《質問》19年夏にラキティッチ放出すべきか? ポグバについても
コメント欄に質問があったので回答したいと思います。
『いつも楽しく拝読しています。
2018年~2019年の補強戦略についてご意見をお聞かせください。
バルサのポクバ補強のニュースが出ていますが、ここにラキティッチをパリに放出、というニュースも入ってくるようになりました。
ラキティッチはとても良い選手ですが、パリが契約解除金を払うということであれば、年齢を考慮し、放出もアリかと思っています。
そこで、2018年夏にラキティッチを放出し、それなりの選手(ユーベ退団でフリーのマルキジオなど)を獲得、そして、ラキティッチの契約解除金+残っている今夏の補強資金でポクバを狙う、とういうのはいかがでしょうか?
ポクバはイングランドの移籍マーケットが閉まっているので、現時点では難しいと思いますが、コウチーニョの時と同じく、夏交渉→冬に獲得、が再現できないかとも考えました。
いかがでしょうか?』
今回の質問はずっと前にいただいた質問なので時期が過ぎてしまいました。
こちらの回答の遅さが原因なので、申し訳ありません。
この質問の時期が過ぎてしまったことにより勝手ながら
「2019年夏にラキティッチを放出した方がいいのか?それとポグバについて色々」
と2つについて書いていきます。
質問をいただいた方の意図には合っておらず、ご了承ください。
■ 目次
見解・回答の目次
1、「バルベルデ監督が来期も指揮するならラキティッチは残留した方がいい」
2、「メンタル面で未熟なポグバ、レアル・マドリードに移籍しても…」
3、「まとめ」
1、バルベルデ監督が来期も指揮するならラキティッチは残留した方がいい
・ラキティッチ放出にこれまで肯定派でしたが、残留でOK派に変更!
昨年の18年夏にパリから高額(恐らく9000万ユーロ)なオファーがバルセロナにはあり、その時はラキティッチを売却した方がいいと書いていました。
その理由は「移籍金の高さが魅力的、アルトゥール含めて若手選手の出場機会確保」の大きく2つでした。
しかし、現在ではラキティッチは“19年夏に放出しない方がいい”と考えを変えました。
考え方を変えた理由はこれから下で説明します。
・ラキティッチを19年夏に放出すると5人の中盤の選手では対応できない
昨夏に近いオファーの金額は、ラキティッチの今シーズンの活躍を考えたらやってくると思います。
予想では6000万~7000万ユーロで、31歳の選手ならとても高額な移籍金です。
正直とても魅力的で、選手年俸問題の減少も含めて売却にうなずきたい。
しかし、ラキティッチを売却した後のバルサの中盤を考えたときヤバい状況になるのでは?と思います。
昨夏の段階ではブスケツ、アルトゥールを中盤の主力にして、ビダル、ラフィーニャ、アレニャ、デニス・スアレスの4人で残りの一席を争う形でいいと感じていました。
来シーズンのバルサを考えると、おそらくラフィーニャとデニス・スアレスの2人はいないと予想。
そうなるとラキティッチをもし売却した後の中盤はブスケツ、アルトゥール、ビダル、アレニャ、新加入のデ・ヨングの5人となります。
この5人だけだと、負傷者がでたときに対応できない。
また、中盤でうまくバランスをとれる選手がブスケツ一人という状況も危機感を感じています。
負傷者が出ずに5人がしっかり活躍してくれれば問題ないですが、その確証はありません。
そんな時に確実に計算できるラキティッチをチームに残した方がいいと考え方を変えました。
来シーズンは中盤の3つの席をブスケツ、ラキティッチ、アルトゥール、デ・ヨングの4人で回し、ビダルで変化、アレニャは途中出場とローテーション要因にするのがベストだと判断しました。
・高額な中盤の選手を補強するなら計算できるラキティッチをもう1シーズン、そして20年夏からは…
「いやいやラキティッチを売却してそのお金でいい中盤の選手を補強した方がいい!」
と思っている方がいるかもしれません。
確かにそれもひとつの戦略としてはありだと思いますが、その獲得した中盤の選手が活躍できなかったらベンチにはビダルとアレニャの2人。
ブスケツ、アルトゥール、デ・ヨングを中盤のスタメンとしてプレーさせるのは賛成です。
しかし、スタメンにした3人のうち1人でも負傷したら選手数的にきつくなりますし、やはり計算できるラキティッチがいた方がバルサは強いと思います。
「ベテランのラキティッチを起用していたらバルセロナの中盤の世代交代はどうするんだ!?」
と思われるかもしれませんが、この世代交代という面は大丈夫だと思います。
