22/23シーズン、バルセロナ各選手に期待すること(MF編)
今回は前回の続きで
22/23シーズン、バルセロナ各選手に期待すること(MF編)
について書いていきますね。
MF:ブスケツ、ニコ、ピアニッチ、ペドリ、ガビ、デ・ヨング、ケシエ、パブロ・トーレ
DH:セルヒオ・ブスケツ
今シーズンで契約が切れてしまう
バルサの第1キャプテンであるブスケツ。
契約延長するとしてもシーズン終盤や
シーズン終了後に判断すると予想され、
ブスケツ自身はシーズンと試合に集中しています。
ブスケツに今さら言うことはなく、
レベルの高いパフォーマンスを維持して1試合でも多くの試合に出場することを期待。
ブスケツがいるかいないかで
チームのパフォーマンスは大きく変わるので、
大事な試合ではブスケツにドンと頼りますよ^^;
将来のアンカーはニコになりそうなので、
ニコが試合に出場した後に
どんどんアドバイスと助言を送ってニコの成長を助けてほしいですね。
(もうブスケツはしてると思うけど^^)
DH:ニコ・ゴンザレス
昨シーズンはインテリオールでプレーしていましたが、
今シーズンはアンカーでの起用が増えそうなニコ。
選手の序列の位置はブスケツの控えと明確ですが、
ブスケツを休ませるということでかなりの出場機会は訪れるでしょう。
バケンジはニコの現状のレベルではアンカーより
インテリオールの方がチームのためになると思います。
しかし、プレシーズンマッチのパフォーマンスをみる限り
アンカーを試してもいい段階なのかなと考えなおしました。
まだ状況判断のミスや最善な判断ができなかったり、
ポジショニングや動き出しなどタクティクス面に問題も。
ニコにはかわいそうですが
基準がどうしてもブスケツと比べてしまうので
ハードルが高すぎるので粗が目立ってしまいますね。
そんなニコには
ブスケツ不在時の影響力を少しでも減らすミスの少ないパフォーマンスを期待。
プレシーズンマッチでも悪いボールロストが数回みられましたが、
大きなミスを減らすというのが今シーズンに期待すること。
いきなりプレーが大幅に改善するとは思いませんが、
アンカーとしてやってはいけないミスは少なくしないと。
毎試合ニコが出場すると数回の危険な状況を
自身で招いてしまうのはアンカーの選手としては致命的です。
ニコのアンカーとしての完成形は
数シーズン先になると思いますが、
少しずつ成長して今シーズンは
状況判断という部分で特に成長してほしいですね。
プレシーズンの練習風景を動画でずっとみていましたが、
ニコがチームで一番集中していい練習をしているようにみえました。
ニコのモチベーションとハードワークぶりに
とても好印象を受けたので特に活躍してほしい選手ですね。
DH:ミラレム・ピアニッチ
アメリカツアーに参加したものの
アメリカツアーの試合では出場機会が訪れていないピアニッチ。
プレシーズンマッチ初戦では45分間の出場機会を与えられました。
そのパフォーマンスでシャビ監督も戦力の
ひとりとして考えなおしたというニュースもありましたが、
ここにきて2試合連続起用がないということは戦力外なのかも…
CFにレヴァンドフスキやオーバメヤン、
WGにランニングのできるファティやハフィーニャやフェラン
がいればピアニッチの浮かしたロングスルーパスは
普通に考えればかなりの武器になると思うんですけどね。
シャビ監督はその一発のパスに賭けるよりも
パスをしっかりつないでFW陣やインテリオールの選手の
攻撃力を信じているのかもしれません。
シャビ監督がもしピアニッチを起用するなら
縦に鋭いパスを通してチャンスメイクすることを期待。
戦力に数えられていないなら出場機会を得るべく移籍を、
ピアニッチの年齢やレベルなら求めるべきです。
ピアニッチとアルトゥールのトレードに近い形の移籍は
両者ともに活躍できずに厳しい立場になりましたね…
得をしたのは財政上FFPに引っ掛からないようにしたバルサとユベントスだけに。
CH:ペドリ
昨シーズンは負傷の影響で
十数試合しか出場できなかったペドリ。
昨シーズンのリーガの出場した11試合で
チームは9勝2分というデータが残っており、
ペドリはチームに欠かせない存在に。
そういえば昨季の後半戦チームの調子が上がった時は
ペドリがいて下がった時はペドリがいなかったですね。
ペドリは19歳ながらチーム力に大きな影響を及ぼし、
