インテンシティの高いチームを作りたければトレーニングから激しくキツく!ビダルの金言から学べるもの

クーマンバルサのプレシーズンが始まり、

今シーズンのトレーニングも開始しました。

 

トレーニング内容は映像で

ロンドくらいしか見ることができませんが、

今シーズンのトレーニングはとても大事です。

 

いつもトレーニングは大事なのですが、

クーマン監督はバルサにインテンシティが

足りないことを気付いています。

 

それを改善するにはトレーニングから

インテンシティを高くするしか方法はありません。

 

今回は

トレーニングの重要性、強度を上げて激しいトレーニングをするべき、ビダルの金言から学べるもの

について書いていきますね。

 

試合のインテンシティ不足はトレーニングの緩さからきている

バイエルン戦の2対8という大敗は、

インテンシティ不足が大きな要因の1つでした。

 

クーマン監督はバルサの就任会見時に

チームのインテンシティ不足を指摘し、

その改善にトレーニング初日から取り掛かるでしょう。

 

試合のインテンシティ不足はなぜ起きるかと言うと、

日頃のトレーニングでのインテンシティ不足以外考えられません。

 

「練習で出来ないものが試合で急に出来るものか!?」

といった言葉がある通り、

トレーニングでインテンシティが低いのに

試合になったらインテンシティが高くなる可能性は低いです。

 

その試合におけるモチベーションでインテンシティは変化するものですが、

それは1試合や少しの時間だけしか効果はなく、

継続的にインテンシティが高いチームにはなりえません。

 

日頃のトレーニングレベルがそのチームのレベルになり、

昨シーズンのバルサは残念ながらインテンシティの低い

トレーニングを積み重ねてしまったのでしょう。

 

クーマン監督には日頃のトレーニングから厳しく、

選手たちにインテンシティ高いトレーニングを

してくれることを期待したいです。

 

この面でクーマン監督は大丈夫な気がしますね。

 

 

ベテランに合わせた軽いトレーニングではなく90分間激しく戦えるトレーニングをするとき

昨夏に加入したデ・ヨングは、

昨シーズンのプレシーズンにバルサでトレーニングし、

すぐさま個人トレーナーを雇っています。

 

それはなぜかと言うと、

バルサのトレーニング強度が低すぎるので

もっとハードなトレーニングをする必要があると

理解していたからです。

 

その効果もあってかデ・ヨングは、

バイエルン戦でも戦えていた選手ですし、

シーズンを通して足が止まるシーンはありませんでしたね。

 

バルセロナの近年のトレーニングは

強度が低いという噂がでています。

 

デンベレの繰り返される筋肉の負傷も、

トレーニングの強度不足の可能性が指摘されています。

 

バケンジはトレーニング強度が足りないのなら、

デ・ヨングのように個人トレーナーを雇い

自分でトレーニングすべきとこれまでは考えていました。

 

しかし、バルサのインテンシティがあまりにも低いことがあり、

トレーニング自体を見直すときだと思っています。

 

ではなぜバルサのトレーニング強度が低くなったかというと、

噂ですがバルサのベテランである重鎮選手に合わせた

トレーニングをしていると言われています。

 

30歳オーバーの選手に合わせたチームトレーニングをし、

若い選手にとっては強度の低いトレーニングになっていた可能性が高いです。

 

また、バルサのベテラン選手は主力選手が多いことから、

公式戦が始まるとほぼリカバリーのような

軽いトレーニングしかしてこなかったのかもしれません。

 

噂なので事実かは分かりませんが、

ベテランに合わすのではなく90分間激しく戦えるための

トレーニングをする必要があります。

 

上記でも書きましたが、

トレーニング時からクーマン監督は厳しそうなので、

今シーズンはバルサの選手たちも厳しいトレーニングをすることになるでしょうね。

 

 

ビダルの金言から学べるもの

最後はトレーニングではありませんが、

ビダルがバルサのクラブ再建の決断についてコメントしていましたね。

 

要約すると

「バルセロナはトップクラブにふさわしくない決断をこれまでしてきた。

サッカーは日々進化しているのだからバルサはアプローチを変える必要がある。

現代のサッカーはフィジカル的な要素がより大事になってきている。

スタメンとベンチの選手に差があり競争力が足りない。

進展を遂げることなくDNAにだけ頼っていると問題が起きる」

 

ビダルのコメントを全文聞いておらず、

切り取った部分をさらに要約すると上記のようになりました。

 

ビダルのコメントの中で特に印象深いのは、

「進展を遂げることなくDNAにだけ頼っていると問題が起きる」

ですかね。

 

・カンテラ重視のチーム構成

・ポゼッションサッカーへの原点回帰

・勝てるクラブへの復活

 

バルサの変革として

バケンジはこの3つを重視すべきと思っています。

 

しかし、これはかつて良かった時代のサッカーを

目指すという意味ではありません。

 

選手の顔ぶれが違うので昔と同じサッカーは無理ですし、

対戦相手がバルサ対策としてやることも違います。

 

現代に沿うような新しいポゼッションサッカーが必要で、

攻撃面で重要な要素は

・オフザボールの動きの質と量

・頻繁なポジションチェンジ

だと思っています。

 

バルセロナのポゼッションサッカーはこれまで

4-1-2-3のシステムの中で、

自分の動くエリアの中でボールを受けるサッカーでした。

 

