デ・ヨングとアルトゥールのインテリオールコンビで起きる問題とは?

バルセロナの将来の中盤の中心選手と考えられているのは

デ・ヨングとアルトゥールの2選手ですね。

 

現在のバルサの中盤のスタメンに

この2選手を推すバルサファンも多いはず。

 

中盤の構成としてはアンカーにブスケツ、

インテリオールにデ・ヨングとアルトゥールのコンビ。

 

このパスの展開力のある3人を同時起用し、

ボールポゼッションで試合を支配したいという

願望がバルサファンにはあります。

 

しかし、現状のデ・ヨングとアルトゥールの

インテリオールコンビは少しバランスが

悪いことにお気づきでしょうか。

 

そこで今回は

デ・ヨングとアルトゥールコンビで起きる問題

というテーマで書いていきますね。

 

デ・ヨングとアルトゥールコンビの問題点はプレーエリア!

デ・ヨングとアルトゥールコンビの問題点はずばり、

プレーエリアが被っていることです。

 

デ・ヨングとアルトゥールは

ボールに数多く触れて試合を作る選手です。

 

その為、お互いにブスケツの3列目のラインまで下がって

数多くボールを受けたいというのが本音でしょう。

 

バルサのボールポゼッションの基本は

自分のプレーエリアの中でボールを受けてパスを回す

 

バルサは4-3-3のシステムが基本です。

このシステムの選手配置は常にトライアングルが作りやすく、

横と縦のラインでかぶらずに選手がいることがメリットです。

 

デ・ヨングとアルトゥールは

前所属のアヤックスとグレミオでは3列目で主にプレーしており、

バルサに来てからは2列目とプレーエリアは変化しています。

 

 

しかしこの2人の得意なプレーエリアは

プレーぶりからも3列目なのは間違いないでしょう。

 

デ・ヨングはアンカーの位置からパスを通し、

前が空いていればドリブルで駆け上がってのチャンスメイクが得意。

 

アルトゥールはアンカーの位置でボールを多く受け、

キープ力とターンを活かしてパスを展開するのが得意。

 

両者の得意なプレーは3列目からスタートすることにより、

2列目の選手がいなくなることで前線の選手との

距離感が広がりすぎる問題が起きる可能性があります。

 

 

前線の選手との距離感が広がることで起きる問題は2つ

前線の選手との距離感が広がることで

起きる問題は大きく2つあると考えています。

 

まず1つ目で攻撃面において、

・前線にパスをつなぐ中継役がいなくなる

 

2列目に選手がいない状況になると

3列目の位置から前線の1列目の選手に

少し長いパスを通す必要が出てきます。

 

これはパスカットされる可能性を高め、

なにより相手のDFに簡単に狙われやすいので

相手が守るのが簡単というデメリットがあります。

 

 

次に2つ目で守備面において、

・ボールを失ったときのプレッシングが遅れる

 

2列目に選手がいない状況なら

ボールを失った位置しだいでは近くに誰もおらず、

すぐさまプレッシングをかけることが難しくなります。

 

バルサの守備の生命線はボールロスト後の

プレッシングであり、それが機能しないことで

相手にボールをもたれる時間が長くなり、

バルサの不得意とする守備ブロックで守る時間も長くなります。

 

 

どちらかが2列目で前線の選手との連携した攻撃参加が求められる

そこでデ・ヨングとアルトゥールコンビに求められるのは、

どちらかが2列目でプレーすることです。

 

どちらかが3列目まで下がってビルドアップを助けたり、

バランスをとっていればもう一人は2列目の位置で

ボールを受けるポジショニングと動き出しをする必要があります。

 

しかし、デ・ヨングとアルトゥールは

この2列目でのプレーには物足りなさを感じさせます

 

デ・ヨングはパスを受けるポジショニングや動き出しがまだぎこちなく、

相手の嫌がる位置でいいプレーが継続的に行えません。

 

アルトゥールは相手の嫌がる位置に入る機会が少なく、

もし侵入してプレーしてもパスを出して足が止まりがちです。

 

かつてのレジェンドとの比較は意味がないのですが、

シャビとイニエスタは相手の嫌がる位置でプレーしながら

正確で流動的な攻撃を展開していました。

 

バルサのカンテラ出身で長年やっているので

それが得意なのはあるんですがね…。

 

デ・ヨングとアルトゥールがコンビとして

インテリオールでプレーするとき、

前線の選手と連携した攻撃が求められます。

 

デ・ヨングは1年目、アルトゥールは2年目なので

まだうまくプレーできないのは分かりますが、

ここは両者の課題なので克服しなければいけませんね。

 

特にアルトゥールは密集地帯の外で

パスを受けてさばくだけでは、

バルサのインテリオールとして迫力不足感は否めません。

 

デ・ヨングは将来的にブスケツの後釜として

アンカーでプレーするので2列目のプレーを

行うこと自体ほぼなくなるかもしれませんが、

出来るプレーが多いことに越したことことはないですね。

 

 

まとめ

デ・ヨングとアルトゥールのインテリオールコンビは

得意なプレーエリアが被っています。

 

どちらかが2列目でプレーすることを心がけ、

前線との距離感が広がる問題を起きないようにしないといけません。

 

そして両者とも2列目でのいいプレーは課題があり、

これからの成長に期待しましょう。

 
 

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