《質問》右SBにアスピリクエタを獲得すればバルサにとって多くの面で良い?
コメント欄に質問があったので回答したいと思います。
『いつもブログを楽しく見させてもらっています!
前から思っていたのですが、右サイドバックにアスピリクエタを獲得すれば、セルジの中盤起用や守備の安定など、全ての面で良いと思うのですがどうでしょうか?』
貴重なコメントありがとうございます。コメント欄は記事の下部にあります。質問・疑問点だけでなく、思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。
■ 目次
見解・回答
1で「最終ラインの全てのポジションでプレー可能なアスピリクエスタ」
2で「アスピリクエスタの獲得可能性は極めて低い」
3で「右SBを補強すればセルジ・ロベルトは完全に中盤に戻れる」
4で「まとめ」
について書いています。
1、最終ラインの全てのポジションでプレー可能なアスピリクエスタ
・SBが本職ながらCBも起用に務めるアスピリクエタ
まずは簡単にアスピリクエタの紹介です。
SBが本職のアスピリクエタですが、コンテチェルシーでは3バックの右のストッパーを務めており、いつの間にかCBまでこなしていますね。
ロシアW杯にもスペイン代表の一員として、右SBというより右CBとして選出されたように思います。
右SBにはカルバハル、オドリオソラの2人がいるので。ポリバレント性の塊のセルジ・ロベルトは外してくるのねという感じですが^^;
SBなら右だけでなく左もこなし、戦術理解度の高い選手だとは思っていましたが、今となってはCBもこなすのですから良い選手に成長したという印象です。
・アスピリクエタは守備面に定評はあるが、攻撃面ではそこまで…
CBもこなすアスピリクエタなので、守備面に定評があるのは間違いないですね。
フィジカルコンタクトもプレミアリーグで鍛えられて強くなり、リーガでは全く問題ないです。
足も速いという良さもあり、1対1の守備の対応なんかも上手いですね。
守備全般ではバルサを完全に強化してくれる選手という印象です。
しかし、攻撃面ではそこまで…という印象です。
決してテクニックがある選手ではなく、SBでプレーした時に相手の守備を崩せる選手かは微妙です。
プレミアリーグの経験が長いせいか、パスをつなぐというよりも安全第一のプレーを優先しており、パスのつなぎというところでも不安が残ります。
アスピリクエタはチェルシーで見るととても良い選手なのですが、スペイン代表に入ると攻撃時に少し浮いているとデビューの時から感じていました。
最近のアスピリクエタのプレーはチェックしていないので克服していたらOKですが、コンテチェルシーということもあって変わっていない気もします^^;
アスピリクエタは守備面で確実に強化をもたらす選手で、SBだけでなくCBもこなせる良い選手です。
最終ラインならどこでもプレー可能なので、一人四役できるポリバレント性の高い選手だと思います。
攻撃面で多少不安を感じますが、アスピリクエタがバルサに加入すれば最終ラインを8枚体制ではなく、7枚体制でもいいのかなと思えるほど、最終ラインならどこでも任せられるので獲得できれば即戦力です。
2、アスピリクエスタの獲得可能性は極めて低い
・チェルシーの副キャプテンも務めるアスピリクエタが移籍するのか!?
ここからはアスピリクエタの獲得の可能性についてです。
アスピリクエタはコンテチェルシーの3バックの中で最も信頼されている選手で、チェルシーのファンからも信頼は高いですね。
今期からチェルシーの副キャプテンを務めており、CLのバルサ戦ではチェルシーのキャプテンマークを着けて戦っていました。
チェルシーというクラブ、チェルシーファンから絶大な信頼があると言っていいアスピリクエタですので、交渉は一筋縄ではいかないでしょう。
チェルシーがアスピリクエタの移籍を容認する可能性は低く、交渉自体させてもらえないという可能性もありそうです。
去年か2年前にバルサ周辺にアスピリクエタの名前が挙がった時より交渉は難しくなっており、28歳という年齢ですが即戦力の選手なだけに、移籍金もそれなりにかかりそうです。
チェルシーとの契約は2020年までなので、今夏は値切るのが難しい!
