《質問》バルセロナがCLで本命になるには何が足りない?

コメント欄に質問があったので回答したいと思います。

『質問です。

バルセロナがCLで本命となるためには具体的に何が足りないとお考えですか?

またそのためにはどうするべきなのでしょうか?

フロントはグリーズマンなどのクラック獲得による復権を目指しているようですが、何かそれだけで解決するような問題とは思えません。。。

他の質問や記事と重複するような内容となるかもしれませんが、回答していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。』

貴重なコメントありがとうございます。コメント欄は記事の下部にあります。質問・疑問点だけでなく、思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。

ちなみに質問は重複していませんよ^^

 

見解・回答

1で「レアル・マドリーとバルセロナで比較した時に足りないものが見えてくる!?」

2で「オーソドックスな強さ or バルサスタイルの独自路線を極めるか」

3で「まとめ」

について書いています。

 

1、レアル・マドリーとバルセロナで比較した時に足りないものが見えてくる!?

・2連覇中のレアル・マドリーにあってバルセロナにないもの

現在のバルセロナはCLの優勝候補の1チームでありますが、本命と言えるほどの力があるかは確かに疑問がつきます。

メッシの存在だけで本命と言えないこともないですが、メッシを抑えられたとき、メッシ不在のときはチーム力がダウンし、完全に本命ではなくなりますね^^;

そこで現在CL2連覇中のレアル・マドリーを考えていきます。

近年レアル・マドリーはリーガでは成績が良くなくても、CLでは好成績を収めています。

バルセロナはリーガでもCLでも成果は出せていますが、最近はCLではレアル・マドリーより劣っている感は否めません。

このライバル関係の2チームの選手力に差はほとんどなく、シンプルな戦力に差があるということではないと思います。

 

リーガでは「シーズンを通した安定感の強さ」

CLでは「直接対決時に相手を倒す強さ」

と考えています。

バルサと比べてレアル・マドリーは、この対策をしてここをつぶせば勝てるチームではないと思います。

レアル・マドリーのCLでの強さはチームとしての引き出しの多さが、違いを作っているのではないかと推測しています。

 

・バルサ対策はスペイン国内だけでなく欧州に広まっている

バルサの攻撃を防ぐために相手は「前線からのプレッシング」

バルサの守備を崩すために相手は「バルサを自陣に下げさせた守備に専念させる」

とバルサ対策では大きく2つが挙げられると思います。

 

これをまとめると「バルサ陣地で試合を進めればバルサに勝てるのでは?」と考えることができます。

これはほぼ正解で、僕が相手を押し込んでプレーすることを求めているのは、バルサが負ける確率が下がるからです。

そして現在ではインターネットの普及によりバルサの試合はどこでも見られますし、分析もより詳しくなってきています。

バルサ対策はリーガだけでなくCLでのライバルチームにも完全にばれており、バルサはこのバルサ対策に苦しんでいます。

リーガでは選手の戦力差の違いで勝利できても、CLの均衡した戦力差ではこれで敗戦する確率が高い^^;

バルセロナは戦い方がほぼ1つで、それを対策されれば為す術がなく、逆にレアルは戦い方を対戦相手によって変化させるチームで、チームとしての引き出しの多さがバルサには足りていない部分だと思います。

 

 

2、オーソドックスな強さ or バルサスタイルの独自路線を極めるか

・オーソドックスな強いチームを目指すのか

CLで勝つためには「引き出しの多さを増やせばいいのか」と考えることができ、現在のバルベルデバルサは引き出しが少しずつ増えてきています。

システムの変化、バルサスタイルに固執しないロングボールも活用した戦い方の2つが、今シーズンは増えた印象です。

システム変更はOKですが、ロングボールを使うのはあまりバルサスタイルではありませんね。

相手の前からのプレッシングに屈して仕方なくロングボールを蹴っているというのが実情で、本当はやりたくないけど勝つためにやっているのだと思います。

“バルベルデ監督がバルサを普通の強いチームにした”と何度か書いてきましたが、相手のバルサ対策に簡単に屈して違う戦い方をすることがこれを表しています。

ある意味オーソドックスなそこらのチームと同じことをしており、バルセロナはいつまでもバルセロナですが、バルサスタイルとは言えないですね。

 

・バルサスタイルを追求して困難な道を選ぶのか

バルサスタイルを追求すれば、これからも相手は完全にバルサ対策をしいてバルサを苦しめてきます。

バルサスタイルは「ショートパスを基本としたポゼッションサッカー」で、どうしても引き出しの多さという点では少なくなります

引き出しの多さを増やすのではなく、自分たちのスタイルを追求して相手のバルサ対策を凌駕する戦いができれば道は確実に開けます。

これが最も困難な道だと思いますが、メッシ世代が30代に入り、そろそろバルセロナもスタイルを維持するか考える時が来ています。

僕が考える進むべき道はこの「バルサスタイルの追求で勝利を狙っていく」ですが、やはり勝てないと厳しいというのもわかります。

オーソドックスなチームにするのか、バルサスタイルを追求するチームにするのか、現在はどっちつかずのチームという印象があり、どちらか片方に寄せた方がいいと思います。

 

 

3、まとめ

・バルセロナには直接対決時に相手を倒せる強さが足りない

・引き出しを増やすのか、バルサスタイルで進むのか、どちらかを選ぶとき

 
 

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