どうやって起用する? ゴールキーパー(GK)問題

今シーズンもスタメンの中で最も難しい選択になるのが、最後尾のGKだと感じられる。プレシーズンに休暇を切り上げて11日早く合流したシュテーゲン、プレシーズンに最後に合流したブラボ、今度のヨーロッパ・スーパーカップではシュテーゲンのスタメンは間違いないだろうが、その後の起用は悩みのタネになるのは間違いない。

今回は「今シーズンのGKの起用方法はどうなる?」というテーマです。

今シーズンも分け合う起用方法でいくしかない

シュテーゲンとブラボ、バルサファンからしたらどちらがゴールマウスの前に立っても、安心して見られるのは間違いない。能力に少しの良さ悪さがあっても、正直なところどちらでも問題ナシという状況である。

やはり一番争点が当たりやすいのが、年齢の問題である。ブラボ(32)とシュテーゲン(23)では将来的に見た場合、どうしてもシュテーゲンの起用を優先させたくなるのがファン心理かもしれない。

しかし、ブラボにもこれまでの活躍によるプライドと意地もあり、第2GKの座を「はい。そうですか」と納得させるのは不可能だろう。ブラボの実力は確かであり、経験豊富なGKを起用して後方が安定するのも確かなことである。

ファン心理ではシュテーゲン寄りかもしれないが、実力ならほぼ拮抗していると言える。どちらを起用しても片方からの不満は消えないだろうし、今シーズンもある程度何かの振り分けをしながらの起用になりそうである。

特長を活かしたホーム&アウェイで分けるのは?

ここからは勝手な自分の提案になるが、ホームとアウェイの試合でGKを変更するのはどうだろうか。昨季までのリーグ戦、国王杯とチャンピオンズの分け方では、どうしてもカップ戦の方が出場数が少なくなる。

そこで結論から言うとホームではシュテーゲン、アウェイではブラボの起用を基本とする。この理由には、ホームの試合では相手を押し込む展開が多くなり、最終ラインの裏をカバーするのにブラボよりシュテーゲンの方が足元のさばきが上手い。また、位置取りがシュテーゲンは常に攻撃的で前目なので、ディフェンスの裏へのカバーも心配はない。

アウェイでのブラボの理由は、アウェイの試合ではどうしてもホームの試合よりシュートを喰らう数が多くなる。また、相手を押し込めずにゴール前の守備の回数が多くなる傾向があり、コーチング含め安定感抜群のブラボの方が、シュートストップやハイボールの処理に安心感がある。

悪い点としては、ホームの試合のシュテーゲンのセービング回数がブラボより絶対数で少なくなると思われる。その為セービングの面でシュテーゲンの成長が伸びにくいかもしれない。また、ホームとアウェイでGKを完全に分けることで、カンプノウに来るバルサファンはブラボの勇姿を見れないことが問題である。

均等配分を考えるとこの結論しか自分では思いつかないが、ルイス・エンリケは今シーズンも恐らく昨季と同様にリーグとカップ戦で2者を分けるのであろうな。選手全員を出場の面で満足させるのは無理だと分かっていても、選手の出場したい要望につい応えたくなってしまう。リーグ戦が始まる8/23が、GK問題の第1の結論としても注目である。

 
 

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