・出場機会が不透明なバルサに来るより、チェルシー残留が賢い選択
ここまではチェルシーのクラブとの交渉が難しいという話でしたが、アスピリクエタがバルサへの移籍に首を縦に振るかも微妙だと思っています。
コンテ監督が今季でクビになって、来季は新監督のもとチェルシーは進めるかもしれませんが、アスピリクエタがスタメンを外される可能性は低いでしょう。
出場機会という面でチェルシーならほぼ安泰ですが、バルサに来ればスタメンになれるかは微妙です。
スタメンになってもローテーションなどベンチに座る機会も多くなります。
サッカー選手は基本的に1分でも長くピッチに立ちたいので、出場時間が短くなる可能性があるバルサに移籍をしたがるのでしょうか。
キャリアのステップアップという意味では、バルサへの移籍でOKだと思います。
しかしアスピリクエタの28歳という年齢を考えれば、このままチェルシーでプレーして、30代でスペインに帰還するのかなと予想しています。
選手が移籍をするなら「クラブが放出したがっているか、もしくは選手自身が移籍を志願しなければ難しい」とは思いますが、アスピリクエタの場合はどちらも該当しないので、バルサへの移籍の可能性は極めて低いと思っています。
バルサ周辺にアスピリクエタの名前は一切挙がっていませんし、正直今夏に移籍する選手という印象は受けません^^;
少数精鋭で来期は挑みたいバルベルデバルサなので、アスピリクエタがバルサにきてくれれば嬉しいですが、現実的に難しいのかなと思います。
3、右SBを補強すればセルジ・ロベルトは完全に中盤に戻れる
・即戦力となる右SBを補強すればセルジ・ロベルトは中盤に完全復帰!
最後はセルジ・ロベルトが中盤に戻る話で、これまで何回も書いてきたのですがもう一回書いておきます。
来期にはイニエスタがいなくなりバルサの中盤に戻ることが期待されているセルジ・ロベルトですが、戻る最低条件としては右SBに誰かを獲得したときだけです。
バルサBからの引き上げでも大丈夫だと思いますが、現状バルサBから右SBで名前は聞かないのでこちらは無視ですかね。
パレンシアはCBならいけると思うので、右SBでは考えていません。
右SBを補強せずセルジ・ロベルトを中盤に戻すと、右SBがセメド一人になってしまいさすがに難しいです。
僕は今夏にベジェリンを獲得してセルジ・ロベルトは中盤に戻るだろうと予想していました。
しかしグリーズマンの獲得などもあって、右SBまで資金が回らずに来期もセルジ・ロベルトは右SBでプレーする可能性は高くなっていると思います。
中盤は中盤で選手が多いので、セルジ・ロベルトには右SBでスタメンを張る方が良いのかもしれません。
こんなこと言っていたらずっと右SBでプレーする予感がしてきましたが^^;
来期もオプションとしてセルジ・ロベルトが中盤でプレーする機会はあると思いますが、完全に中盤に復帰するなら右SBの補強は必要です。
中盤の選手を放出して強引にセルジ・ロベルトを中盤に戻すということもできますが、バルトメウ会長率いるフロントも、バルベルデ監督率いるテクニカルスタッフも、主力選手の放出はしなさそうなのでやはりセルジ・ロベルトは右SBだと思います。
中盤の選手というのはラキティッチかパウリーニョのどちらかの放出は最低条件だと思いますが、今夏にどちらも移籍しない確率が高いでしょう^^;
4、まとめ
・アスピリクエタを獲得できれば最終ラインにとっては確実に良い
・獲得できるかという現実的に考えて、アスピリクエタ獲得は難しい
・セルジ・ロベルトが中盤に復帰するなら右SBの補強が必要