リーガ第18節 1/11 バルセロナVSアトレティコ・マドリード 試合前の注目ポイント

リーガ第18節(日本時間1/11日曜日の29時キックオフ)で、アトレティコ・マドリードと対戦する。

アトレティコは昨シーズンのチャンピオンチームであり、現在の世界にあるチームの中でバルセロナが最も攻略しづらいチームである。何より守備力に絶対的な自信があるチームである。

シメオネが率いる前のアトレティコのホームカンプノウでの試合と言えば、大量得点が入るお得意様の印象があった。しかし、シメオネになってからは最もバルサが、点が取れないチームになってしまった。

アトレティコのシステムは4-4-2か4-5-1であろうが、どちらにしても中央を固めた守備であり、中盤の中央にスペースを見つけることは難しい。バルサの特徴をしっかり研究した守備の仕方が出来ている。

攻撃ではセットプレー、カウンター、サイドからのクロスに警戒が必要である。マンジュキッチがいれば、特にサイドからのハイボールは要注意である。フィジカルが強いチームであり、ゴール前での体の張り合いではバルサが圧倒的に劣っている。

対するバルサのシステムは少し分からない所がある。サプライズでの3-4-3があるかもしれないし、もしかしたら他のシステムもあるかもしれない。一応、私の予想は普段通りの4-3-3である。

バルセロナが勝つために必要なことは点を取ることであるが、このアトレティコとの試合では少し違う。中央を固めたアトレティコの守備は恐らく、今のバルサでは崩すのはほぼ不可能であると私は考えている。

そこで重要になってくるのが、サッカーの試合は90分で行うものであることを再認識することである。何が言いたいかというと、試合を壊さない為にも0対0のスコアを維持することである。

結論から言うと、絶対に失点をしないことである。「おいおいバルサがそんな弱気で、勝つ気がなくて戦うのか」とあなたは反論したいはずだ。

もう一つここには重要なことがあって、アトレティコの選手を疲れさせるためのパス回しが必要になってくる。これが最大の肝になる。バルサと対戦する時のシメオネのアトレティコは頑張って守備をする分、後半の70分ぐらいには疲れが見え始め、カバーリングとプレスが遅れ始めて、チーム全体のラインが下がる試合展開がほとんどである。

この時間帯からは今までのバルサも、いくつかのチャンスを作ることに成功している。今回の試合でも70分ぐらいからチャンスが自発的に生まれてくるはずだ。そこで1点を奪って勝つということが最大のミッションになる。

こんな理想的な試合展開にはならないだろうが、アトレティコに点さえ与えなければ、試合終盤にバルサにチャンスがいくつか生まれるだろう。

よって今回の対戦での注目ポイントは、バルサが失点しないことと、アトレティコの選手を早い時間帯で疲れさせることである。弱気に感じるかもしれないが、今出来るバルサのベストな勝利する為の選択のはずだ。

バルサのスタメンはシャビの怪我の状態でどうか分からないが、中盤の1枚にラキティッチが入るだろう。3-4-3の場合、アウベスとアルバに代えて、ペドロとバルトラが入るだろう。アウベスが出たらそこを狙われそうなので、3-4-3が面白い決断になりそうだが。まぁたぶん無難に4-3-3で来るだろう。

私の予想スタメンは、

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

欠場想定選手

ベルマーレン(怪我)、マテュー(怪我)、シャビ(怪我)

バルセロナの注目選手

MFブスケッツ(攻守でバランスをとる必要がある。攻撃では縦に速いピンポイントのパスを通す必要がある。また、守備では相手のカウンターを止める為にも中央を開けずに相手の攻撃を早くつむ必要がある)

FWメッシー(シメオネのアトレティコから点を奪ったことはないバルサの絶対的エース。いつものように動かないと、ただ下がってボールをもらうだけの展開になるだろう。やる気MAXを期待)

FWスアレス(数は少ないだろうがシュートチャンスは数回はあるだろう。その数少ないチャンスを決めてほしい。ボールに触れる機会も限られるであろうから、集中を切らさずチャンスを待ち続けてほしい)

FWネイマール(中央を固めるであろうアトレティコをどれだけサイドで崩せるかが鍵になる。アルバとイニエスタと連携してキレているドリブルを活かしたい)

アトレティコ・マドリードの注目選手

DFゴディン(最終ラインをまとめるディフェンスリーダー。1対1の強さ、カバーリング、読みなど、どれをとっても一流の能力がある)

MFコケ(中盤ならどのポジションでもプレーできる万能のMF。プレースキック、パス、ミドルシュート、飛び出しに警戒する必要がある)

MFアルダ(アトレティコの攻撃の中心選手。世界的にネームバリューはないかもしれないが、前線なら何でもできる選手。サイドで攻撃の起点を作られると厄介である)

FWグリーズマン(シーズン序盤はアトレティコに馴染むのに時間が掛かったが、最近は本来の実力を発揮している。高い得点力とチャンスメイクに警戒)

ピッチ外でうるさい最近だが、そんな事は忘れて全力で応援したい。直接対決なら世界のチームの中で、今もっとも戦いたくない相手である。

完勝は考えずに1点差の勝利を期待したい。首位のレアルについていくチームを占う意味でも勝ちたい試合である。

 
 

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