しかし、このサッカーはもはや限界を感じます。

 

これからは対戦相手の守り方によって相手の隙を見つけ、

自分たちでフリーの選手を作りながら

パスを回していく必要があると思います。

 

フリーな選手を作るために重要な要素は、

オフザボールの動きの質と量、ポジションチェンジ

の2つだと考えています。

 

なので4-1-2-3のシステムに固執する必要はありません。

 

正直いまだに「バルサは4-1-2-3でなければいけない!」と

言っている人は時代遅れに感じます。

 

また、これまでのバルサは

テクニカルとタクティクス面に力を入れてきましたが、

フィジカルの部分も力を入れていく必要があります

 

チーム全員をムキムキの選手にすべきだと言っているのではなく、

対峙する相手選手と互角以上に戦えるフィジカルの強さも必要です。

 

単純なフィジカルの強さが足りない選手もおり、

リキ・プッチはその代表的な選手になるでしょう。

 

そういう選手はタクティクスとメンタルで対抗すればいいです。

 

タクティクスは1対1の駆け引きで、

メンタルはインテンシティの高さを意味します。

 

フィジカル的な要素が負けているからと言って、

身体のぶつかり合いや走力で負けるのは当然ではありません。

 

サッカーというスポーツは

その要素で負けても他の要素で補うことができ、

やり方次第で相手より勝ることは絶対にできます。

 

 

長々と書いてきましたが、要は

バルセロナもサッカーを進化させる必要があるということです。

 

バケンジとしては進化させようとしていたのが

昨夏にユース年代の監督に就任したバルデスで、

システムを変更したりポジションチェンジを頻繁にする

戦い方をしようとしましたがバルサの育成部門には

受け入れられなかったようですね。

 

バルデスはピッチ外でクラブの輪を乱す行為もあったようですが、

バルサを進化させるために試行錯誤していた数少ない人物だと感じました。

 

クライフ監督のサッカーは素晴らしいものがあり、

現在のバルセロナを作っています。

 

しかし、そこからさらに進化させないと

バルサの次なる黄金期は訪れないように

バケンジは強く感じますね。

 

 

まとめ

バルセロナはインテンシティ高いチームを作るためにも

日頃からインテンシティ高いトレーニングをしなければならない。

 

ベテランに合わせた軽いトレーニングではなく、

90分間激しく戦えるためのトレーニングをするとき。

 

バルサはサッカー面で進化することが求められており、

それなしに再び黄金期は訪れない。

 

 

PS.

昨シーズンのバルサのインテンシティの低さに

不満を持っていたバルサファンは少なくないはず。

 

結果的にバイエルン戦で大きく露呈しただけで、

その前からチームのインテンシティの低さは

要所要所で表れていたように思います。

 

今シーズンはクーマン監督のもと、

そんなチームは生まれ変わるはずです。

 

ロンド(鳥かご)主体だとは思いますが、

チームのトレーニングはFCバルセロナの

公式YouTubeチャンネルから少し見ることができます。

↓↓↓

FC Barcelona

 

バケンジもプレシーズン中はバルサの選手たちの

プレーをみるためにチェックしています。

今シーズンはロンドからインテンシティが高いかもしれませんよ。

 
 

4 Responses to “インテンシティの高いチームを作りたければトレーニングから激しくキツく!ビダルの金言から学べるもの”

  1. 匿名 より:

    ぶっちゃけ今のバルサに現代的なサッカーが出来るとは思えません。補強は数年前からほぼ外れていますし、チームは崩壊寸前。
    コロナとメッシ退団騒動で大打撃。これからどうなるのやら。。

    • バケンジ より:

      「匿名」さん、コメントありがとうございます。

      現代的なサッカーを取り入れていかなければいけませんが、
      今シーズンは難しいでしょう。

      クーマン監督は実質1年なので長期のプランは難しく、
      だからこそクーマン監督には
      「戦える集団化」と「若手育成」
      の2つの面で期待しています。

      試合内容に関しては来期以降の新会長とともに
      長期的なプランでの試行錯誤にはなると思っています。

      チームは混乱していると思いますが、
      それでも目の前の試合に全力で立ち向かうことはできるはずです。

      メッシの退団は遠くない将来きたはずで、
      早めにチームを再建できると切り替えていきましょう。

      少し強引にポジティブにしていますが、
      今まで優勝候補だったのは当然な状況ではないわけで、
      バルサを長く応援していれば辛抱する時間も訪れますよ。

      またのコメントお待ちしております。

  2. かちろー より:

    あんた最近まで4-1-2-3にこだわるような記事しか出してなかったやん

    • バケンジ より:

      「かちろー」さん、コメントありがとうございます。

      ネイマールが抜けてスアレスとメッシの2人になり、
      バルベルデバルサ時代のときに選手の特徴から
      4-4-2を推奨してきたつもりでしたが、
      うまく伝わっていなかったようですね。

      基本の考えは4-1-2-3でも、
      選手の特徴によりシステムは変更してきたつもりでした。

      最近ではメッシをトップ下にした
      4-3-1-2を推奨していました。

      しかし、こちらもうまく伝わっていなかったようなので
      より分かりやすい丁寧な文章を心がけます。

      いつも読んでくださっているようなのでうれしいです。
      ご指摘ありがとうございました。
      またのコメントお待ちしております。

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