《質問》チアゴ・アルカンタラを呼び戻すのはあり?
コメント欄に質問があったので回答したいと思います。
『チアゴ・アルカンタラを呼び戻すのは有りですか?』
貴重なコメントありがとうございます。コメント欄は記事の下部にあります。質問・疑問点だけでなく、思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。
■ 目次
見解・回答
1で「移籍金0ならバルサ復帰にウェルカム!」
2で「チアゴ・アルカンタラはチャンスメーカータイプ」
3で「まとめ」
について書いています。
1、移籍金0ならバルサ復帰にウェルカム!
・4月で27歳の年齢を考えたらバルサ復帰には微妙
チアゴ・アルカンタラと言えば、グアルディオラと一緒に出場機会を求めてバイエルン・ミュンヘンへ移籍しましたね。
試合の出場数によって契約解除金が大幅に下がり、バーゲン価格(2500万ユーロ)で移籍したことに、バルサファンは大きなショックを受けた移籍となりました。
僕がこのブログを開始したのがエンリケバルサからだったので、チアゴ・アルカンタラに関してはほぼなにも書いてきたことはなかったです。
そのチアゴも4月で27歳と、気づけばサッカー選手では一般的に全盛期と呼ばれる年齢となりました。
僕としてはこの年齢を考慮すれば、チアゴの復帰は基本必要ないと思います。
バルサの中盤の選手が多いこともありますし、アルトゥールの加入がほぼ決まっているので、中盤の補強自体必要性を感じていないということもあります。
・移籍金をかけて呼び戻すならスタメンとして獲得する!
もしチアゴが今夏にバルサ復帰という状況になると、バルセロナはいくらかの移籍金を支払って移籍することになります。チアゴなら移籍金は5000万ユーロくらいですかね!?
このお金がかかる移籍の形なら、バルセロナはチアゴにスタメンの席を空けて迎えいれるべきだと思います。
カンテラ出身の選手ですが移籍金5000万ユーロは高額ですし、年齢の27歳を考えればベンチに置く選手に対してこの移籍金は高すぎでしょう。
チアゴの場合は正直バルセロナを間違いなく強くするという保証はないと思うので、少しギャンブル性もあると思います。
チアゴの復帰を考えるより、僕なら弟のラフィーニャのバルサ復帰を考えるべきだと思いますが。
・移籍金0でバルサ復帰するのならなにも問題はない!
もしチアゴが移籍金がかからない、バイエルンとの契約が切れてバルサ復帰という移籍金0の状態なら、僕としてはなにも問題なくウェルカムです。
移籍金0なのでチアゴが活躍しなくても大丈夫ですし、チアゴなら攻撃のアクセントをつけれるので、途中交代や攻撃の起点など起用方法はいくらでもあると思います。
自分からバルセロナを離れた選手に、高額な移籍金がかかるのは少し抵抗感があり、チアゴの場合は年齢が若くないのでそこがハードルになりますね。
チアゴが24歳くらいならバルサ復帰は考えてもいいと思いますが、27歳という年齢が僕はどうも引っかかってしまいます。
27歳なら多少の成長、そしてバルサのチームに入ってほぼ確実に活躍してくれるという期待感がなければ、獲得は見送る方がいいと思います。
バルサファンの中では意見が真っ二つに分かれる質問になりそうですが、僕はチアゴが活躍してバルサをほぼ確実に強くしてくれる保証はないと思うので、移籍金を払ってまでバルサ復帰を考える選手ではないと思います。
2、チアゴ・アルカンタラはチャンスメーカータイプでトップ下が最も輝く
・チアゴ・アルカンタラはゲームメーカーではなくチャンスメーカータイプ
この質問が「もしイニエスタがいなくなった後は誰がゲームメイクをしますか?」という記事に対してだったので、チアゴのプレースタイルや特徴についても書いていきます。
チアゴはゲームメーカーではなくチャンスメーカータイプの選手だと思っています。
プレーするポジションの列が、シャビのような2~3列目の選手ではなく、チアゴは1.5~2列目で最も活躍する選手だと思います。
チアゴは3列目のアンカーでもプレーできますが、ブスケツのように3列目に張り付いてパスをさばく選手とはタイプが違います。
チアゴは常に動くという、中盤で自由に動いていろいろな場所に顔を出してボールを触る選手で、攻撃にアクセントをつけれる選手だと思います。
ただパスをさばくというよりは相手の守備ブロックを崩すワンタッチの上手さや、ドリブルの上手さが持ち味で、ゴール前に侵入する上手さもあり、チアゴの場合は多くのプレーができて弱点らしい弱点がないことも一つの良さだと思います。
