後半戦で選手一人一人に求められる役割① GK、CB編
後半戦に向けて上昇気流に乗りかけているバルセロナであり、チームとして一致団結してきている中で選手一人一人に対して求められる役割についてのテーマです。今回はゴールキーパーとセンターバック編です。
ルイス・エンリケの今までの起用方法から考え、後半戦は恐らくこの順位付けと起用方法になるという予想であります。
ポジション別に上位に表示している人ほどチームにとって重要な存在にしています。年齢は2015年1月21日のものです。
■ 目次
GK(ゴールキーパー)
1、クラウディオ・ブラボ 31歳
チームのナンバーワンゴールキーパーとして安定したプレーが求められる。特にリーグ戦では全試合出場になる。また、バックラインの裏のスペースを埋める為にも飛び出しが何度も重要になる。セービング機会は少ないバルサのキーパーだが、90分間集中したプレーが求められる。ベテランとしてキーパーのまとめ役としても重要な存在になる。
2、テア・シュテーゲン 22歳
主にチャンピオンズと国王杯での出場になる。ここからはホーム&アウェイという1つのミスが敗戦の原因になるかもしれない重要な状況でのプレーになる。しかし、まだ若い選手でもあり将来のバルサのゴールマウスを守ってもらう意味でも、おもいきったプレーをしてくれればよい。瞬間的な反射神経ならキーパーの中で1番だが、経験やキャッチングや飛び出しやハイボールの処理などの総合力でブラボに少し劣る感はある。これからの成長に大いに期待したい。
3、ジョルディ・マシップ 26歳
正直出番のチャンスはほとんど訪れない。カップ戦でもシュテーゲンが出場するので試合には出ないが、明るい性格とカンテラ育ちということでキーパーのムードメーカーとして期待。練習中のマシップは重要な存在である。また怪我人が出ることもあるのでその為にしっかり準備してほしい。
ゴールキーパーのこの序列は、今シーズン中に変化することはないだろう。だから、自分の出番の時に安定したプレーを期待したい。心配な部分が少ないブラボとシュテーゲンなので、あとは怪我のないように幸運を祈るだけだ( ̄▽ ̄)
CB(センターバック)
1、ハビエル・マスチェラーノ 30歳
今やバルサの後方にいなくてはならない存在である。チームの状況ではボランチとしての出場も十分に計算できる選手。出足が早く敏捷性に優れており、読みと激しいタックルで最終ラインのカバーリングとして重要な存在になる。ここからの重要な試合ではほとんどの試合に出場してもらいたい。また、その男前の人格から影のキャプテンとしてチームのまとめ役にも期待。
2、ジェラール・ピケ 27歳
もしかしたら、えっ!?と思ったクレもいるかもしれない。しかしバルサが世界のトップクラスに君臨する為には、この選手の活躍なくして考えられない。スピードというバルサのディフェンスで重要な部分が心配だが、そこは読みとポジショニングである程度カバーできるレベルの選手。高さやボールの配給という所で大いに期待。チームの若旦那ではなく、バックラインの中心選手としてバックラインを統率する活躍に期待したい。
3、ジェレミー・マテュー 31歳
ピケではあまりにもスピードで心配な時に大一番で出場する。また、高さで不安な時にもサイドバックのアルバの代わりとして出場することにもなる。高さとスピードと当たりの強さがこの選手の最大の売りになるので、チャンピオンズの国外の強豪の対戦相手の時の活躍に期待。左サイドバックのバックアッパーのアドリアーノがイマイチな所もあるので、アルバを休ませたい時にサイドバック起用も多くなるかもしれない。
4、マルク・バルトラ 24歳
ルイス・エンリケの評価では4番手のセンターバックになる。将来性を考えれば一番期待できる選手だと思うが、これから先の大事な一戦では出番はほとんどない。むしろ間に入るリーグ戦で出番は訪れる。マスチェラーノ、ピケ、マテューの3人に比べたらどこか特徴のないイメージを持ってしまう。今シーズン出場している試合ではプレーは安定しているので、継続は力なりでこのまましっかり練習して成長してほしい。
センターバックの序列に大きな差はなく、正直4人の誰が出ても特に問題はない。1番手がマスチェラーノで、相手チームの特徴に合わせてピケとマテューを使い分け、バックアッパーとしてバルトラ。これがルイス・エンリケのセンターバックの後半戦の起用の方法になる。