リーガ第33節 4/25 エスパニョールVSバルセロナ 試合結果
■ 目次
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン
GKブラボ
DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ
MFブスケッツ、ラフィーニャ、イニエスタ
FWメッシー、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シュテーゲン、マテュー、アドリアーノ、シャビ、ラキティッチ、セルジ・ロベルト、ペドロ
選手交代
64分ラフィーニャ→マテュー、79分スアレス→ラキティッチ、87分イニエスタ→シャビ
欠場者
ベルマーレン(怪我)、マシップ(判断)、ドウグラス(判断)、バルトラ(判断)、モントーヤ(判断)
エスパニョール 監督セルヒオ・ゴンザレス
GKカシージャ
DFアルビージャ、アルバロ・ゴンザレス、エクトル・モレーノ、ドゥアルテ
MFルカス・バスケス、アブラハム、カニャス、ビクトル・アルバレス
FWセルヒオ・ガルシア、カイセド
パウ、ハビ・ロペス、フエンテス、コロット、サルバ・セビージャ、モンタニェス、ストゥアーニ
60分アブラハム→サルバ・セビージャ、70分カイセド→ストゥアーニ、74分ビクトル・アルバレス→モンタニェス
試合詳細
バルサのスタメンはほとんどベストメンバーだが、中盤にはイニエスタのパートナーにラフィーニャが起用された。
前半、試合を完全にコントロール、エスパニョールに何もさせず
エスパニョールは4-4-2でラインを下げて、チーム全員で守備をしてきた。中央を固めてサイドは緩めの守備組織である。しかし、プレスに激しさがなくボールを奪う位置が低く、攻撃することは出来なかった。
対するバルセロナはいつもの4-3-3であるが、この試合では特に切り替えの速さとボール回しにスピードがあった。集中し試合に入り込んでいる選手達は、エスパニョールが慎重に試合に入ったこともあり、試合開始から試合をコントロールする。
試合開始からハーフコートマッチで試合は進んでいく。そして、バルサに何度もチャンスが生まれた。
開始2分に、ネイマールがメッシのパスに抜け出し、パスを選択するがディフェンスにカットされた。5分にもアルバの飛び出しのこぼれ球をスアレスがヘディングシュート。ここはカシージャがファインセーブ。10分には、メッシのスルーパスに飛び出したネイマールにぴったりと合い、ループシュートはバーの上をわずかに超えてしまう。
流れを掴んでチャンスも作るバルセロナに、待望の先制点が生まれる。
16分に、メッシのスルーパスにアルバがディフェンスの裏で、ボールをダイレクトで中に折り返す。スアレスがスルーして、後ろのネイマールが落ち着いてゴールに蹴りこんだ。
この失点をしてからはエスパニョールは、ラインの設定を数メートル上げ、高い位置からでも少しだけ積極的にボールを奪いに来た。しかし、この日のバルサを止めるにはそれでは不十分だった。その後もボールを支配し、エスパニョールに攻撃させないバルサは、追加点も奪う。
24分に、イニエスタとのワンツーで裏に抜けたスアレスが中に折り返す。中で待っていたメッシがトラップして、角度のない所から狭いニアサイドをしっかり決めた。
エスパニョールは2失点後はさらに高い位置からのプレスを強化し、前線への飛び出しも増えた。ここからようやくバルサのゴールに近づくことが出来たが、シュートシーンは27分のカイセドのボレーぐらいだった。
2得点を奪ったバルサもここからは攻撃のスイッチを弱め、ボールキープに気を使いながら変なボールロストをしないようにした。
その後は40分に、スアレスのポストプレーからネイマールのボレーシュートぐらいが両チームの大きなチャンスシーンになった。
前半をほぼ完璧にコントロールしたバルセロナは、後半により期待できそうと思えるほどに、バルサは強さを感じさせた。
後半、退場者を出したが危なげなさは少ない
後半はエスパニョールが今まで温存していたかのように、高い位置からプレスを強めてきた。ここからやっとダービー感があるほど観客も盛り上がりを見せた。
それでも試合をコントロールしていたのはバルセロナだった。50分にネイマールが1対1を迎えるが、カシージャの飛び出しで防いだ。しかし、バルサは突如にピンチにたたされる。
53分に、アルバがコーナーを巡って抗議でイエローを貰い、その後に何を言ったかは分からないが、一発レッドカードを受けてバルサが10人になる。ここからバルサは変則の4-2-3気味で試合を進める。
これでバルサは中盤の守備ブロックが1枚減ったので、エスパニョールに攻撃される機会は増えたが、最後の所ではやらせなかった。逆に前掛かりになるエスパニョール相手に、バルサは前線の3人を中心に決定機を作り出した。
56分にスアレスとのワンツーで抜け出したメッシのシュートは、ディフェンスのブロックもありポストを叩く。62分にスアレスが抜け出し、折り返しをネイマールが吹かす。
バルサは時間と共に守備の構成力を高めた。64分にラフィーニャを下げマテューを投入し、完璧な4-2-3にシフトチェンジ。79分にはスアレスを下げ、ラキティッチを投入し中盤を厚くし4-3-2にシフトチェンジ。
エスパニョールの決定機は、86分にストゥアーニが抜け出しシュートを放つが、ブラボの残した手の中に吸い込まれたシーンぐらいだった。
最後は91分に、エクトル・モレーノが抗議から連続イエローカードをもらい、最後の最後に10人対10人になった。
1人少ない時間帯が長くなった後半だったが、最終ラインの守備が大きく崩される機会は少なく、しっかり守りながらある程度試合をコントロールしたと言える試合になった。
難しい相手とスタジアムだったが、2得点を奪った後は試合巧者ぶりをアピールするかのように、上手く試合を進めたバルセロナがこの試合の正当な勝者になった。
試合結果
エスパニョール0VSバルセロナ2
得点者
16分ネイマール
24分メッシ