《疑問》バルセロナの監督は現状ルイス・エンリケしかいない！
疑問があったので回答します。
「レト」さんより
「先日のカンテラの記事などを見るにエンリケへの不信感を強く感じますね。個人的には評価はされにくいですが、ロベルトのコンバートなど選手を活かす手腕がある時点で名将と呼んでいいと思っています。確かにペップやモウリーニョのように交代カードで流れを変える能力には欠けているものの、それはアンチェロッティも同じです。昨季のCLではアッレグリの方が評価された節がありますが、彼もテベスなどが抜けて苦戦しているという意味ではむしろ当時は持ちあげられすぎの印象がありました。なによりペップの頃は補強禁止処分もありませんでしたし、スーパーカップを中２日の３連戦で戦うなんてこともなかったですし、それにバルサBの監督はエンリケだったんですから。エンリケが貧乏くじばかり引かされている状況で結果を残してきていることはもっと評価されてもよいかと。まぁ、完全に個人的な感想でしかないんですけどね。」
「レト」さん毎度コメントありがとうございます。率直な意見いつも助かります。
見解・回答
・ルイス・エンリケは現状の最高の適任者
記事を見ていて自分のルイス・エンリケの評価が低そうに見えているのなら、それは大きな誤解ですと言いたいです。自分はルイス・エンリケを高く評価していますし、選手達がやる気を失くしたりしない限りルイス・エンリケ続行で、フロントは監督の人事に悩むことがないと思っています。
フランク・デブールやクーマンやラウドルップなどルイス・エンリケの契約延長交渉の少しのゴタゴタで後任の名前は挙がっていましたが、適任者はいないと思います。まぁ、やってみないと分からないと言う部分がほとんどですが。
名前は挙がりませんでしたが、自分はＰＳＶを指揮しているフィリップ・コクーならバルサの監督としてもやっていけそうかなとは思います。人間性的に素晴らしいですし、複数のポジションを経験していることからも、サッカー選手の気持ちを理解したり選手の可能性を広げてくれる監督だと思います。
ペップがバルサに帰って来るならそれはそれで満足なのですが、シャビも指導者としてキャリアをスタートしたばかりでもありますし、現状ではルイス・エンリケが１番手で２番手にコクーというのが自分の考えです。ラージョのパコ・ヘメス監督も見てみたいというのもありますが。
・ルイス・エンリケを評価する４つのポイント
１つ目に、バルセロナの選手達を戦う集団にまとめ上げていることが最高に評価できる。ペップが抜けた以降、チームに怠慢なプレーがあったり激しさが失われていたが、それをほぼ完璧に修正した。ルイス・エンリケに求めているのは１番にバルサを戦う集団にすることであり、今シーズン初めは少し「うん！？」という部分はあったが、ここにきてコンディションが上がったのと同時に戦う集団も復活してきた。
２つ目に、選手達のコンディション管理が上手い。ローテーションや途中交代で積極的に選手を休め、昨季はシーズン最後でも失速せずに戦えた。そんな中でもしっかり結果を残しているので、この采配に文句を言うタイミングがほとんどない。また、これは計算しているのか分からないが、誰かが調子を落としたら他の選手がコンディションを上げてチームを勝利に導いてくれる。主に南米トリデンテの事だが、スアレスはほぼ調子を崩さない感じなので、ネイマールとメッシを時期で交代させながら輝かせることが出来ている。
３つ目に、サプライズ起用含め対戦相手を考えて戦い方を変化させることが出来る。大幅なシステム変更もあれば、細かい選手交代で変更点も加えてくる。試合途中の変更は少ないながらも、相手によって選手を使い分けたりして相手の長所を消し、その中で自分達の良い部分を出そうとしている。対戦相手を分析するという部分でも、ルイス・エンリケはしっかり自分なりに対処しているので、後はバルサファンは信じるのみになっていると思う。
４つ目に、ルイス・エンリケ自身が監督として成長している部分を見せている。試合中の戦術の変更が少ない点や途中交代など選手起用が読めてしまう点はあるが、バルサの監督に就任した当初に比べて大きく監督として飛躍したと思う。結果を残しているからだけでなく、選手を尊重するというルイス・エンリケの姿勢が選手を気持ちよくプレーさせている。昨季はメッシともめて会話しなかった時期もあったと言われてエンリケを頑固者と思えたが、シーズン終盤にはほとんど問題はなくなっていたように見えた。チームの為に自分自身も変化させることが出来るルイス・エンリケは、これから他のチームでも勝利できる監督の要素が多くなっている。
これまでほとんど「レト」さんが書いたことを平たく伸ばして書いた感じですが、自分はルイス・エンリケを高く評価していますよ。もしルイス・エンリケに満足できていないバルサファンがいるなら、夢や頭の中で理想のサッカーを考えすぎでしょう。
完璧な監督はいませんし、そんな監督がいれば全勝しているの間違いなしです。監督によって長所と短所があり、どうしても自分の記事にすることは短所の部分が多くなっているということは確かにありますね。少し自分の意地汚い部分が出てるかもしれませんね(￣▽￣)。なるべく物事をポジティブに思考しているつもりですが。
