クーマンバルサになってメッシお任せ攻撃からの脱却はすぐそこに!?
20/21シーズンのバルセロナは、
プレシーズンマッチの3試合を全勝で終えました。
次は公式戦の本番を迎えることになり、
いよいよクーマンバルサの本当のスタートになりますね。
プレシーズン3試合を終えたバルサですが、
バケンジとしてはポジティブな面が多くあると感じています。
そのひとつとして、今回は
メッシお任せ攻撃からの脱却は近い!?、他の選手が結果を出すとき
について書いていきますね。
■ 目次
メッシに攻撃の60%以上を任せてきたここ数シーズン
昨シーズンまでの数年間のバルセロナは、
攻撃の大半をメッシにお任せ状態でした。
ネイマールが抜けてからこの状態は顕著になりましたね。
良くも悪くもメッシが活躍するかに攻撃は左右され、
メッシが抑え込まれた試合では得点のにおいすらしない試合も…。
メッシも攻撃では自分がやらないといけないことは自覚し、
攻撃面で多大の貢献をしてくれました。
バルサのチーム状態が悪い試合では、
アンカーの位置まで下がってゲームメイクして
中盤に降りてチャンスメイクして
相手のゴール前ではフィニッシュをしてくれました。
メッシひとりに
ゲームメイク、チャンスメイク、フィニッシャーの
3役を任せるなんて試合も。
さすがにメッシが攻撃でなんでもできる選手とはいえ、
ひとりでそのすべてをこなすことは無理がありました。
メッシの最近の数シーズンの
攻撃面(得点数とアシスト数)での数字は、
チームの60%以上を占めているはずです。
メッシの数字に残らない攻撃面での貢献を考慮しても、
バルサはメッシに攻撃の60%以上をお任せしていたと言えるんではないですかね。
しかし、結果としてCLで3シーズン連続で
残念な敗退をしてしまい、昨シーズンはリーグ優勝も逃しました。
バルセロナの攻撃に変化が必要なことは明白で、
メッシがバルセロナを退団するなら
それはそれで変化が訪れるのかなと思っていました。
メッシがバルサに残ったことで安心感がありながらも、
本当に攻撃の変化は訪れるのかという心配も…。
そしてクーマン監督のもとバルサは
プレシーズンを3試合戦ってきたわけですが、
確実な変化はあったと感じています。
クーマンバルサの攻撃はメッシ中心ながらも全員が最優先でゴールをみている!
ズバリ言いますが、
クーマンバルサの攻撃はメッシ中心です。
(細木数子さんみたいですね^^)
これはプレシーズンの3試合をみて間違いないでしょう。
しかし、メッシ中心ながらも確実な変化としては
チーム全員の最優先が相手のゴールに向かっていることです。
これまでのバルサの選手の中には、
メッシを探してメッシにパスを出すことに必死に
なっている選手が何人かいました。
(悪いときのコウチーニョやグリーズマンとかですかね^^;)
攻撃の得点をするという本来の目的ではなく、
バルサでどう立ち回るかという変な目的に進んでしまう選手が…。
しかし、今シーズンのクーマンバルサの選手たちは
チーム全員が相手のゴールを強く意識しています。
クーマンバルサのプレシーズン3試合では、
PA外からのシュート数が確実に増えています。
これは選手たちがゴールを強く意識している証拠であり、
メッシが近くにいるけど自分でシュートを打つシーンは頻発しています。
このチームの変化をバケンジは、
とても良い変化だと感じています。
バルサは攻撃でゴールをするという本来の目的を思い出し、
メッシ以外の選手の攻撃面での活躍は多くなっていますね。
しかし、どんなことにも
メリットとデメリットは表裏一体であり、
このチーム全員が最優先にゴールをみていることにも心配な点が…。
メッシ以外の選手が結果を出さなければ勝てないクーマンバルサ
メッシは宇宙人とも言われる、
サッカー界でトップの選手です。
これはサッカー界の歴史上とも考えられており、
バケンジとしてはみてきた選手の中で間違いなくナンバーワン!
