17/18リーガ第31節 4/7 バルセロナ対レガネス 試合結果・評価
■ 目次
時間帯別試合支配率
※赤色はバルセロナ、白色は互角、黒色はレガネス
・バルセロナ10分、レガネス0分、互角80分
前半はレガネスが自分達から下がって守り、バルサは余裕をもってボールを支配できてバルサペースで進む。
レガネスの選手たちもチームが守備的に入ったせいか、激しさがなく緩い45分間だった。
バルサは楽に試合を進めることができ、ボールを支配して試合をコントロールし、前半の間にメッシが2点決めた。
後半になるとレガネスに激しさが戻り、イーブンの試合内容に。
1点レガネスに取り返されるも、試合終了間際にメッシがハットトリックとなるゴールを決め、3対1でバルサが勝利。
昨シーズンから続く国内リーグ38試合連続無敗記録に並び、バルサはリーガ優勝にまた一歩近づいた。
試合での課題点
・パス回しでレガネスの守備ブロックを崩せればもっと良かった
メッシのアクセント、コウチーニョの崩し、デンベレの突破などバルサには攻撃する手段があるが、チームのパス回しでレガネスの守備ブロックを崩せていればなお良かった。
最後は個人の力頼みになってしまうのが今のバルサで、堅い守備ブロックの前に個人の力の突破なくして崩すことができなくなっている。
ブスケツ不在もあり難しく、贅沢すぎる課題点かもしれないが、パス回しで崩せないことをこれからはもっと意識しても良さそうです。
試合での良好点
・前半のうちに2得点奪って逃げ切りに成功
レガネスの守備は堅く、もっと苦しむと予想していましたが、レガネスの守備全体が緩くてバルサにとっては楽な前半でした。その間に2得点奪ってリードを作り、最後はダメ押しゴールでしっかり勝利を収めました。攻撃の姿勢を90分間維持できており、そこが良かったです。
監督選手評価・採点
※()の中の数字は選手評価点。6が平均で1が悪く10が最高点。★はMOMの選手。
監督エルネスト・バルベルデ(8)
負傷の選手もいてローテーションをした挑んだレガネス戦、相手の前半が悪いこともありましたが無事に勝利。
左SBにセルジ・ロベルト、CHにアンドレ・ゴメスと起用してこなかったポジションでしたが、2人ともうまくプレーしていました。
後半は1点差になり少し危なくなりましたが、終わってみれば危なげない勝利と呼べる試合内容でした。
レガネスの時間を作らせなかったことは評価でき、見事な勝利でリーガ優勝まであと少し。
GKシュテーゲン(6)
ほぼ出番はなく、何度かボールをさばくというプレーだけに終わった。失点シーンはDFにリフレクトしており止めることは難しく、今日はシュテーゲンにとって難しいプレーは少なかった。
DFセメド(7)
何度も右サイドを駆け上がり良い攻撃参加をしており、今日くらいのフリーランニングで右サイドを突破してくれればOK。守備ではプレッシングや戻りで守れており、球際では上手さも見せた。少しずつ攻撃で貢献度が増してきており、来シーズンは大きな期待が持てそうです。
DFピケ(7)
あまり仕事はなかったがハイボールを跳ね返し、最終ラインを高い位置に設定して守っていた。攻撃ではサイドチェンジなどビルドアップは良く、ゴール前に入って何度か惜しいシーンもあった。チームとしてピンチは少なく、ピケの存在感は大きかった。
DFベルマーレン(7)
ウムティティの代わりに試合に出場し、安定したパフォーマンスで期待以上の活躍ぶりだった。コースを読んだボール奪取やスライディングはお見事で、ゴール前でのシュートブロックと大活躍。久しぶりの出場でコンディションは心配だったが、体にムリもきいて良いときのベルマーレンだった。
DFセルジ・ロベルト(7)74分OUT
慣れない左SBの出場だったが、レガネスのプレッシャーがあまりないこともあり困ることはほぼなかった。シンプルにプレーしながらフリーランニングで攻撃に参加し、何度か良いドリブル突破もみせた。今日のパフォーマンスで改めてどこでもプレーできることを証明し、困ったらセルジ・ロベルトという感じですね。
MFデンベレ(6)88分OUT
ボールに絡む機会が少なく、本当はもっとボールに触れて攻撃でチャンスメイクできたはずだった。ボールに触れば相手に怖さをみせていただけに、ボールをもらう動きは大きな課題点。キレ味ある切り替えしやドリブル、右からのゴール前へのパスでチャンスを作っていただけに、もっとボールに絡むべきだった。
MFラキティッチ(8)
中盤でうまく動いてボールを回し、最終ラインのカバーリングと本当にブスケツの代わりをうまくこなしてくれた。ボール奪取につながる戻りやプレッシングはお見事で今日も大活躍。ここまでフル稼働に近いということだけが心配で、怪我せずシーズンを終えてほしい。
MFアンドレ・ゴメス(7)
レガネスのプレッシャーが緩かったこともあり、アンドレにとっては自信をつける良い機会となった。ノープレッシャーの状況でアンドレなら今日くらいのプレーは簡単のはずで、よくボールを動かしていた。今日は守備面で良いボール奪取があったことが収穫で、守備の一面で成長を感じさせた。中央起用のアンドレがもう一度見たい。
MFコウチーニョ(7)81分OUT
周りの状況を見て動き出してボールを受け、何度もチャンスメイクしていた。1アシストも決めて、お見事なプレーぶりだった。攻守において戦術理解度が高く、1月に加入した選手とは思えないほどバルサに溶け込んだ印象。CLで起用できないことだけが本当に悔やまれる。
FWメッシ(8)★
ハットトリックを決めてチームを勝利に導き、攻撃で圧倒的な存在感をはなった。足の負傷によるプレーの制限もないように感じ、トップスピードで何度もプレーしていた。この4月でメッシのコンディションが良さそうなのがバルサファンにとっては嬉しい。メッシがいないバルサは勝利するのが困難になるので、後はどうか怪我をせずシーズン終了までよろしくお願いします^^;
FWスアレス(7)
ゴールこそなかったが決定機にスアレスは絡んでおり、プレーも良かった。何度か危ない横パスがあったが、コウチーニョとの連携など攻撃面で活躍していた。最近は少しフィニッシュの部分で精度を欠いているので、スアレスの爆発がここからは重要になってきそう。
DFアルバ(6)74分IN
途中からの出場だったが守備面で苦しみ、何度か突破を許した。攻撃では思いきった飛び出しでチャンスメイクしており、いつも通りだった。
MFイニエスタ(6)81分IN
あまり存在感はなく、少しのボールタッチで試合を終えた。次のローマ戦での活躍に期待がかかる。
MFデニス・スアレス(6)88分IN
出場時間が短くほとんどボールに触ることはできなかった。
試合結果
バルセロナ3対レガネス1
得点者
27分メッシ
32分メッシ(コウチーニョ)
68分エル・ザール[レ]
87分メッシ(デンベレ)
最後に一言
レガネスのまずい試合の入りにも助けられ、予想以上に苦しまずに勝利をおさめれましたね。
国内リーグ38試合連続無敗もお見事な記録で、勝利のサブ的ですが喜ばしいです^^
リーガ優勝はもう間近ですが、まだ決まっていないので油断せずに応援していきましょう!
CLローマ戦も3点差あるとはいえど油断大敵なので、アウェイで2得点決めるまではバルサの選手たちもやってくれるように思います。
レガネスの背番号3番のブスティンサという、小柄なCBが目につくほど良い選手のように感じました。首を振ってよく周りを見ており「やるな~!この選手」という印象を受けました。