途中交代(マテュー、シャビ、ペドロ)で勝利を掴め!
苦戦という言葉がぴったりと当てはまりそうなセルタ戦で勝利をもぎ取ったバルセロナ。
4月に入ってルイス・エンリケ監督が言うように、「内容より結果が求められる」状況になってきました。
4月に入ってここからはローテーションの機会も少なくなりそうです。GK、CB、CHの所以外はローテーションされることが少なくなるだろう。
今回は、スタメンのローテーションは少なくしても試合中の選手交代で勝利を手繰り寄せるというテーマです。
■ 目次
仮スタメンを考えたら使うメンバーは絞られる
4月からは1つの敗戦がタイトルに直結される状況になります。
これまでの8月からの戦いを無駄にしない為にも、タイトル獲得を考えたら勝利しなければいけない試合は山のように訪れる。
そこでスタメンはほとんど固定されるだろう。代わりに出る選手はシュテーゲン、マテュー、ラフィーニャ、シャビ、ペドロの5人にある程度限られてくる。
GKブラボ(シュテーゲン)
DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ(マテュー)、アルバ
MFブスケッツ、ラキティッチ(ラフィーニャ)、イニエスタ(シャビ)
FWメッシ、スアレス、ネイマール(ペドロ)
ここからはチャンピオンズも勝ち続けたら、ミッドウイークに試合があることが6週連続で続くことになる。セルタ戦も含めれば、リーガ第37節のアトレティコ戦まで13連戦になる。中二日、中三日の試合がずっと続く。
スタメンの選手は上記でローテーションして回していき、スコア的に余裕が出来れば速い時間帯で選手を休ませることが重要になりそうだ。
苦戦する試合で鍵になるマテュー、シャビ、ペドロ
セルタ戦同様ここからは対戦相手も残留、ヨーロッパリーグ圏内、チャンピオンズ圏内など直接的な目標に向かってチームがより団結して試合に挑んでくる。
ここからは選手交代も重要な局面を迎えることが増えてくる。これまでのエンリケバルサの途中交代を考慮したら、大きく3つの交代が対戦相手に有効な途中交代になります。
1、CHを1枚下げてマテュー投入、ダブルボランチ気味で守備固め
1つ目が、試合終盤リードをしている状況で残り時間を失点せずに逃げ切りたい状況で有効な交代。
センターハーフを1枚下げてバックラインにマテューを途中交代で入れ、マスチェラーノとブスケッツのダブルボランチ気味で守備力を強化すること。
高さやフィジカル的にも強くなり、中央のピケ、マテュー、マスチェラーノ、ブスケッツの4人を守備にある程度専念さしたら、相当強力な守備組織が構築される。
これまでも大事な試合では残り15分ぐらいから何度も使われている手法。
2、中盤の構成力と支配力を高めるシャビの投入
2つ目は、セルタ戦のように試合を支配できずに攻撃するのに苦労しているときに有効な交代。
センターハーフにシャビを投入することで中盤のパスワークを円滑にし、攻撃力を強化すること。
バルサとの対戦相手はバルサがボールを普通の試合より長く持つ分、走る距離が長くなり疲れが見え始めるのも早い。
その時間帯にキープ力、機敏な動き、パスの名手であるシャビを投入することは対戦相手からボールの主導権を握ることと、試合の主導権を大きくバルサ側が握ることになる。
試合終盤にボールを保持し、逃げ切ることもできる。
3、プレスの強化とカウンターを強化するペドロの投入
3つ目は、勝っている全ての試合で有効になる前線のプレスと速攻を高めるのに有効な交代。
前線のネイマール、スアレスの所に代えてペドロを投入することで、試合終盤の疲れている所に運動量とスピードがもたらせる。
得点が欲しい前掛かりな対戦相手の裏を突くことが出来るペドロであり、試合終盤の攻守にわたり強化につながる。
南米トリデンテを休ませることも考慮出来、ここからは勝っている全ての試合で採用してほしい途中交代の1つ。
他にも有効な途中交代はあるだろうが、上記の3つより試合の流れを大きく変える有効な途中交代は現在はないだろう。ローテーションを含め、連戦が続くこの大事な時期のルイス・エンリケの選手采配にも注目したい。