20/21シーズンのメッシのプレー姿勢、ダメだった3点、去就について

今夏にバルセロナとの契約が切れてフリーになるメッシ。

 

昨夏は退団騒動でバルサファンをざわつかせましたが、

バルサに残留して今シーズンに挑みました。

 

今シーズンが始まる前はメッシのモチベーションやプレーに

疑問符が浮き上がっていましたね。

 

そこで今回は

メッシの今シーズンの姿勢、ダメだった3点、去就

についてバケンジが思うことを書いていきますね。

 

浮き沈みはあったが勝利にどん欲で勝ちにきたメッシ

33歳とベテランの域に入ったメッシですが、

今シーズンのプレーぶりからまだ世界一位の選手と評価しています。

 

契約解除できないことで強制的に

バルサに残留してモチベーション面が心配されましたが、

メッシのモチベーションは勝利にどん欲でした。

 

シーズン前半戦の去年はメンタル面の状態が悪く、

プレーの精彩を欠いたり笑顔が少なかったのは事実。

 

しかし、バルトメウ前会長がいなくなって少し経った

シーズン後半戦の今年に入ってからのメッシは

いつも通りの圧巻のプレーぶりでしたね。

 

メンタルやコンディションの面で

いつものシーズンより浮き沈みがありましたが、

メッシの勝利へのどん欲さは変わっていなかったと強く感じます。

 

 

試合への姿勢とプレーぶりは評価するも3つのダメな部分

メッシのプレーをいまさら書いても

ただただ素晴らしいの一点になるので割愛しますね。

 

・勝利に貪欲な試合への姿勢

・コンディションとメンタル面を改善した後半戦のプレーぶり

メッシの周辺には昨夏から色々あった中で

素晴らしかった活躍ぶりだったと思います。

 

ただ褒め過ぎても面白くないので、

メッシのダメだと思う点を3つここでは書いていきます。

 

・守備への参加があと少し足りなかった

・諦めが早いシーンが今シーズンもたびたび

・なんとかしようと中央の突破からの悪いボールロスト

 

 

・守備への参加があと少し足りなかった

今シーズンのメッシはクーマン監督のもと、

近年では最も守備に積極的に参加したシーズンでした。

 

メッシがほとんど守備に参加しなかった

バルベルデ、セティエン監督時代に比べれば

見違えるほど守備面に参加してチームに貢献しています。

 

クーマン監督がメッシをどうやって

守備面で走らせたかは気になりますね。

 

しかし、チームがうまくいっていない状況で

メッシが歩くことが大きな問題になった試合もありました。

 

前半戦のクラシコ、CLベスト16でのパリとの1stレグの

2試合はとても強く印象に残っています。

 

相手チームのビルドアップに対してメッシが歩くことで

マークがずれて中盤にボールをポンポン入れられた2試合。

 

メッシが相手のCBやアンカーの選手のコースをケアすれば

大幅に解決したと思うのにメッシが歩き続けたのは

とても悪く印象に残りました。

 

メッシに自陣の守備まで戻る基本的なプレスバックは求めないし、

相手を追い回すまでの守備も求めていません。

 

それでも試合の状況において必要な

・攻撃から守備への切り替えになった時のプレス

・相手のビルドアップ時のCBやアンカーへのケア

はメッシに求めるべき役割。

 

クーマン監督の指示か分かりませんが、

メッシがこの2つの守備を完全にやらなかった試合でしたね。

 

いつもより守備に積極的に参加してくれたシーズンでしたが、

大事なこの2試合で足を止まるメッシというのは理解に苦しみます。

 

あと少し守備に走ってくれればチームは

もっといい戦いができたのは間違いなく、

来シーズン以降はメッシを休ませることも含めて

いろいろ考えるチームの問題点になったと思います。

 

 

・諦めが早いシーンが今シーズンもたびたび

メッシの試合に対する勝利への姿勢は今シーズンも変わりませんでした。

 

しかし、試合において諦めが早いことは

メッシの問題点だと感じています。

 

敗戦濃厚の状況になると足がぴたりと止まることが

今シーズンもありました。

 

諦めた姿勢の印象が特に悪く映ったのが

リーガ第36節のレバンテ戦のロスタイム途中なのに

ロッカー側に歩いて引き上げようとしていた姿。

 

試合終盤に同点に追いつかれて

リーガ優勝の可能性をほぼ完全に失った試合でしたが、

ラストプレーのCKの守備時に

なにもせず引き上げようとしたのは許されない行為でした。

 

最後のCKなのでショートコーナーの

ケアやこぼれ球を拾う守備の参加はできたはずなのに

チームを1人少ない状況にしたのは印象が悪すぎる。

 

