個人技頼みのサッカーの何が悪い!!!
公式戦11連勝を飾り絶好調中のバルセロナは、レバンテ戦のようにチームの多くの選手が勝利に貢献している。特に日頃試合に出ていない選手達のモチベーションは、プロの鏡のように今シーズン常に素晴らしい。
しかし勝利の大部分で貢献しているのは、前線の3選手の南米トリデンテによるものが大きいのは事実である。
このブログでは、この3選手に頼りすぎた場合のデメリットなどマイナス要素を取り上げてきたが、今回は個人技頼みのサッカーでの勝利は決して悪くないというテーマです。
■ 目次
ビッククラブのほとんども個人技頼みのサッカーだ!
現在のバルセロナには決定的な選手にメッシー、スアレス、ネイマールの3人が挙げられる。イニエスタやシャビのような頼れる選手もいるが、勝負を決める選手という点では前述の3人が正しい。
カウンター、ドリブル、スルーパス、シュートなど攻撃の大部分で正確なプレーができ、得点に絡む嗅覚も高い選手である。
他のチームで簡単に挙げると、(選手は個人的見解なのでご勘弁を( ̄▽ ̄))
レアル・マドリードならロナウド、ベイル
チェルシーならジエゴ・コスタ、アザール、セスク
PSGならイブラヒモビッチ
ユベントスならピルロ、ビダル
バイエルンならロッペン、リベリ
これらの選手はそれぞれのチームに欠かせない選手であり、試合で不在になると攻撃力がガクッと下がる選手だと考えることが出来る。
言い代えれば、この選手達がいないと対戦相手との違いを作ることが困難になることである。
ビッククラブには各チームにそういう選手が数選手いて、その選手がいないとビッククラブチーム同士での勝負になると勝つのは困難になる。
違いを作る選手の能力を最大限に活かすのが勝利の近道であり、そういう点ではどこのチームでも個人技頼みのサッカーだと言える。
メッシに頼って勝利しているのは事実
日本ではサッカーはチームスポーツだから、選手一人一人の力を合わして勝利するのが美徳とされている。言い代えれば、個人に頼ったサッカーをするチームを嫌う人は多いように感じる。
しかし現実問題、優れた選手がいればその選手に頼って勝つというのは問題にはならない。
相手の弱点をついて勝利するのと同じように、自分達のストロングポイントを活かすのは勝負の世界では常識である。
チーム力は選手個人の能力に比例することがほとんどである。戦術や戦略をどれだけたててもチーム力で劣っている場合、勝利するのは困難になる。
バルセロナの場合は圧倒的に選手の個人能力が高いチームである。だから勝利出来ているのが現実である。特にメッシーの存在はチーム力に大きく影響する。
「メッシーがいないとバルサは弱い」と、バルサが嫌いな人は言うだろが、そんな人には多少の皮肉を込めて「メッシーに頼って勝利して何が悪い」と言い返したい。
バルサのカンテラ出身だからとかではなく、メッシーがバルセロナに所属していることこそが真実であり、その強い時代を存分にバルサファンには楽しんでほしい。
去年まではメッシとネイマールの個人技頼みといっても仕方ない状況でしたが、今はむしろチーム全体が機能していますね。
昨シーズン終盤はどんどん攻撃が貧弱になっていって見ているのも苦痛な状態でしたが、今は攻撃のバリエーションがどんどん増えていって試合を見るのが非常に楽しいです。
ビッグマッチではトリデンテの起用は不可避でしょう。
自陣を固められる展開に苦戦してきたのが過去3年間のバルサですから。
怪我ばっかりは不安な要素ですが、今のバルサはビッグクラブの中では怪我人が少ない方かと。