《質問》バルベルデバルサでラフィーニャの左SBはあり?
コメント欄に質問があったので回答したいと思います。
『ナインゴランのインテル移籍が発表されましたね。
これでラフィーニャの完全移籍は無くなったと思います。
なので、ラフィーニャのバルサでの来季について考察して頂きたいです。
グリーズマンが破談になったので、何か補強が無ければ、4-4-2のRMでデンベレと併用は考えられると思います。
ただ、アレニャの昇格なども考えるとポジション争いは簡単ではないと思います。
そこで、個人的にアルバの控えとしてLSBへのコンバートはありだと思うのですが、どうでしょうか?
以前の投稿にあったアルバの控え問題の解決策に当てはまる人材だと思うのですが…
長くなりましたが、宜しくお願いします。』
貴重なコメントありがとうございます。コメント欄は記事の下部にあります。質問・疑問点だけでなく、思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。
■ 目次
見解・回答
1で「ラフィーニャを左SBで起用するなら・・・」
2で「バルベルデはラフィーニャを戦力としてみているのか」
3で「ラフィーニャの今夏の動向予想」
4で「まとめ」
について書いています。
1、ラフィーニャを左SBで起用するなら・・・
・ラフィーニャの左SBはバルサが押し込む試合状況のみ
ラフィーニャの左SB起用ですが、個人的には一度も考えたことがなかったポジション変更です。
ラフィーニャを左SBで起用して頭の中でシミュレーションすると、この起用は試合状況が限定的だと思いました。
その試合状況とは、バルセロナが敵陣地で完全に相手を押し込んでいるときです。
ラフィーニャが自陣の左SBの位置でプレーする状況は難しいと判断しました。
ラフィーニャは中盤の選手、さらに言うと中盤でも後ろというより前寄りの選手です。
トップ下や1.5列目の選手としてのイメージが強く、左SBで起用するならラフィーニャは、試合展開が押し込んだ状況しかないと思いました。
・ラフィーニャはスピードがないのでSBが厳しい!?
正直ラフィーニャのSB起用は難しいと感じており、その理由は
バルセロナのSBに求められる必須の能力は
「守備力、ビルドアップ力、スピード、スタミナ、フリーランニングの上手さ、頭の賢さ(少し)」
だと思います。
ラフィーニャが現状で満たしているのは
「ビルドアップ力、スタミナ、フリーランニングの上手さ、頭の賢さ」
逆に足りないのは
「守備力、スピード」
そしてこの足りないものを補う解決策は
「守備力」→強い相手と対峙して経験を積む
⇒2~3年SBとしてプレーすれば解決
「スピード」→???
⇒走り方の改善やダッシュに関する筋力アップ!?
個人的に選手のスピード面は飛躍的に成長するのが難しく、天性が大きい印象です。
そしてSBにスピードは絶対必須の能力だと思っています。
このスピードがラフィーニャは絶対的に不足しており、SBとして起用するには難しいと判断しました。
SBにスピードがないと
・後方のスペースのカバーリングが難しい(CBのカバーリングもできない)
・後方からのフリーランニング時の迫力の無さ
・守備時に1対1で対峙すると後手に回る
ことが考えられます。
バルセロナだけでなくサイドになるとスペースがあるのがサッカーで、
それをカバーリングするには物質的なスピードが必要です。
サッカーは頭でするスポーツだと僕は口うるさく言っていますが、
サイドの選手なら最低限のスピードは必要だと思っています。
スタミナがないと90分間プレーするのが難しいように、
サッカー選手として最低限のフィジカルは必要で、
SBの選手にはある程度のスピードが必要で、それがラフィーニャには不足していると思います。
中盤のサイドでプレーする時は後ろにSBがいてスピードの面は問題ないですが、
SBとなるとスピードがないと相当厳しい印象です。
セルジ・ロベルトにはスピードがあり、守備は経験でカバーできると思ったので、
SB起用しても問題なかったと思います。他の能力もありましたし。
2、バルベルデはラフィーニャを戦力としてみているのか
・バルベルデがラフィーニャを戦力としてみていない気がする
ここではバルベルデ監督がラフィーニャをどう評価しているかについてです。
バルベルデ監督ですが、個人的にはラフィーニャを戦力としてみていない気がします。
冬にインテルにレンタル移籍をしたラフィーニャですが、
選手側のブラジル代表としてW杯に出場したいという希望もあり実現しました。
しかしバルベルデ監督らテクニカルスタッフ側からすれば、
「いれば助かる存在だけど、いなくても別に構わないよ」
というスタンスだったように思います。
そうでなければ、バルベルデ監督がレンタル移籍といえど容認しなかったでしょう。
負傷明けでラフィーニャを計算できる戦力として1月から見れなかったというのはあったでしょうが、
個人的にはバルベルデ監督にとって、“ラフィーニャは絶対必要な戦力”ではなかったように思います。
・バルベルデの心の内は読みにくい!
