ヨーロッパスーパーリーグ(ESL)騒動は2つの大きな問題点があった

先日に突如発表されたことが、

ヨーロッパスーパーリーグ創設のお話。

 

これはWEFAが現在開催している

チャンピオンズリーグに代わるもので、

バルセロナもこのリーグの参加に合意しているということ。

 

今回は

「ヨーロッパスーパーリーグとは、ヨーロッパスーパーリーグの2つの問題点、バルセロナ(ラポルタ会長)が今するべきこと」

について書いていきますね。

 

 

ヨーロッパスーパーリーグは全20クラブ中15のクラブを固定とした大会

まずヨーロッパスーパーリーグについてで、

創設にかかわる15クラブは固定、残りの5クラブは変動

という20チームで構成されます。

 

バルセロナは創設にかかわるクラブという位置づけで、

降格することなくこのリーグでプレーし続けれます。

 

20のチームを10チーム×2組に分け、

ホーム&アウェイで18試合を行い

1~3位のチームは決勝トーナメント進出。

4~5位のチームはH&Aのプレーオフで勝利したチームが決勝トーナメント進出。

 

8チームが準々決勝からH&Aで戦い勝ち残りし、

決勝は中立地の一発勝負で優勝チームを決定。

(決勝トーナメントは現在のCLと一緒ですね)

 

ここからは多少数字に自信はありませんが、

参加クラブには35億ユーロ(4550億円)を準備金として分配。

バルセロナも2億ユーロ近い金額を得られそうです。

 

また毎シーズン参加すると、

3億ユーロを超える収入も確保されるということ。

 

お金の面からみたらとても魅力的な大会であることは間違いありません。

 

また、ビッククラブ同士の戦いが

毎シーズン多くみられるのは魅力的かもしれませんね。

 

 

お金のメリットだけの競争力がない閉鎖的なヨーロッパスーパーリーグ

ではなぜここまでヨーロッパスーパーリーグに対して

批判的な意見が各方面から出てるかというと、

閉鎖的で特定のクラブだけが恩恵を受ける大会だからです。

 

創設の15クラブが固定されることを

受け入れられない人が多く、

特定のクラブにお金が集中して

サッカーの競争力を失うものになると考えられます。

 

5クラブしか変動しないこのリーグが、

競争力の高いリーグにならないのは明白です。

 

これは国内1部リーグの入れ替え3クラブよりも

多いではないかと思えるかもしれませんが、

このリーグに入ろうとするクラブの母数が圧倒的にこちらの方が多いです。

 

また、批判的な意見が多いのは

閉鎖的で特定のクラブだけが恩恵を受ける大会だからだけではなく、

多くの関係者をだまし討ちしたように創設しているから。

 

むしろこの理由の方が強い批判を受けている理由と

バケンジは推測しています。

 

 

多くの関係者に話を通さずに勝手に進めてしまったヨーロッパスーパーリーグ

WEFA、FIFA、各国のサッカー連盟、選手、各クラブのスタッフ、各クラブのサポーター、サッカーファン

多くの人がヨーロッパスーパーリーグ創設を突如聞かされました。

 

創設クラブのトップだけで話し合い、

勝手に話を進めてしまったことが今回の最大の問題だったと思います。

 

サッカーファンだけでなく多くの関係者をだまし討ちするような格好となり、

多くの人から批判を受けることになってしまいました。

 

ここまでは報道を簡単にまとめた内容でしたが、

ここからはバケンジの意見を書きます。

 

 

ヨーロッパスーパーリーグ参加を表明しているバルセロナは恥ずべき存在!

ここからヨーロッパスーパーリーグとバルセロナの話についてで、

バルセロナがヨーロッパスーパーリーグに

合意していることは恥ずべき行為だと思います。

 

ヨーロッパスーパーリーグはお金ぐらいしかメリットを感じられず、

閉鎖的な大会で短期的には盛り上がるかもしれませんが

長期的には飽きが訪れる大会でしょう。

 

バルセロナの現ラポルタ会長は選挙前には

「ヨーロッパスーパーリーグは金だけのものでフットボールの本質を壊す」

と発言していました。

 

ヨーロッパスーパーリーグについてしっかり話を聞き、

意見が変化したのかもしれませんが、

おそらく多額のお金を得られるから合意したのだと推測しています。

 

現在創設クラブとなっている12クラブのイメージは、

かなり傷ついたことでしょう。

 

かなりきつく悪く言えば、

『お金に魂を売った』

と言えると思います。

 

バルセロナの財政事情が苦しいのは理解していますし、

クラブは破綻危機という差し迫っている現状です。

 

そういう事情を考慮したとしても、

今回のバルセロナのヨーロッパスーパーリーグ参加への合意については

ラポルタ会長は間違った決断だったと思います。

 

ヨーロッパスーパーリーグ創設に元会長であるバルトメウ氏が

関わっているらしくクラブとして引くのは難しいかもしれませんが、

ラポルタ会長には勇気を出して撤退する決断をしてほしいです。

 

今カンプノウで観客を入れて試合を行っていたら

一定のバルサファンと相手サポーターから

ラポルタ会長に対してブーイングが飛んでいたでしょう。

 

バルトメウ会長時代にバルサのイメージは悪くなり、

他クラブとの関係性も悪くなりましたが、

ラポルタ会長になればイメージは少しずつ回復すると思っていただけに

とても残念でなりません。

 

もしもヨーロッパスーパーリーグ参加にラポルタ会長が合意し続けるのであれば、

不信任投票まで持ち込んでラポルタ陣営を

追い出すくらいしてもいい一件だと思います。

 

バルサファンとしてバルセロナが

ヨーロッパスーパーリーグ参加に合意していることが恥ずかしく、

とても腹立たしいです。

 

