キケ・セティエンのバルセロナの監督として足りていない能力、バルサで成功できるのか!?
リーガは2位という結果でバルセロナはフィニッシュ。
クラブ、選手、ファンにとって悔しい結果となりました。
1月のシーズン途中に就任したキケ・セティエン監督は、
バルセロナの監督として約半年(中断期間を除けば約4か月)が経過。
約半年もみれば、キケ・セティエン監督の能力も分かってきました。
今回は
キケ・セティエンのバルセロナの監督として足りていない能力、バルセロナで成功できるのか
について書いていきますね。
■ 目次
ビッククラブを率いた経験がないキケ・セティエンの欠如している能力!?
1月に監督変更した時点で現状は予想していたはず…
1月というシーズンが後半戦にさしかかるときに
バルセロナの監督に就任したキケ・セティエン。
1月に監督変更をした時点で、今シーズンが
難しいシーズンになることは予想できました。
(いざ現実になると耐えるのは難しいですね^^;)
プレシーズンの練習期間もなくぶっつけ本番で
試合を戦い続けながらチームを成熟させなければいけません。
通常なら3月になればタイトルがかかる大事な局面を迎え、
その時期に向けた時間は2ヵ月もないです。
練習期間も取れずに約2ヵ月試合を重ねただけで、
試合内容を改善して勝ち続けるチームを作ることが
ミッションとして難しすぎました。
現在は実質4か月ほど過ぎましたが、
それでも時間は足りないですね。
現状を迎えているのはキケ・セティエン監督には
少しの責任しかないように思います。
ポゼッションサッカーという原点回帰が第一目的で就任したキケ・セティエン
キケ・セティエン監督就任に伴い、
バルサファンが期待したことは
ポゼッションサッカーの復活と勝利です。
ポゼッションサッカー主体の本来あるべきバルセロナの姿になり、
試合内容が改善されて勝つチームです。
いい意味で間違いが起こって今シーズン勝てれば最高で、
今シーズンを勝つための監督変更ではありません。
はっきり言って今シーズンの結果だけを求めるなら、
バルベルデ元監督の続投、または
ビッククラブを率いたことがある経験豊富な監督を就任させるべきでした。
結果だけでなく試合内容も大きく改善されていませんが、
ファンはもう少し我慢してキケ・セティエン監督を見守る必要がありそうです。
ビッククラブの監督として必要な3つの能力が足りていない
ここからが本題で、
バルセロナを率いるにあたってキケ・セティエンが
監督として足りていない能力についてです。
まず結論からで
・対人関係での人心掌握
・ピッチ外での言動
・試合におけるオプションの少なさ
ひとつずつ説明していきますね。
・対人関係での人心掌握
まず1つ目の対人関係での人心掌握についてで、
選手との信頼関係が構築できていませんね。
監督のアイデアや戦術をピッチ上で表現するのは選手たちで、
監督に対して信頼がなければ選手は動きません。
キケ・セティエンのコミュニケーション能力は
低いように感じませんが、
一流のサッカー選手はひと癖もふた癖もあるので
対応に気を付けなければいけません。
マドリーのジダン監督が、監督として
最も優れている能力はおそらくこの対人関係での人心掌握。
選手はジダン監督を信頼して思い切り戦い、
監督と選手たちのあいだに強い信頼関係を感じます。
キケ・セティエン監督は選手たちとの
あいだに問題を抱えており、
チームを一つにまとめることに苦戦中ですね。
・ピッチ外での言動
次に2つ目のピッチ外での言動についてで、
キケ・セティエン監督は言動にもっと工夫が必要ですね。
キケ・セティエン監督は正直者なのか、
事実ベースでしゃべりすぎです。
ビッククラブであるバルセロナの監督には、
一つ一つの言動に大きな注目が集まります。
悪い表現で言えば、
みられている部分では仮面をうまく使いこなさなければいけません。
ただ思っていることをポンポンと話すのではなく、
自身の言動がメディアにどう対応されるか
考えながら言動することが求められます。
ピッチ外で余計なエネルギーを取られないように
