わしたビエットのシュートを、シュテーゲンがビックセーブ。ビジャレアルにとって貴重なアウェイゴールを許さなかった。
前半は、バルセロナが1点先制で無失点という、ある程度理想的な形で終えれた。
後半、粘るビジャレアルをあと一つ突き放したかったが・・・
後半もほとんど同じ展開になるのだが、後半頭の数分間はビジャレアルが前に出てきた。そのせいか、少し押し込まれることになり失点をしてしまう。
47分に、クリアボールがトリゲロスにフリーでわたると、思いっきり振りぬいた右足のシュートは無回転の強烈なシュートに。コースはほとんど真正面の上だったが、これをシュテーゲンが弾ききれずにバルサのゴールに突き刺さった。
後半開始の失点に嫌なムードになったが、最近のバルセロナの嫌がらせとも思えるほどの、速攻の得点の取り返しで嫌なムードはなくなる。
49分に、イニエスタがスアレスとのワンツーでペナルティーエリア内に侵入すると、そのカットしたボールが運良くまたイニエスタの目の前に。それをアセンホが飛び出してがら空きのゴールに、イニエスタが左足で蹴り込んで勝ち越し。
アウェイで1点奪ったビジャレアルは、そこからのサッカーはより明白なものとなった。ジョナタンに代えてルカヴィナを入れるなど、このまま1点差での敗戦の結果を維持する為に、より守備的になった。
バルセロナはアウェイゴールを許した為に、後1、2点欲しい試合になった。攻めるバルセロナと、守るビジャレアルという構図がここで完全にはっきりとした。
そしてこの後、この狙いが上手くいったのはバルセロナであった。64分に、メッシーのコーナーにマークを外したピケがヘディングで合わして追加点、これで3対1。
欲を言えばもう1点欲しいバルセロナに、この試合最大のチャンスが訪れる。68分に、スアレスの落としをメッシの突進により、ペナルティーの中でムサッキオがハンドを取られバルセロナにペナルティーキックが与えられる。
これを普段はメッシーが蹴るが、ここではなぜかネイマールだった。この試合バルセロナの中で唯一と言っていいほど元気がないネイマールだったが、それを見ていてのメッシーの譲りだったのかも。
このゴールをきっかけに立ち直ってくれればと思ったネイマールのPKのシュートは、ドンピシャと言わんばかりにアセンホのセービングでゴールにはならなかった。
その後も攻めるバルセロナだったが、セカンドレグにビジャレアルが希望を無くならせるであろう4点目は奪えず、試合は終了する。
ネイマールの止められたPKが、この後バルセロナの痛い目に合う原因にならなければとただただ思う( ̄▽ ̄)
試合結果
バルセロナ3VSビジャレアル1
得点者
40分メッシー
47分トリゲロス(ビ)
49分イニエスタ
64分ピケ