リーガ第19節 1/18 デポルティーボVSバルセロナ 試合前の注目ポイント
リーガ第19節(日本時間1/18日曜日の27時キックオフ)で、デポルティーボ(リアソール)と対戦する。
リアソールでのデポルティーボの試合と聞いて、勝つのが困難な試合と思って間違いない。スーペル・デポルという愛称で一時代を築いたデポルを思い出すのは、ネガティブなバルサファンである私だけだろうか。最近の試合でも勝つには勝っているが、苦労して勝っている試合が多い。
デポルティーボのシステムは恐らく4-5-1であり、中盤を厚くしてバルサに簡単にボールを持たせてはくれないだろう。デポルのファンは熱狂的で、その熱が選手に伝わり激しい当たりを何回も見ることになる。
攻撃ではサイドの選手を起点として、サイドからのクロスやカウンターが主になるだろう。難しいスタジアムでありセットプレーは観客の声援で、プレッシャーがいつもの倍ぐらいかかってくる。
対するバルサはボールを保持し、相手に攻撃のチャンスを与えてはいけない。観客の声援が大きくなると、バルセロナのピンチはもう目の前だ。
先制点をデポルティーボに与えると歓声がより一層大きくなり、デポルの選手が120%の力が出そうなので、先制点を絶対に与えてはいけない。
自分達のゴールに近づかせない為にも、なるべく相手のエリアで試合を長く進めたい。この試合はデポルの出方によって、試合の行方は大きく変化すると思われる。
ほとんどのチームのようにある程度下がってプレスをかけてくれば、バルセロナ的には楽に試合を進めれるだろう。ボールを相手陣内で回すことが楽に出来、メッシーやスアレスの個人能力が大きな差を生み出し、ピンチのシーンは少なくなるだろう。
バルセロナ側が嫌なのは前から激しくプレスをかけてきて、ボールの保持も困難になることである。この戦い方だとバルサに単発的にチャンスは訪れやすくなるだろうが、デポルにもチャンスは何回か訪れるだろう。
この試合の注目ポイントは、デポルの出方によってバルセロナの苦労の度合いが変化することである。後ろに亀のように引いてくれるのがバルサ的には楽になるだろう。
この試合のスタメンの選手は容易に予想ができる。国王杯のエルチェ戦で出場していない選手を挙げれば、自ずと全部埋まる。ネイマールだけは足の怪我の大事をとってベンチからのスタートとなり、途中出場になるだろう。
私の予想スタメンは、
GKブラボ
DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ
MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ
FWメッシー、スアレス、ペドロ
欠場想定選手
ベルマーレン(怪我)、シャビ(怪我)、マテュー(怪我)
バルセロナの注目選手
DFアウベス(前節のアトレティコ戦と同じパフォーマンスを期待したい。あのレベルが継続して出来るなら、来季の契約は間違いなくバルサ側からオファーがあるだろう)
MFラキティッチ(中盤では激しいボール争いにより、肉弾戦になると予想している。その中で相手に競り負けず、マイボールに数多くしてほしい)
FWメッシー(前節のアトレティコ戦ではコンディションとモチベーションが満足できるレベルであった。この試合ではモチベーションは少し落ちたとしても、コンディションは持続していることに期待)
デポルティーボの注目選手
DFシドネイ(デポルのディフェンスリーダー。真ん中でディフェンスラインをまとめていて、対人にも強い)
MFメドゥニャニン(攻撃力のある中盤の選手。長身でテクニックがあり、当たりにも強い)
FWクエンカ(バルサカンテラ出身選手である。サイドでのドリブルや、テクニックに注意)
リアソールというほとんど良いイメージがないスタジアムの試合となるが、アトレティコとエルチェに内容良く勝った流れを止めない為にも勝利したい。
難しいアウェイの試合でも勝てるという証明にもなるので、良い内容の試合を期待したい。
国王杯のアトレティコ戦が脳裏にちらつくが、もし勝てなかったらまたバルサの周辺がクライシスに陥るのは間違いないだろう。