チアゴはイニエスタのような相手の守備ブロックを崩すタイプの選手で、ゲームメーカーというよりもチャンスメーカータイプの選手になると思います。
ゲームメーカーでも十分プレーできますが、バルサでは少し怖いという部分は下で。
・イージーなミスがありながらもスケールの大きいプレーが持ち味のチアゴ
チアゴはバルサでプレーしている時から、1試合でちょこちょことイージーなミスをする選手でありました。
バイエルンの試合は見ませんがハイライトをみると、たまにチアゴのイージーなミスはみられます。
チアゴのイージーなミスを癖と言っていいのかわかりませんが、チアゴはイージーミスが出る選手だと思います。
バルサのゲームメーカーには選手だけでなくファンも全幅の信頼を置きますし、中盤では攻撃の起点になるだけにイージーミスをすると相手のチャンスになります。
バルサのゲームメーカーがボールを持てばバルサの全選手が攻撃に頭を使い体が動くのはバルサの強みでもあるので、そこでイージーミスをされるとチームとして安定感が出ないと思います。
それよりもチアゴにはトップ下や高い位置で、得点に絡むゴールやアシストやスルーパスを出せ、ドリブルやワンツーなどで相手の守備ブロックを崩せる選手であります。
チアゴのプレーをみると今でも「コイツうめぇ!」と思いますし、チアゴには多少ミスやボールロストしてもチームが大丈夫なポジションで、のびのびとプレーさせてあげる方がいいのかなと思います。
チアゴは中盤を動き回るスタミナやボールを受けるうまさもあるので、トップ下の位置で起用してチームがボールを前に運べないのであれば、メッシのように後方に下がってビルドアップに加わる形がベストだと思います。
チアゴを最大限生かすのならトップ下など攻撃的なポジションで起用するのが一番で、ゲームメイクを任せるには、僕としてはイージーなミスが怖いというお話でした。
3、まとめ
・チアゴの27歳を考慮すれば移籍金をかけてバルサ復帰を望む選手ではない
・チャンスメーカータイプとしたときのチアゴは一級品の選手
タグ:カンテラ, チアゴ・アルカンタラ, 移籍, 質問・疑問, 選手
【質問】
・メッシは本当に「守備」をしない?
・「守備」の定義とは
よくアルゼンチン代表としてのメッシ批判でメッシは守備をしないということを聞きます。また、バケンジさんもメッシの守備力の低さ(意欲のなさ?)については度々言及されていると記憶しています。
しかし、先日のチェルシー戦でセスクからボールをさらったシーンなどは守備をしているという印象を受けました。
そこで頭に浮かんだのは、「守備」の定義が違うのではないかという点です。
確かにメッシは戻るような守備(レスターの岡崎が好例かもしれません)はあまりしない(すべきではない?)という印象を持っています。
しかし、攻撃の起点になるような守備(バルサ的にいうところのボール奪取者がそのままプレーしてよい場合)はそれなりにこなしているのかなという印象を受けます。(バケンジさんも最近はメッシも「守備」をしていると評されていますよね)
また、ポジションによって求められる守備は異なるのではないかと思うので、ご教授いただければ幸いです。
ユーベのマンジュキッチが戻りすぎる癖からウインガーにコンバートされた例もあるため、一概に守備もする選手がいいとまでは言い切れなさそうです。
【要望】
その試合で印象に残ったプレーを図解してほしい
新聞のサッカー記事で〇と→でゴールシーンを表現しているものがありますよね。
あのような形式で解説して頂ければ、もっとサッカーを楽しめます。ピッチに注目されているとのことなので、ぜひご検討ください。
長文且つ拙文失礼いたしました。
「ビギナーソシオ」さん、いつもコメントありがとうございます。
質問のほう回答させていただきました。ご確認ください。
メッシは守備力はありますが、ただ意図的に守備をしていないだけですね。
守備の「定義」は人それぞれですが、意味としては
・自分たちのゴールを守ること
・相手のボールを奪ってマイボールにすること
の2つだと思います。
守備はポジションというより状況によって求められるものが
刻一刻と変化するので、全ての解説は難しいです。
それでも1つの例と考え方は提示したので、
あとは自分でお考え下さい。
サッカーの知識というものは少しなので、
考えれば答えは出てくると思っています。
これからもよろしくお願いします。