15/16リーガ第10節 10/31 ヘタフェVSバルセロナ 試合結果
■ 目次
試合結果
ヘタフェ0VSバルセロナ2
得点者
36分スアレス(セルジ・ロベルト)
57分ネイマール(セルジ・ロベルト)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKブラボ
DFアウベス、ピケ、マテュー、アルバ
MFブスケッツ(C)、ラキティッチ、セルジ・ロベルト
FWムニル、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シュテーゲン、バルトラ、ベルマーレ、アドリアーノ、イニエスタ、グンバウ、サンドロ
選手交代
60分ムニル→イニエスタ、75分セルジ・ロベルト→サンドロ
欠場者
マシップ(判断)、マスチェラーノ(累積)、ドウグラスとラフィーニャとメッシ(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)
ヘタフェ 監督フランシスコ・エスクリバ
4-2-3-1
GKグアイタ
DFダミアン・スアレス、ベルジーニ、アレクシス、ロベルト・ラゴ
MFファン・ロドリゲス、ラセン、ペドロ・レオン(C)、サラビア、ビクトル・ロドリゲス
FWシュチェポヴィッチ
メジェリ、ベラスケス、ラフィタ、ヨダ、メンサー、モイ・ゴメス、エミ
59分ペドロ・レオン→ラフィタ、68分サラビア→モイ・ゴメス、79分ファン・ロドリゲス→メンサー
試合詳細
バルセロナのスタメンはセルジ・ロベルトが怪我から回復してスタメンに復帰した。CBはピケとマテューコンビ、前線にはムニルが入った。怪我から回復して招集されたイニエスタは試合開始の笛をベンチから見守ることになった。
前半、効率性を発揮してイーブンの試合で先取点を奪う
試合は開始1分も経たない内にバルサにチャンスが訪れて始まる。ネイマールがスアレスとワンツーで左サイドをえぐりクロス。ゴール前でムニルがオーバーヘッド気味で合わせるも、シュートは枠を外れた。
バルサは試合開始からブスケツがCBの間に下がり、ビルドアップを助ける3バック気味でパスを回し始める。そのおかげかヘタフェが自陣に下がることを選択し始め、バルサがボールを持てる予想通りの試合展開を作れた。
試合序盤数分間はバルサは良い試合の入り方をしたが、そこからはイーブンな内容で試合は進んでいった。ヘタフェは3列の守備ラインがしっかり守備をし、中央をしっかり閉じている守備はバルサにはとても相性の悪さを感じさせた。
11分にヘタフェ、バルサの右サイドを崩し左からクロス。ファーに逃げたシュチェポヴィッチが胸トラップしてシュートを放つも、シュートは枠外に飛んだ。
その後はお互いにチャンスがほぼ作れずに試合は進んでいった。バルサのハーフコートマッチで試合は進んでいたが中央を崩せずに、ヘタフェが待ち構えている守備陣へのサイドからのクロスでは何も起きなかった。
ヘタフェも攻撃に出る回数は少なく、バルサのプレスと囲い込みが何度も良いシーンが見られる所があった。そんなどっちつかずの試合だったが、バルサが良い形で先制点を奪う。
36分に、スアレスが前線の守備でボールを奪い返しボールはネイマールへ。ネイマールは左サイドを1人抜いて突破し右足のアウトでクロス。中でセルジ・ロベルトのおしゃれなアウトサイドのパスを受けたスアレスがトラップし、最後は落ち着いてヘタフェGKのグアイタの位置を見てゴールに流し込んだ。
バルサに先制点が入った後も試合の流れは大きく変わらず、共に大きなチャンスシーンはなかった。時よりネイマールやスアレスが突破するシーンが見られ、バルサには若干の余裕が生まれた部分はあった。
前半はバルサにチャンスこそ少なかったが、その分ピンチのシーンも少なかった。その中で数少ないチャンスを前線の2人が効率性を発揮してゴールを決め、バルサから見たら現時点で理想的な展開の45分間に近かったように感じる。
後半、バルサらしく試合をコントロールし、後半はほぼ完璧に仕上げた
後半序盤ははバルサぺースで試合が進んだ。ハーフコートマッチ気味での試合展開は変わらないが、ネイマールを中心にサイドをえぐるシーンが多くなった。シュートまではいかないまでもアルバの飛び出しで何度かチャンスを作って、良い形でバルサは後半に入った。
そして、危なげなく試合を進めながらのこの試合展開では、バルサの勝利が決定的になりえそうな追加点をバルサは奪うことに成功する。
57分に、ヘタフェのCKをブラボがキャッチして素早くスローイングしてからバルサの速攻がスタート。セルジ・ロベルトが右サイドをドリブルで持ち上がり、逆サイドのネイマールへクロス。ネイマールは左足でダイレクトのボレーシュートを選択。綺麗にジャストミートしたシュートはニアサイドをぶち破りゴールに突き刺さった。これでバルサが2点リードに。
そして、60分にバルサはムニルに代えて怪我から復帰したイニエスタを投入。変にイニエスタにリスクを冒させない点差での交代で、得点差や試合展開はここまでバルサに理想的な試合となった。この交代に伴いセルジ・ロベルトが右ウイングに入り、CBとCF以外はプレー可能なのかと思わせる起用に。イニエスタも左ではなく右のセントラルに入り、普段のラキティッチコンビではお互いに逆にポジションをとった。
対するヘタフェは得点が欲しいので4-4-2のシステムに変更し、プレスをかける位置を15mほど上げてプレスをかけた。その分中盤を突破された場合は中盤の真ん中2人と後ろの4人の6枚で守る形が増えた。その為にバルサの攻撃を最終ラインで対応することになり、よりバルサの攻撃を受ける回数が増えた。
70分を過ぎてヘタフェの足が止まり出し、ヘタフェには苦しい展開に。ヘタフェは何度かシュートは打ったものの、決定的なシーンはほとんどなかった。逆にバルサの方が得点の匂いを感じさせ、チャンスを作った。
75分に、右サイドで素早くパスを回し中央でネイマールがドリブルで1人かわし、走り込んでいたアルバへスルーパス。アルバのシュートはグアイタに当ててしまう形となり、弾かれて枠外に飛んだ。
そのまま試合終了までバルサは追加点を狙う姿勢を崩さずに試合終了の笛を聞くことになった。終わってみれば勝ち点3の獲得、怪我人の復帰、良い守備の感覚、ハーフコートマッチでのポゼッションサッカーなど、良い事ばかりの試合となった。