メッシの凄さのひとつに
『プレー精度の高さ』があります。
サッカーはミスが連発するスポーツと言われますが、
そのミスは基本的にボールを扱うときに多発します。
言い換えると
ボールを扱おうとするとミスする確率が高まるわけですが、
メッシの場合はボールを扱ってもミスどころか、
レベルの高いプレーを高精度でいつでも出来てしまう凄みがあります。
これまでメッシに集められたボールが
他の選手に分散することでメッシのシュートやパスといった、
得点とアシストの数字が今シーズンは落ちるでしょう。
これに比例してバルサのチームの数字を落とさないためにも、
他の選手の数字の面での活躍は必要不可欠です。
今シーズンのクーマンバルサは
メッシ以外の選手が結果を出さなければ勝てないチーム
になっていると思います。
プレシーズン3試合目のエルチェ戦での
バルサの試合内容はとても良かったです。
しかし、決定機やチャンスを決め切れず
1対0というスコアに終わってしまいました。
得点を決めたグリーズマンだけでなく、
コウチーニョ、アンス、トリンカオには
ゴールを決めるためのチャンスが間違いなくありました。
メッシお任せの攻撃から完璧な脱却をするためには、
他の選手の数字の面での活躍はマストです。
もしバルサが決め切れずに勝てない試合が多発すると、
またメッシお任せの攻撃に戻ってしまう可能性もなくはない。
メッシ以外の選手たちの攻撃の出来によって
今シーズンのバルサの命運はかかっていると思いますよ。
まとめ
これまでの数シーズンのバルサの攻撃はメッシお任せ状態だった。
今シーズンのクーマンバルサは
メッシ中心ながらもゴールを最優先に考えたチームに変化しています。
このことからメッシひとりの活躍ではなく、
メッシ以外の選手たちの数字の面での活躍にチームの命運はかかっている。
いつも拝見させてもらってます。
クーマンがリキ、アレニャをレンタルに出そうとしていることに対してどう考えますか?
チームの若返りを目的としているのに若い選手を減らしては元も子もないと思います。
「八代拓」さん、初コメありがとうございます。
クーマン監督が言うとおり、
「期待の若手選手は試合に常に出場しないといけない」
とはバケンジも思います。
しかし、チーム内である程度の出場機会が考慮できる場合は
チーム内に残した方がいいという気持ちの方が強いです。
リキ・プッチとアレニャはクーマンバルサではDHですが、
片方はチーム内に残さないとまずいでしょう。
DHはブスケツ、デ・ヨング、ピアニッチの3人しかいなくなりますし、
選手層的にもう1人は絶対に必要です。
また、リキ・プッチに関してはDHではなく
数回はOHの高いポジションで起用して様子をみてほしいとは思いますね。
OHはグリーズマン、コウチーニョ、ペドリなど
ライバルが多いのは確かですが、
現状の4-2-3-1のシステムならリキ・プッチのOHは面白いと思います。
クラブの変革とともにチームの若返りは進めていくべきだと思いますが、
クーマン監督にその考えはないように感じています。
クーマン監督は実質1年間のバルサ監督なので
ここで次にバトンをつなぐための1年間にするのではなく、
結果を残したいというのが本心でしょう。
このクーマン監督の心情は理解できますが、
バルサファンとしてはクラブを長い目で見たときに
今シーズンは若返りなど変革の1年目というとらえ方をしている人が多いと思います。
1、会長はビジョンがなくその席に居座ることに必死
2、監督は1年間で結果を出すことに必死
3、ファンは変革の1年目として多少の結果を犠牲にしてでもチームの若返りを期待
すべての願望が一致されていない状況であり、
バルサはクラブとしてみたときにこの1シーズンが効果的なシーズンにはならないと思います。
会長、監督、ファンの間で期待することが違い、
もはやどこに進んでいくのかバケンジも分からないです^^;
クーマン監督になって期待することにバケンジは
・インテンシティの高いチーム作り
・若手選手の成長
の2つを挙げましたが、
もはやすでに若手選手の成長の部分は期待できない現状だとは感じています。
選手の移籍に関してはコロナの影響による
財政の問題も関係していると思いますが、
期待の若手選手の完全移籍によるお金の換金だけはやめてほしいですね。
いろいろ書いていたら長くなりました^^
若手選手の起用問題に関しては今週に記事にする予定だったので、
そちらでも書かせてもらいます。
この返信の内容と被ることはありますが、
そちらをお楽しみにしてください。
またのコメントお待ちしております。