さらに個の力でもチャンスを作れる貴重な存在。
今シーズンのバルサが勝ってタイトル獲得するならば、
ペドリの存在なくしてありえないと思います。
頭の賢さというタクティクス面で抜ける存在で、
ボールコントロールや体の使い方というテクニカル面もあり
強さはないですが走れるというフィジカル面もある。
すでにクラック手前の存在になっているペドリには
怪我なく試合に出場できるコンディションを維持することを期待。
バルサ1年目は若いということでかなり無理して
試合に出場して昨シーズンの2年目をほぼ棒にふることに。
ペドリ自身も今まで以上に体をケアしているでしょうが、
コンディション次第ではシャビ監督に
「この試合ではスタメンを外してほしい」
と直訴してもいいんじゃないですかね。
それだけペドリがピッチに1分でもいる時間が大切で、
特に大事な試合ではペドリはピッチに立っていてほしい。
若い選手でペドリも試合に出場したがる選手なので
選手自身が難しいのならテクニカル陣営には
ペドリを休ませるところはしっかり休ませるべきです。
まだクラックの存在とは言わないですが、
ブスケツ同様にペドリにはピッチに少しでも長く立っていてほしいですね。
これがバルサの勝利に大切なことですから^^
CH:ガビ
昨シーズンにバルサで最もブレイクした選手で、
今夏は契約延長問題でいろいろあったガビ。
16歳でバルサの公式戦トップチームデビューをし、
ペドリ不在もあって昨シーズンはバルサのスタメンに定着。
スペイン代表ではルイス・エンリケ監督から溺愛され
インテリオールでは一番手という立場に。
(これもペドリ不在の状況ですけど)
契約延長の話がなかなか進みませんでしたが、
18歳になると同時に長期契約をするということでまとまったもよう。
(スペインでは18歳未満の選手は3年を超す契約は出来ないとか)
今シーズンのガビがインテリオールでスタメンなのかは分かりません。
しかしプレシーズンマッチのパフォーマンスは素晴らしく、
昨シーズンよりプレーはさらに磨きがかかったようにみえます。
スペイン代表でプレーして自信と成長を手にしたのかも。
ペドリの相方はその時のコンディションと
対戦相手によってぐるぐると回されるでしょうが、
シャビ監督の評価はインテリオールの2番手はいまガビのように思えます。
そんなガビには
プレー精度を上げてよりチャンスメイクできる選手へと成長することを期待。
昨シーズンのガビのプレーで気になったことは
狙いはいいけどパスがずれたりとプレーの精度が低いところ。
ガビのパスなどのプレーがもう少し精度が高かったら
チャンスになったと思うシーンは多かったように感じます。
プレシーズンマッチの2試合では
精度の低さは感じさせませんでしたが、
シーズンを通したときにどれだけ
安定したパフォーマンスができるかはまだ未知数。
ガビの成長と活躍はそのままバルサのチーム力に大きく影響します。
スラムダンクの初心者・桜木花道ではないですけど、
ガビにはより成長してチームの勝利に貢献してほしいですね。
CH:フレンキー・デ・ヨング
シャビ監督になってからいろいろと
騒がれることが多くなったデ・ヨング。
昨シーズンはポジショニングやプレーの選択がバルサらしくないと言われ、
今夏はチームの財政状況もあり去就が騒がしくなっていますね。
バケンジはデ・ヨングの放出には大反対ですが、
チームの財政的に放出しないとダメなら仕方ないとは思います。
チームより優先される選手はいてはいけないですし、
噂されている年俸の高さは確かに財政に負担をかけます。
そんなデ・ヨングには今シーズンからの
年俸に関しては減俸を受け入れてチームに残ってほしいですね。
昨シーズン以前の繰り越しの給料は支払うべきだと思いますが、
今シーズンからの年俸分は減俸を受け入れてほしい。
デ・ヨングばかり言われるのは不公平なので、
他の外国人選手の高年俸の選手も
しっかりと減俸に応じてもらうという前提ですけど。
デ・ヨングのサッカー選手としての能力は高く、
バケンジとしてはバルサの中で一番とみています。
どのチームでもどのサッカーでも
どのポジションでも対応できるでしょうし、
自分の立場を冷静にみることもできて
成長スピードも異常なほど速い。
プレシーズンマッチではCB起用が続いており
今シーズンはここで起用するのか、
放出するから数の足りている中盤で起用しないのかは不明です。