バルセロナだけでなく他のクラブのサポーターの中にも

バケンジと同じで長年応援しているクラブの決断を快く思っていない人がおり

ヨーロッパスーパーリーグが実施されないことを願います。

 

 

WEFA、FIFAはヨーロッパスーパーリーグ参加に合意しているクラブに制裁したほうがいい

WEFAは今週の金曜日に会議を行い、

CLとELに残っているクラブの参加資格をはく奪すると噂されています。

 

実際問題これは難しいとは思いますが、

バケンジとしてはヨーロッパスーパーリーグ参加に合意しているクラブは

来シーズン以降は参加資格をはく奪すべきだと思います。

 

WEFAに不満で勝手に自分たちで新しいことをするのだから、

WEFAの大会に参加させないことはモラル面から理にかなっています。

 

多くのクラブはヨーロッパスーパーリーグが開催できるまでは

CLには参加しますというスタンスだと思いますが、

さすがにこれは利己主義にもほどがあるでしょう。

 

この時期に発表して反旗をひるがえしたのだから、

そこが運営している大会には参加しないことが筋です。

 

しかし、クラブが公式に

「私たちが間違っていました。ヨーロッパスーパーリーグ参加から撤退します」

という文面を発表しWEFAに謝罪し話し合いをするのならば、

CLやELへの参加は認めてもいいと思います。

 

イングランドの6クラブはすでに撤退していますね。

 

バルセロナとしてはCLだけでなく、

スペインサッカー連盟(RFEF)にも話を通していなかったでしょうから、

こちらにも謝罪して来シーズン以降も国内リーグと国王杯の参加を

しっかりと認めてもらわないと。

 

RFEFと話し合いを行わなければ日程の調整すら無理ですし、

やはり各関係者には誠実に対応すべきでしょう。

 

現在はまだ出ていませんが今回の件に対しては、

RFEFからなにかしらの制裁をくらっても仕方ないかなと思います。

 

 

話し合いをして各関係者の合意を取りながら進めていければ

バルセロナのヨーロッパスーパーリーグ参加は

現状では大反対ですが、

新たな大会を考えるのはいいことだと思います。

 

レアル・マドリーのペレス会長は発表後に

公の場に立ちコメントを残していましたが、

「サッカー界にも進化が必要で、現代に合わせて適応する必要がある」

という部分にはとても共感しました。

(他のクラブは正式発表はおろか会長が雲隠れしている中、

ペレス会長は公の場でコメントを残したことはとても好印象!)

 

しかし、すべては各関係者と話し合いながら

お互いが納得して合意しながら少しずつ話を進めるべきでしょう。

 

WEFA、FIFAが独占的な現状という部分は理解できますし、

こちらはしっかりと各国のサッカー連盟や各クラブと

話し合いをすべきだったと思います。

 

人が自分たちの利益を最優先に考えるのは当たり前で

誰もがある程度の利己主義なのは承知しているつもりですが、

今回は参加に合意した12クラブが利己主義過ぎただけですかね。

 

コロナの影響で選手だけでなくスタッフの給料も削減したりと、

クラブの長として心を痛めたり危機感を持っている会長たちが、

苦しい財政状況の中で今回の話に

乗ってしまったのは責任感からなのかもしれません。

(中にはクラブではなく個人や会社のもうけを考えている人もいそうですが^^;)

 

今回のヨーロッパだけでなく世界的にも注目が集まった一件を機に、

しっかりと話し合いができる環境を作る一歩にしてくれれば

いいのではないかと感じています。

 

もちろんお互いに自分の利益を考えた話し合いなので

簡単には進まないでしょうが、

時間がかかりながらでもサッカー界も

変化をしていって進化するのはいいことでしょう。

 

 

まとめ・あとがき

今回のヨーロッパスーパーリーグ創設の騒動は、

・閉鎖的で特定のクラブだけが恩恵を受ける大会

・多くの関係者に話を通さずだまし討ちしたように進めてしまったこと

この2つが大きな問題でした。

 

今回の話を初めに聞いたときは、

バルセロナはUEFAだけでなくスペインサッカー協会からも脱退して

新たなリーグだけでプレーすると思ったので

正直この状況なら試合をみたくないし

バルサファンを辞めようかなとも考えていました。

 

しかし時間が経ち落ち着いてくれば、

頭に血が上っていたのも落ち着いてくるものですね。

 

今のままヨーロッパスーパーリーグが本当に開催すれば、

この大会は試合をみないとは決めていますが^^;

 

WEFAが24ー25シーズンから新たに提示した

CLのフォーマットもなかなか分かりづらいものなので、

これも話し合いのもと修正が必要かもしれませんね。

 

これで最後になりますが、

バケンジとしては選手や監督や代理人などサッカー界で

多額の金額を得ている人が受け取る金額を減らして

試合数を減らす方向で進めていってほしいです。

 

現状では選手に負担が大きすぎますし、

サッカーの質を語るのなら選手のコンディションを

考えることは大きな一つだと思います。

 

バルセロナがもしも週1で試合を進めていければ、

メチャクチャ強いと思いますよ。

 

今がCLを敗退して国王杯も終えて、

ほぼ週1で試合を行う状況になっているので

ここからのバルセロナはさらに期待していいでしょう。

 

本当に最後の最後で、

残りの試合全勝を目指してバルセロナを応援していきましょう。

 

残りの試合アトレティコを含めて全勝すればリーガ優勝で、

それは今のバルセロナなら十分可能だと思っています。

 

先週の国王杯を優勝したビルバオ戦の試合内容は本当にお見事でした。

久しぶりのタイトル獲得は選手だけでなくバルサファンも嬉しかったですね^^

 
 

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