主に試合終盤に諦めて集中力が切れることがあり、

キャプテンマークを腕に巻いて試合に挑んでいるという立場を考えて

最後まで諦めない姿勢を来シーズン以降はみせてほしいものです。

 

 

・なんとかしようと中央の突破からの悪いボールロスト

メッシはチーム内における自分の立ち位置を理解しており、

自分が攻撃で引っ張らなければいけないという強い責任感があります。

 

中盤が攻撃面で機能していなければ中盤に下がって、

パスを散らしてゴール前に侵入しますし。

 

しかし、その責任感が空回りすることもありますね。

 

それは得点を決めなければという気持ちが焦りすぎて、

相手の強固な中央を強引に突破しようと

ボールが引っ掛かって逆にピンチになってしまうこと。

 

クーマン監督の試合終盤に得点が欲しいときの

采配や攻守のバランスも問題ありだとは思いますが、

そこからピンチや相手に時間を使われることがあります。

 

今シーズンはファティが負傷したこともあり、

相手が中央を強固な守備ブロックで守った時の

崩しはアルバの左サイドのフリーランニングが主な攻撃パターンでした。

 

今のバルセロナのメンバーなら

右にデンベレ、左にファティを起用すれば

サイドで1対1の状況を作れれば縦に突破することができるはず。

 

クーマン監督が攻撃の手詰まりになっても

デンベレを起用しなかったりもして、

メッシがサイドにパスを出しても崩せないのなら

自分がやるしかないということで強引に突破していたようにみえます。

 

それを来シーズン以降はWGの位置に突破できる選手、

またはサイドを縦に突破できる連携した攻撃パターンを作り、

メッシが中央でボールを持って手詰まりになった時に

サイドにパスを出すという選択肢を作ることで、

メッシならシンプルにサイドをうまく使えるはず。

 

そうすれば中央のメッシ周辺の守備も減り、

メッシがより活きやすくなります。

 

チームとしてサイドの攻撃が確立できなかったことが最大の問題ですが、

メッシは中央で手詰まりならもっとサイドにシンプルにパスを出していいと思いますね。

 

 

メッシが残留しても移籍してもチームは変革を必要とする時期を迎えている

今夏でメッシとバルセロナの契約は終了し去就は注目ですね。

 

メッシが思うままに去就は決断すればいいし、

もしバルセロナを去ってもバルサファンは

昨夏の騒動で心構えはできていると思います。

 

バケンジとしてメッシのバルサ残留希望ですが、

残留40:移籍60

の気持ちです。

 

ラポルタ新会長のもと新チームと考えている来シーズン、

メッシが抜けるのはそこまで悪くないと思います。

 

2年後にはアメリカでプレーする希望という噂もあり、

メッシがいなくなるのは早いか遅いかの問題。

 

メッシがいなくなると攻撃力はガクンと下がり、

ロナウドがいなくなったマドリーのように

得点力は大幅に下がると予想していますし、

実際そうなるのは間違いありません。

 

それでもいまのバルセロナには期待のできる

若い選手が多くいて世代交代のタイミングとしては悪くないです。

 

ペップがバルサの監督になった時に

デコ、ロナウジーニョ、エトーに移籍を薦めたように

今のバルセロナは大きな変革の節目を迎えています。

 

メッシが残留しても問題はありませんが、

新会長のもと新チームで挑むには

カンテラの重鎮選手が抜けるのは大きな意味を持つはず。

 

ただメッシを他のヨーロッパのチームでプレーをするのをみるのが嫌で、

敵としてカンプノウに迎えるのはめちゃくちゃ嫌ですね。

 

また、メッシほどのレジェンドをバルサファンの

直接的な声援なしに去らせるのも悲しい。

 

現役引退後のメッシはバルサにどのような形か分かりませんが

戻ってくるのは間違いないでしょうし、

メッシの決断をそのまま受けいれるだけですかね。

 

最終的にバルセロナに残留するとは予想しており、

発表時期は2022年W杯南米予選とコパ・アメリカの間の

6月10日前後には正式発表があると予想しています。

 

最後は繰り返しになりますがメッシの決断を尊重するだけですね。

 

 

まとめ

シーズン前半戦の不調はあったが、

後半戦は立て直して素晴らしい活躍をメッシはみせました。

 

メッシの今シーズンのダメな点で来シーズン以降の課題点

・守備への参加があと少し足りなかった

・諦めが早いシーンが今シーズンもたびたび

・なんとかしようと中央の突破からの悪いボールロスト

 

チームは変革の節目を迎えており、

メッシがどのような決断をして尊重しましょう。

 
 

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