しかし、デ・ヨングのCB起用は
中盤にパスを預けられない時のパスの供給源として
チームのひとつのオプションになります。
右SBで起用しても同じような仕事ができるでしょうし、
どのポジションで起用してもデ・ヨングなら活躍できるでしょう。
(みたことないですけどGKも上手かったりして^^)
デ・ヨングがチームに残るなら
どのポジションでもデ・ヨングらしさを出して活躍することを期待。
バルサのサッカーは大事ですが、
デ・ヨングは近代フットボールで活躍できる要素を兼ね備えており
デ・ヨングの動きに周りが合わせてあげる部分も必要だと思います。
デ・ヨングはそのレベルの選手で
ペドリとは違いますがクラックレベルの選手なので、
噂されている移籍金(6500+2000万ユーロ?)はバーゲン価格だとみていますよ。
最近は彼女にプロポーズしたり
家も購入したりとバルサで落ち着こうとしている、
デ・ヨング自身が大好きなバルセロナで活躍する姿をみたいですね。
CH:フランク・ケシエ
フリー移籍という超ラッキーにミランで大活躍していた
トップレベルな中盤の選手であるケシエ。
ミランでのパフォーマンスからケシエはいい選手と思っていましたし、
まさかバルサを移籍先に選択してくれたことは大感激^^
同郷のトゥーレ・ヤヤを大尊敬しているということもあり、
バルサ加入を決める前はヤヤにも相談していたようですね。
フィジカルが強いハードワーカー的にみられていますが、
1対1に強く攻撃力が高い重戦車とバケンジはみています。
ミラン時代は攻撃した後に上手くサボっていましたし、
中盤で走り回るタイプではありません。
自分のエリアやマークする選手にめっぽう強く、
そこでボールを奪う能力が高いというタイプだと思います。
そしてフリーランニングや前への推進力あるドリブルで
センスの高い攻撃からチャンスメイクするのがケシエ。
得点力やラストパスも出せるので
数字面も残せるポテンシャルがあります。
まだプレシーズンマッチをみる限り
バルサの中盤のポジショニングやどうプレーするかで
迷いがあるようにみえますが、
3試合目のマドリー戦ではかなり良くなっていました。
そんなケシエには
バルサスタイルに慣れてケシエの特徴を出してチームに貢献することを期待。
ケシエはインテリオールで起用されていますが、
もしかしたらアンカーで起用されることがあるかもしれません。
インテリオールでもゴール前の飛び出しを期待したり、
逆にブスケツのそばで守備を強化することを期待したり、
相手のストロングポイントの選手をつぶすことを期待したりと
その試合の状況によってケシエに求められる役割は変化すると思います。
その多くの役割を状況によって使いこなせるだけの
能力がケシエにはあるので、
ケシエのストロングポイントを出して活躍を期待したいですね。
CH:パブロ・トーレ
バルサだけでなく将来のスペイン代表としても
期待されているパブロ・トーレ。
プレシーズンマッチでは非凡なプレーを何度かみせ、
トップチームに帯同させても面白いと思える選手です。
しかし、バルサの中盤やWGなど選手数が揃ったこともあり
パブロ・トーレにチャンスが訪れる可能性は低そう。
予定されていたバルサBにまずは合流して
そこで試合に出場して成長しながら、
トップチームの出場機会を待つというのが
今シーズンのベストな立ち位置になります。
CKのセットプレーを蹴ったりと
すでに右足のキックは認められていますし、
パブロ・トーレの良さをチームは把握していますね。
そんなパブロ・トーレには
バルサBで成長し続けて来夏のプレシーズンで活躍することを期待。
まだ19歳と若い選手でバルサ加入1年目ということもあり、
より多くのバルサの試合に出場してバルサスタイルに慣れるという意味でも
バルサBで主力の選手になるという判断がベストだと思いますね。
GK・DF編、FW編は下部の関連記事内にあります。
いやー、ペドリはとてつもないスピードで進化してますね。ポジショニングやドリブル、パスはずば抜けていましたが、ラストパスだけでなくシュートのセンスも素晴らしくて何でもできてしまう。
だからこそ、W杯がある今季はコンディションに気を付けて使ってほしいですね。
ガビは縦横無尽にボールを刈り取り、そこからショートカウンターの起点を作ってくれますね。あとはパスなどのプレーが改善されると、前線のカウンターによる得点がもっと増えてくると思います。
