15/16リーガ第2節 8/29 バルセロナVSマラガ 試合前の注目ポイント

リーガ第2節(日本時間8/29土曜日の27時30分キックオフ)で、マラガと対戦する。

・サプライズなき堅守のマラガ

基本システムは4-2-3-1であり、何と言っても守備が固いチームという印象がある。開幕戦でもセビージャ相手にスコアレスドローの試合を演じ、得点を奪うのが困難なリーガ屈指のチームである。昨季はバルサから見て1分1敗であり、得点を奪えなかった。いやむしろ、チャンスをほとんど作れなかった。

監督は昨季からハビ・グラシア氏が継続しており、昨季同様に守備意識がとても高いチームを作っている。1トップ以外は必ず守備の位置にしっかり付き、相手に寄せるのをほぼ全力で寄せてくる。バルサ戦ではカンプノウもあり、ある程度引いた戦い方をしてくると思うが、全員で守備をしてくるのは目に見えている。

囲い込みでボールを奪うというより、しっかり走り守備を整えて奪ってからの速攻なので、攻撃自体にはそこまで警戒する必要はない。1トップのシャルレスを起点とした攻撃であり、後ろの3人が絡んでくる攻撃である。

恐らく引き分けでもOKという意図で試合に入ってくることが予想され、守備固めは必須でしてくる。大きなサプライズはないと思うが、逆に圧倒的な堅守であるというのが対戦相手に大きなプレッシャーを与える。

 

・バルセロナ

バルセロナは初のカンプノウでのリーグの試合となる。このマラガ戦が終わったら代表ウイーク明けでアウェイのアトレティコと、なかなかの嫌がらせの日程となっている。ホームのカンプノウの試合で落ち着きたいが、昨季得点を奪えなかったマラガということもあり落ち着けそうにない対戦相手である。

バルセロナのこの試合の最大のミッションは、なんといっても得点を奪うということである。現状のバルサは速いパス回しができでいないので、前線の個人技や個人能力に任せたサッカーに頼り切っても良いだろう。

前線の3人に頼るといっても、この3人に良い縦パスが入らないといけない。マラガの守備とバルサの今の攻撃を比較したら、前節のビルバオ戦のようにそこまで回数は多く入らないだろう。数少ない攻撃の機会をしっかり活かしてもらいたいものだ。

また早い段階でスアレスにパスを入れたり、メッシを少し下げてラキティッチを高い位置に置きゲームメイクをするなど、試合に動きがない場合は積極的に動かなければいけない試合のように感じる。後半からと思っていたら、時間がないという展開にならない為にも。

先制点さえ奪えればバルサからしたら楽に試合を進められるのは間違いないので、相手よりも先に先制点を取ることで勝率はグッと上がる。先制点を取られてもマラガは堅守の姿勢を崩さないだろうが、バルサも余裕が生まれてパス回しで試合をコントロールできる。

ピケの出場停止の申し立てが却下されたりと怪我人などで欠場選手は結構いるが、主力のメンバーは揃っている。来週が代表ウイークもあり、ローテーションなしのベストメンバーに近いスタメンを送ってくだろう。ボール支配を考えてラフィーニャがスタメンと予想。予想スタメンは、

GKブラボ

DFセルジ・ロベルト、マスチェラーノ、ベルマーレン、アルバ

MFブスケツ、ラフィーニャ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

欠場想定選手

マシップ(判断)、ドウグラスとアドリアーノとアウベス(怪我)、ピケ(累積)、ビダルとアルダ(制裁)

 

バルセロナの注目選手

・DFセルジ・ロベルト

前線の選手の活躍に注目が集まる中、サイドを広げる意味と飛び出しで右サイドを制圧してほしい。マラガのような中央の守備が強いチームでセルジ・ロベルトの攻撃力が活きると分かれば、右SBのポジションはさらにセルジ・ロベルトの手になる。アウベス復帰までに良いアピールを期待したい。

・FWネイマール

病気明けで1発目の試合。練習を再開してから1週間ぐらいなので期待しすぎはいけないが、メッシなどのパスに飛び出しやゴール前で合わして得点を決めてほしい。現状好調のスアレスにマラガのDFは視線が誘導されると思うので、自分のマークの1枚ぐらい振り切ってゴールを決めてほしい。怪我や無理のし過ぎには気を付けてはほしいが( `ー´)ノ

 

マラガの注目選手

・GKカメニ(31歳/カメルーン/推定移籍金300万ユーロ)

バルサのゴール前に何度も立ちはだかってきた、爆発的な瞬発力を持っている選手。ビックセーブが多く、バルサの勝利をエスパニョール、マラガで何度も防いできた。昨季はそこまでシュートを浴びせれなかったが、この試合ではボコボコにやっつけたい相手である。

・FWシャルレス(31歳/ブラジル/推定移籍金200万ユーロ)

セルタから移籍した新加入選手。そこまで長身ではないが、前線のターゲットマンとして活躍できるテクニックを兼ね備えている。ブラジル人らしく足元が上手く、捌くのが上手い。また、ゴール前でマラガの中で1番得点力を感じさせる選手。

 

何度も言うが仕組まれた感のあるリーガの前半戦で、カンプノウの対戦相手の中で相当難しい相手である。1得点、たった1得点で状況はガラリと変わるので、何としてでも得点を決めたい。先制点がどんな形であれ取れれば肩の荷を下すことが出来るので、前線の南米トリデンテには最高の効率性を見してもらいたい試合である。

 
 

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