といっても、バルベルデ監督は良い意味でツンデレな部分があります^^
シーズン前半戦は良い活躍をしたパコを起用し続けてデレな部分をみせたかと思うと、
後半戦はパコをほとんど起用しないというツンな部分を。
デニス・スアレスに限ってはシーズン前半戦からほとんど起用せずツン状態が続いていましたが、
シーズン終盤になると継続的に出場機会を与えるというデレな部分を。
練習で良いプレーをみせているのか、練習態度をみているのか、チーム状況から判断しているのか、
それとも他の部分か、どの部分をバルベルデ監督が重要としてみているかまだ分かりません。
1年間バルベルデ監督をみてきましたが、選手の起用についてはまだ読めない部分があります。
ビダルもシーズン前半戦は起用されてある程度の活躍をみせましたが、後半戦は全く出場機会がなかったですし、本当にバルベルデ監督の心の内はよくわからないところです^^;
3、ラフィーニャの今夏の動向予想
・“口頭合意”という謎の約束をしたバルセロナ
最後はラフィーニャの今夏の動向予想についてです。
その前にラフィーニャはインテルに移籍が決定してたんじゃないの!?という方がいるかもしれないので説明を。
このブログでもインテルがCLの出場権を獲得すれば、自動的にインテルのラフィーニャ買取が決まり、移籍金は3500万ユーロと書いてきましたが、
これはどうやら書面での合意ではなく“口頭合意”だったようです。
いわゆる口約束と言われるもので、公式には信用できない部分ですね^^
インテルにはどうやらCL出場権を獲得してもラフィーニャを買取義務があるわけではなく、
ただバルサとの口約束を守るか守らないかだけの話でした。
公式にするなら書面にして確実にすることが普通ですが、バルサとインテル間でどういう交渉をしてどういう契約したのか本当に不思議なところです。
ラフィーニャがインテルで活躍すれば、プレミアあたりからさらに高額なオファーが来ると見込んで、口頭合意にしたのかもしれませんね^^;
・ラフィーニャは移籍先を探してバルサを去る
今夏のラフィーニャの動向ですが、結果的に移籍すると予想しています。
バルサのプレシーズンに参加するラフィーニャですが、ここがバルベルデ監督へのアピールの場となりそうです。
ここでアピールに失敗すると完全に戦力として見られず、移籍先を探すことになります。
そしてこのパターンになると思っています。
バルベルデ監督は昨年のプレシーズンでも若手の選手などに出場機会のチャンスを与えていましたが、
OKを出すハードルが極めて高い印象です。
当落線上に一度入ってしまうとそこから抜け出すのは容易ではなく、
ましてプレシーズンの短い出場時間でバルベルデ監督を満足させるパフォーマンスをみせるのは難しい。
18/19シーズンのバルセロナの中盤は
右SH:デンベレ、アレニャ
右CH:アルトゥール、ラキティッチ
左CH:ブスケツ、パウリーニョ
左SH:コウチーニョ、デニス・スアレス
と選手数はそろっており、この中に入り込むには「違いを作る選手」か「有望な若手選手」になると思います。
ラフィーニャはこのどちらにも該当しておらず、個人的には残念ですがバルサとはアディオス予想。
アレニャが負傷しているので今夏は残留することも考えられますが、中盤は今夏に1人補強する予感もあり、ラフィーニャの席はないように思います。
4、まとめ
・ラフィーニャの左SBはスピード面から厳しい
・バルベルデ監督はラフィーニャを絶対必要な戦力としては見ていない
・ラフィーニャはアピールに失敗すると移籍先を探すことになる
ウィリアンにバルセロナが、70億近いオファーを出しましたが、バケンジさんはどう思いますか。 私は70億を出すんだったら他の補強にお金を使って欲しいです。
「FC」さん、コメントありがとうございます。
質問のほう回答させていただきました。ご確認ください。
ウィリアンはいらないと思います。
29歳という年齢、5000万ユーロという高額、圧倒的な違いを生み出す選手ではないこと
これらの点から今のバルセロナに必要な選手には感じません。
またのコメントお待ちしております。
これからもよろしくお願いします。
ラフィーニャ好きなんで残って欲しいんですけど中盤は飽和状態なんで厳しいですかね…まぁ何が起こるかは分からないので様子を見てみましょう笑
こちらこそよろしくお願いします。
「神戸っ子」さん、いつもコメントありがとうございます。
ラフィーニャは残ってほしいですね。
でも現実的にいったら放出されそうですし、
ラフィーニャ自身も出場機会を含めて移籍を志願している気がします。
「インテルに残りたい!」発言していましたし^^;
プレシーズンの活躍次第では残留もあると思うので、
バルベルデを納得させるだけの気合いとプレーに期待しています。
またのコメントお待ちしております。
これからもよろしくお願いします。
Leo the footballさんという方がYouTubeにアップした動画の中でラフィーニャの左サイドバック起用について提案していた思います。(だいぶ前の動画だったと思いますが…笑)
「神戸っ子」さん、いつもコメントありがとうございます。
ラフィーニャの左SBについて他の方も提案していたんですね^^
YouTubeの「Leo the football」さん、知っていますよ。
拝見した動画は1つか2つですけど^^:
ラフィーニャの左SBは個人的に難しいと思っていますが、
どうなんですかね。一度試してみてもいい気がします。
またのコメントお待ちしております。
これからもよろしくお願いします。
回答ありがとうございました!
なるほど、SBへのコンバートは必要になる能力が多く、簡単では無さそうですね。
そう考えると、やはりセルジ・ロベルトの適応は素晴らしいですね。
ラフィーニャは好きな選手の1人で期待しているのですが、バルサで出場機会を得られないなら、活躍できるチームへの移籍も致し方ないですね。
開幕に向け、人員整理も含めてバルベルデ監督が、どのようにチームを仕上げて来るか楽しみです。
「ゆうすけ」さん、コメントありがとうございます。
わざわざお礼ありがとうございます。
ラフィーニャの左SBに個人的には反対ですが、
一度試してみてもいいかもしれませんね。
ラフィーニャは攻撃面(高い位置)のプレーで
十分に戦力として計算できる選手だけに、
起用するなら高い位置でいいと思っています。
ラフィーニャは個人的に計算できる戦力なだけに
放出は避けてほしいですが、現状では残留が難しい気がしています^^;
バルベルデ監督次第なので、どうか残留させて起用してほしいところです。
またのコメントお待ちしております。
これからもよろしくお願いします。