フレンキーはいろいろメディアに叩かれましたが、やっぱり重要な選手ですね。スタメンで出なくても、後半にあの推進力あるドリブルで空いたスペースに入ってこられると、相手からしたらかなり嫌ですね。ビハインド時にもテンポを上げてくれるし、残ってくれてよかったなと思います。
ケシェはフィジカル枠に入れられがちですけど、ビダルやパウリーニョと違い、激しくボールを奪ったり、ゴール前に飛び込んだりはしないですね。ディフェンス時には落ち着きながら上手く身体を入れてブロックしますし、足元もかなり上手く、前者二人とは結構プレースタイルが違う印象です。
まだ出場時間が少なく、ケシェの役割や持ち味が活かされていないので、どう使うかが悩みどころです。かなりいい選手なので、個人的にはもっとプレーを見てみたいですね。
「プラッシー」さん、いつもコメントありがとうございます。
ペドリの成長スピードと成熟度には驚きですね。
成熟しているというとペドリには起こられるかもしれませんが、
20代半ばの経験豊富な選手のようなプレーぶりです。
昨季は負傷で長く離脱していたので
正直プレーレベルが以前のように戻るか心配していましたが、
それを超えるプレーレベルをみせてくれていますね。
レヴァンドフスキの加入は前線の攻撃を活性化させて
連携した攻撃という部分で大きな意味がありましたが、
ペドリが復活してプレーしてくれると中盤で圧倒的な存在感を放つので
ペドリは今のバルサで絶対に欠かしたくない選手だと思います。
ガビのファイターぶりは素晴らしく、
特にセビージャ戦でのパフォーマンスは素晴らしかったです。
(ガビはベティスのカンテラ出身だったので気合いが入っていたんでしょうかね^^)
相手のサイドバックの裏への抜け出しは素晴らしいですが、
そこからのアイデアが管理不足しているようにみえます。
単純にクロスを上げて引っかかってCKになるシーンが多く、
あそこでガビが個人でもっと出来たらバルサの得点は増えますね。
ガビは2026年までの契約延長が決まったいたのでまずは一安心ですね。
フレンキーは能力がある選手なだけに心配していませんでしたが、
ピッチに立つと様々なプレーで活躍してくれていますね。
後方からの前への推進力は素晴らしく、
相手からしたらマークが難しいのでビルドアップが苦しい時の
ひとつのオプションとして確立したといっていいでしょう。
たまにボールを持ちすぎて切り返しやターンが無駄な時があるので、
そこは改善が必要ですけどほぼ何も言うことないレベルの選手。
ケシエはもっとできると予想していますが、
あまり活躍しているとは言えないパフォーマンスですね。
ミラン時代のケシエをバケンジはかなりみていたので、
攻撃面の得点やアシストで貢献できるはずなんですけどね…
1対1の対人は攻守ともにシンプルに強いですし、
単純な守備固めや中盤にフィジカルをもたらしたいときに
ケシエ起用はいけると思います。
バイエルのようなインテンシティが高くなる試合で、
ケシエはかなり活きると思います。
(リーガではビルバオ戦などの激しい試合に起用したら面白いですね)
しかしペドリやガビやフレンキーがいれば、
その次の4番手のインテリオールになるのは仕方ないかなと…
またのコメントお待ちしております。
バルサの中盤は怪我人さえ出なければ
かなり層は厚くなった印象を受けますね。
リキ、残念でしたね..
「かずま」さん、コメントありがとうございます。
リキは持っているポテンシャルは良かったのですが、
上手く発揮できなかった印象です。
トップチームで試合に出場し始めたときには
相手のライン間でうまく受けながら
スルーパスを出したりと攻撃でアクセントをつけていました。
最近は
アンカーのそばでパスをさばくことが多く、
相手の守備に脅威になる存在になれなかったですね。
リキにはバルセロナで出場機会が少なく、
出場機会を求めてのレンタル移籍などが
いいと思っていましたが
契約年数が残り1年ということもあり完全移籍に…
詳細は分かりませんが
バルセロナ側は買戻しオプションを持っており
移籍金がかかっていないことから
買戻しの移籍金は低く設定されているのでしょう。
リキがまずは選手としてアメリカで活躍することを願い、
その時にバルセロナの中盤に必要だと考えられれば
バルサ復帰も少ない可能性ですがあると思いますね。
またのコメントお待ちしております。