バルサBカンテラ選手のリッキー・プッチがいます。
19年夏にトップチーム昇格はまだ早いと感じており、20年夏にトップチーム昇格で若返りますし、さらにカンテラ選手です。
リッキー・プッチという有望なカンテラ選手がいることから、外部からバルサスタイルにマッチする選手を博打的に補強するという選択肢は消していいと思います。
19年夏にラキティッチを売却していい選手を獲得しなくても、20年夏にはリッキー・プッチがトップチームに昇格するから、ラキティッチを19年夏に売却しない方がいいという結論に至りました。
20年夏の頃にはアルトゥールはさらに成熟し、デ・ヨングも1年目を終えてアンカーとインテリオールの2つのポジションで良い感覚をつかんでいるはずです。
そのタイミング(20年夏)なら、ラキティッチを売却しても大きな問題は起きないと思います。
移籍金はガクッと低くなるかもしれませんが、功労者ラキティッチなので移籍金は少なくても我慢ですかね^^
2、メンタル面で未熟なポグバ、レアル・マドリードに移籍しても…
・CLでバルセロナと対戦したポグバ、能力は間違いないがメンタル面はまだ未熟
ここからは直近のポグバについての印象についてです。
CLの準々決勝でユナイテッドと対戦したバルセロナは、ポグバと対戦しました。
優れたフィジカルとテクニックを生かすプレーは見事で、ユナイテッドで脅威となる数少ない選手の一人でした。
しかし1stレグのポグバ、2ndレグのポグバを見たときに、メンタル面で未熟な部分があったように思います。
1stレグの時のポグバは大きな脅威でしたが、2ndレグのポグバはユナイテッドファンには申し訳ありませんが存在感ほとんどなし。
2ndレグの試合は前半20分でメッシに立て続けに失点してトータルスコア0対3となり、バルセロナの次のラウンド進出は雰囲気的に決まりました。
そこからポグバはほぼ完全に試合から消えてしまいました。
ポグバはあの試合でユナイテッドではチームを引っ張るエースの存在でありながら、残り70分間でチームに対して諦めていない姿勢が足りなかったと思います。
0対3はカンプノウでバルサ相手にはきつすぎるスコアですが、逆転が不可能かと言えば70分あればまだ分かりません。
この時にポグバはメンタル面で未熟で、自分のチームにおける立場や自分がするべきことをまだ理解していないように感じました。
ダゾーンのこの試合の解説者である川勝氏もポグバのメンタル面について語っていましたが、それに賛同です。
ポグバはトップレベルで何年もプレーしており、お手本になる選手が多くいたユベントスでもプレーしていました。
しかし、メンタル面がまだ未熟なのはこれからのサッカー人生で致命傷になりかもしれません。
・今夏にもしレアル・マドリードに移籍しても大成功するかは微妙!
今夏にポグバがレアル・マドリードに移籍するかは分かりませんが、もし移籍しても現在のままのメンタルなら大活躍できるかは微妙だと思います。
チーム状況が良いときはいいプレーをして、チーム状況が悪いときはそれに伴い悪いプレーになるとレアル・マドリードではやっていけないでしょう。
ポグバが移籍となると多額のお金が動きますし、マドリーファンは間違いなくポグバに大きな期待感を抱きます。
そんな中、安定感のないプレーをしていればマドリーファンは…。
実力があるポグバだけに、自分の立ち位置をしっかり理解しておかないと、レアル・マドリードというメガクラブでは厳しいかもしれません。
バルサファンとしてポグバがマドリーに移籍して大活躍は願っていません。
しかし、ポグバはほとんどの能力が高い選手だけにさらに活躍できる選手だと思います。
3、まとめ
・19年夏はラキティッチを残留さした方がいい、そして20年夏に売却へ
・ポグバはメンタル面で改善するとさらなる活躍ができる
現在左SBはジョルディ・アルバのみで夏の市場でバックアッパーの獲得は必須だと思います。
候補として
①カンテラからミランダ
②ククレジャをレンタルバック
③フェリペルイス
④その他
バケンジさんはどう思いますか?
「ケイ」さん、コメントありがとうございます。
質問のほう回答させていただきました。
ご確認ください。
個人的な希望としてはミランダをアルバのバックアッパーとしてトップチーム昇格でいいと思います。
しかし、バルベルデ監督は起用できる戦力を必要としていると思うので
ゼロ円移籍で即戦力を獲得してくると思います。
現状の噂の中ではフェリペ・ルイス>モンレアル>アルベルト・モレノ
ここに新しい名前が挙がってくるかもしれないので、これからのニュースに注目ですね。
またのコメントお待ちしております