15/16リーガ第13節 11/28 バルセロナVSレアル・ソシエダ 試合結果

試合結果

バルセロナ4VSレアル・ソシエダ0

得点者

21分ネイマール(アウベス)

41分スアレス(アウベス)

52分ネイマール(マテュー)

90分メッシ(ネイマール)

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン  4-1-2-3

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、マテュー

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)

FWメッシー、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

シュテーゲン、バルトラ、ベルマーレン、アルバ、アドリアーノ、ムニル、サンドロ

選手交代

61分アウベス→アドリアーノ、65分マテュー→アルバ、68分マスチェラーノ→バルトラ

欠場者

マシップ(判断)、セルジ・ロベルトとドウグラスとラフィーニャ(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)

 

レアル・ソシエダ  監督エウゼビオ

4-2-3-1

GKルジ

DFエルストンド、ミケル・ゴンサレス、イニゴ・マルティネス、ユーリ

MFグラネロ、ルーベン・パルド、カナーレス、カルロス・ベラ、シャビ・プリエト(C)

FWアギレチェ

バルダヒ、カルロス・マルティネス、エクトル・エルナンデス、ディエゴ・レジェス、デ・ラ・ベッラ、オヤラサバル、ブルマ

58分カナーレス→オヤラサバル、73分アギレチェ→エクトル・エルナンデス、81分カルロス・ベラ→ブルマ

試合詳細

バルセロナのスタメンはほぼ現状のベストメンバーに近かったが、左SBにマテューが入った。今季はあまり左SBで良い活躍が出来ないマテューの起用はどうなることやら。

前半、効率性とソシエダの裏を取れたことで2得点

試合開始直後からソシエダは前から激しくプレスをかけてきた。4-2-3-1の形で、ワンサイドに全員がしっかり寄ることでバルサのCBからのショートパスの出所を中盤の5人で塞いできた。その守備は良い時のビジャレアルのようであり、バルサはビルドアップのパス回しに試合立ち上がりからとても苦労した。そんな中でも序盤に、ソシエダの高い最終ラインの裏を突いてバルサはチャンスを作った。

2分に、ネイマールのパスからスアレスが裏に抜けだすも、ソシエダGKルジが飛び出してスアレスのシュートを止めた。10分にも、自分達のCKの守備から速攻で攻めて、最後はネイマールが裏を取るが、またしても飛び出したルジにセーブされた。12分には、スアレスの右アウトサイドのパスで完全にイニエスタがゴール前で裏に抜け出してヘディングシュートするも、ポストに当たってゴールにならなかった。

10分ぐらいからソシエダもプレスのかける位置を全体的に少し下げて、ハーフラインより少し前からプレスをかける守備組織を構築した。バルサも10分から15分にはソシエダを押し込む時間帯もあり、ソシエダのプレスに慣れてきたのかなと思えたが、その後もソシエダのプレスに苦労することになった。しかし、こんな時にも決定力とチャンスメイクをする南米トリデンテの活躍でバルサは先制する。

21分に、右のメッシを起点にボールは裏にランニングしているアウベスへ。アウベスの低いクロスにソシエダDFの前にトップスピードで動き出していたネイマールが合わせ、ニアサイドの上に叩きこんでバルサが先制。

バルサに先制されてもソシエダの戦い方に変更はなく、バルサは先制後もビルドアップに苦労した。また、ソシエダの攻撃のパス回しはバルサに似ており、相手の守るエリアから下がって受けることでバルサはプレスがかけずらく、ポジションも入れ替わりながらパスを回すことでバルサはとても守りづらかった。

バルサは思うようにソシエダからボールを奪えずに、ゴール前ではね返すことも多かった。変に中盤で強くプレスをかければそのスペースを使われることになり、バルサは苦労しながらの守備が続いていた。

お互いに目立ったチャンスを作ることは出来ずに時間だけが経過しており、このまま1点リードで後半を迎えるかなと思った時間帯にバルサは追加点を奪う。

41分に、イニエスタの右サイドへのロングパスで一気にアウベスが裏のスペースでボールを受けた。アウベスのファーサイドへのふんわりクロスを、スアレスがボレーで上手く合わしてバルサが追加点を奪った。ゴラッソでの得点であった。

前半はバルサが試合の主導権を完全に握っているわけではなかったが、南米トリデンテの効率性もあってバルサが2点を奪うことに成功した。少しクラシコとローマ戦を終えて、バルサもテンション的にも少し下がったかな~と感じさせる45分間であった。

 

後半、守備の集中力を切らさず完封で、最後は南米トリデンテ揃い踏み

ハーフタイムはお互いに途中交代を使わずに、後半は前半と同じメンバーで試合に入った。バルサは相変わらずソシエダのプレスに苦しんでいたが、ソシエダは疲れからか1対1の対応で少しずつ付いていくことが出来ず、イエローカードを受けるシーンが目立ちだしていた。そんな中バルサは良い展開で追加点を奪う。

52分に、右からの展開でイニエスタへ。イニエスタは裏に走り込んでいたマテューへスルーパスを通し、マテューの折り返しをネイマールがしっかりゴールに押し込んだ。これでスコアは3対0に。

3点を奪ったこととソシエダの疲れから試合は徐々にバルサペースへ。ソシエダは特に中盤の中央のセントラルの疲れが目立った。前半には閉ざしていた中央のブロックも、足が運べずにパスを通される機会が少しずつ増え始めた。そしてバルサはチャンスを作った。

58分に、ネイマールのクロスを中央のメッシがダイレクトで合わせるも、シュートはゴール横に外れた。59分にも、ネイマールからメッシへゴール前で細かくパスを通して、メッシがゴール中央からシュートするが、ルジの真正面に飛びキャッチされた。

良い流れと点差がついたことで、ルイス・エンリケは選手を休ませる判断を取った。61分に、最近は出ずっぱりだったアウベスをアドリアーノに代えた。2アシストで活躍していたアウベスにはスタンディングオベーションが送られた。65分には、マテューが下がりアルバを投入。68分には、マスチェラーノが下がりバルトラを投入した。

試合の勝敗が決まったからなのか、バルサは試合終盤に自分達のミスからピンチを迎えた。

83分に、自分達のボールロストから立て続けにブルマにシュートを打たれるが、枠を捉えていなくて助かった。86分には、ブルマがドリブルで抜け出してゴール前からシュートするが、ブラボが近距離にもかかわらずファインセーブで守った。

このまま無失点での勝利で十分満足だなとバルサファンには感じられたが、バルサの選手達は最後までゴールを狙っていた。

90分に、最後の方は全員がメッシに点を取らせようとパスをしていたが、最後の最後にメッシがゴールを決めた。ネイマールがスアレスとのワンツーで抜け出し、折り返した所をメッシが無人のゴールに押し込んだ。メッシは怪我の影響もあって久しぶりのリーグ戦でのゴールとなった。

試合終了の笛が鳴り、メッシ復帰後に南米トリデンテ揃い踏みのゴールラッシュとなった試合になった。終わってみればバルサが4対0とソシエダに大差をつけて勝利を収めた。ソシエダはこれから順位を上げてきそうなチームの団結力と戦いを見せた。

 
 

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