もっと工夫しなければいけませんね。
バルベルデ元監督はメディア対応が上手かったと思います。
・試合におけるオプションの少なさ
最後の3つ目の試合におけるオプションの少なさについてで、
試合のオプションが少なすぎて難しい状況に対応しきれていませんね。
チームがうまくいっていない試合状況で、
効果的な解決策が少なすぎます。
そのまま時間が進んでしまうか、
選手やシステムを変更しても戦況が有利になりません。
試合に向けて準備してどう戦うかはいいのですが、
特に後半になって相手がバルサに対応した時に
キケ・セティエンは相手の対応にほとんどなにも出来ていません。
キケ・セティエンバルサになってから、
後半になると苦しくなる大きな要因だと思います。
負傷者や過密日程などの状況、
1月に就任したことでほしい選手が獲得できていない、
など監督として難しい状況なのは理解できます。
それを差し引いたとしても
バルセロナの現戦力ならもう少し対応できると思います。
バルベルデ元監督は現戦力で後半になると対応していましたし、
戦況を一気に有利に進めることにたけていました。
バルセロナでキケ・セティエン監督が成功するのに必要な2つのもの
ここまでなかなかネガティブな内容が続きましたね。
キケ・セティエン監督を解任しろ!という
ネガティブキャンペーンをしたいわけではありません。
キケ・セティエン監督もバルセロナで成功を
収めることは可能だと思っています。
それには2つ必要なものあると考えています。
・成長
・時間
キケ・セティエン監督をみていて、
ビッククラブを率いた経験の無さが
如実に表れているように感じます。
上記で挙げたバルセロナの監督として足りていない
「選手との関係性、メディア対応、試合中の対応」
は、監督として成長すれば解決できるはずです。
それには選手ではありませんが監督にとっても
成長する時間が必要だと思います。
ルイス・エンリケ元監督とメッシは一時期、
2か月間ほど目も合わせず会話なしという時間を過ごしました。
しかしある時期を境にこの問題は解決しています。
この時に問題解決のあいだに入ったのは
シャビやイニエスタという重鎮の選手たちでした。
何が言いたいかというと、
キケ・セティエン監督の問題に対して
選手もクラブも助けることができるということです。
メッシが試合後のインタビューで
チーム状況に対して厳しいことを言っていますが、
なにも感情任せに不満をぶちまけているのではありません。
チームが勝つために必要なことをしており、
解決に向けて第一キャプテンとして動いているのだと思います。
リーガ第37節のオサスナ戦でのふがいない試合の後、
チームは話し合ったとメッシが語っていました。
最終節は5対0の快勝というより、
選手たちの闘う姿勢が改善されていました。
監督、選手、クラブが一丸となって戦えば、
キケ・セティエンが監督でも成功するシーズンは送れるはずです。
リーガ最終節の戦いをみたことで、
CLでの大逆転優勝の可能性が1%未満から数%になったと思いますよ。
まとめ
キケ・セティエン新監督就任はポゼッションサッカーを取り戻すため。
バルセロナを率いるにあたってキケ・セティエンに足りない能力は
・対人関係での人心掌握
・ピッチ外での言動
・試合におけるオプションの少なさ
それを解決するにはキケ・セティエンが成長し、
そのための時間が必要です。
監督の問題は選手とクラブも助けることができ、
チーム全体で問題解決に挑むべき。
PS.
長い梅雨は全国的に続いていますが、
本格的に暑くなってきましたね。
コロナウイルスの影響で外出時にマスクは欠かせず、
熱中症に気を付けましょう。
水分補給は健康面を考えて「常温の水」がおすすめで、
バケンジは1年中ほぼこれしか飲んでいません。
また、汗をかく状況なら
体内の塩分が不足してくるので、
塩分チャージのタブレッツなどで塩分補給も忘れずに。
バケンジはタブレッツとアクエリゼロで対策しています。
日本の夏は蒸し暑く、
今夏はマスクの影響もあって余計に暑く感じるので、
再度になりますが熱中症に気を付けてくださいね。