１５／１６シーズンのバルセロナの選手構成は！？

バルサのカンテラ出身でもあるデウロフェウのエバードンへの完全移籍（６００万ユーロ）がほぼ確実に進められているらしい。その次にはバルトラが移籍を希望かというニュースが流れだした。

バルトラは契約条件（２年間で５０試合以上出場しない）で契約解除金が２５００万ユーロから１２００万ユーロになるのを自分で告白したらしく、「バルサでの将来が見えない」発言からも移籍を検討しているのは間違いないように思える。

今回は「１５／１６シーズンのバルセロナのメンバー構成はこれしかない」というテーマです。少しテーマ的には早い気もするが、バルトラを絶対に残留させる為にもこのメンバー構成がベストになるように感じる。

２１人の少数精鋭で様子を見る

まずはメンバー構成から。（）は後半戦からの加入選手。

GK：ブラボ、シュテーゲン、マシップ

右SB：アウベス、（ビダル）

右CB：ピケ、バルトラ

左CB：マスチェラーノ、ベルマーレン

左SB：アルバ、マテュー

DH：ブスケッツ、セルジ・ロベルト

右CH：ラキティッチ、ラフィーニャ

左CH：イニエスタ

右WG：メッシ、ペドロ

CF：スアレス

左WG：ネイマール、デニス・スアレス

来季の加入選手：ビダル、デニス・スアレス

今夏の放出選手：モントーヤ、ドウグラス、アドリアーノ

今夏の補強禁止処分もあって冬まではビダルの登録は出来ないが、前半戦は２０人で乗り切るしかない。様々な所が出来る選手が多くいるので、選手を回し起用すれば戦っていけるはずである。

怪我人やこれからの獲得の経過にもよるが、冬の市場では足りないと感じた所を補強しながら、来季の後半戦のメンバー構成をする事になるだろう。

冬の市場で最低２人は獲得して欲しい

勝手に後ろの選手をスッキリさせて２人体制を作りはしたが、前の５人の層は尋常ではないぐらい薄い。ベンチに座るのがラフィーニャ、デニス・スアレス、ペドロの３人しかいない。セルジ・ロベルトやビダルを高い位置で起用することも出来るが、それでも少し頼りない感はぬぐえない。

前半戦はそこまで重要な局面での試合は決して多くないので、セルジ・ロベルト、ラフィーニャ、デニス・スアレスの３人はここが大きなアピールポイントになる。もしこの２人で満足いかないと判断すれば、冬の市場で派手に動くバルセロナという状態になるだろう。

噂されているポグバは今夏で話をまとめない限り冬での加入はないと思うが、中盤に即戦力が１人欲しいのは間違いない。また、それよりも前線の選手の層の薄さは気がかりになる。もし南米トリデンテの１人でも長期離脱すると、替えの選手自体がいない状態になる可能性が出てくる。

前線で良い選手がお手頃値段で売りに出されているわけでもなく、それが冬の市場なら尚更である。ここは来シーズンの経過次第で、他のチームで出場機会の少ない選手を半年のレンタルで獲得するかもしれない。怪我人が出ない場合は特に動くことはないかもしれないが。

前半戦は若手の為の時間、カンテラ色が減少傾向

少し話題を戻してバルトラ問題にするが、前半戦は積極的にローテーションを取り入れバルトラ、セルジ・ロベルト、ラフィーニャ、デニス・スアレスのカンテラの選手達を成長させる時間を確保するのが最も大事になる。

後半戦に向けて選手層を厚くするためにも、前半である程度使える目処を立たせる必要がある。前線では今シーズンのムニルやサンドロのように、カンテラから何人か引っ張ってきても良いかもしれない。

カンテラ選手がどんどん移籍する今の現状を改善しなければ、バルサのカンテラ色はどんどん消えていくだろう。カンテラにも補強費用を多く使っているバルセロナでは、それは避けたい自体である。

補強は決して悪い選択ではないが、バルサファンにはカンテラ選手が多く在籍するチーム作りを誇りに感じている人は多いに違いない。ファンの期待に応えるという意味でも、この願いを叶えるべく動いてほしい。これはもはや身勝手な願望でしかないが。