キケ・セティエン監督のバルサの完成度は●●%、今シーズン完成させるプレーは?

バルセロナの選手たちはピッチで練習を始めていますね。

 

5月18日からは限定的なグループ練習が許可され、

バルサの選手たちがロンドをしている姿がみられます。

 

バルセロナの練習を少しでもみるなら、

FCバルセロナの公式YouTubeチャンネルをチェック!

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FC Barcelona

 

リーガの再開は6月中旬を予定しており、

あとはスペイン保健相から正式に許可がおりればリーガは再開されます。

 

バルサは中断時にはお世辞にもチーム状況が

良い時期とは言えず、むしろ悪い時期でした。

 

バルサとしてはこの中断明けから上昇気流に乗りたいところ。

 

キケ・セティエンはシーズン途中にバルサの監督に就任し、

チームの完成は程遠いといえます。

 

ということで今回は、

・中断時のキケ・セティエン監督のバルサの完成度

・今シーズン完成させるプレー

について書いていきます。

 

セティエンバルサの完成度はまだ●●%と伸びしろ十分!

チームの完成度はまだ●●%

セティエンバルサのチームの完成度ですが、

中断時は10%とみています。

 

攻撃のビルドアップ時に少しだけやりたいことができ、

守備のプレッシングはまだまだといったところ。

 

スアレス欠場によるCF不在問題で、

前線の迫力を出すことに時間を使いました。

 

スアレスがいる状況ならば、

ビルドアップやプレッシングなどもっと

チームの完成度は高くなっていたかもしれません。

 

 

動いたスペースに誰かが入ってくるサッカーがしたいセティエン監督

セティエン監督がバルサのレジェンドである

ヨハン・クライフ氏の影響を強く受けていることは有名です。

 

セティエン監督はその影響もあり、

ポゼッションサッカー信者の監督の一人。

 

そんなセティエン監督がしたいサッカーは、

「動いたスペースに誰かが入ってくる流動的な攻撃サッカー」

とこれまでの試合をみていて感じます。

 

選手ひとりひとりのポジショニングを大事にしながら、

ボールが動くたびに細かいポジショニング修正だけでなく、

大きな動きで相手をかく乱するサッカーがしたいのでしょう。

 

攻撃面(ボール保持)で相手から主導権を握り、

自分たちから仕掛ける攻撃的なサッカーなので

バルサファンが喜ぶサッカーです。

 

その完成度は上記にも書いたように10%とみており、

ここからはどういったプレーが完成していて

どういうプレーが出来ていないかについて書いていきますね。

 

 

ビルドアップ時から2つのプレーまでしか進んでいない

ビルドアップ時のポジショニング、そこからの落としのみ完成!

完成しているプレーは、

・GKやCBからのビルドアップ時のポジショニング

・インテリオールが前を向ている選手に落とすプレー

 

残念ながらこの2つのプレーだけです。

 

GKやCBからのビルドアップ時にバルサの選手たちの

ポジショニングはいいです。

 

セティエン監督は4人のDFとアンカーの5人に

GKからパスを出したいものの、

相手がマークをタイトにしてくることを予想して

インテリオールの2人がパスの受け手になる状況を完成させています

 

インテリオールの選手が自分のスペースの中で

マークを少し外し、ダイレクトで前を向いている

後方の5人にパスを落とすところです。

 

セティエンバルサの完成はビルドアップにおける

ここまでと現状みています。

 

 

ビルドアップの続き、敵陣地の攻撃は個人(メッシ)頼みのままで出来ていない

ここからは出来ていないプレーになります。

 

自陣の攻撃のビルドアップの完成度は上記に書きましたが、

この2つのプレー以降は出来ていません。

 

後方の5人が前を向いてボールを受けても

前線の選手や周りの選手がそれに連動して

ボールを受ける動きができていないので、

そこでボールを動かせずにもう一度GKに

戻すということが繰り返されています。

 

中断前はカンプノウの試合で、

シュテーゲンに戻す回数が多くなり

ファンからブーイングなんて飛んでましたね。

 

落とした後のプレーにまだ反応できていないので、

バルサファンもイライラが募ったのでしょう。

 

これを解決するには

・前線の選手がボールをもらう動きを合わせる

・もう一度インテリオールの選手が動き出してボールを受ける

・前を向いた選手がボールを前に運んで局面打開

といったことが状況次第で考えられます。

 

選手に得意不得意もあるので出来るプレーは限られており、

1月からチームを作っているのなら

完成していなくても仕方ないでしょう。

 

 

また、敵陣地の攻撃はチームとしてほぼなにも出来ていません。

 

個人(メッシ)頼みの攻撃はバルベルデ監督の時と変わっていないです。

 

インテリオールが敵陣地の攻撃時に

意図的にDFとMFのライン間にポジショニングするなど、

積極的に高いポジショニングを取っていますが、

これはスアレス欠場によるCF不在の状況での

緊急的な対処と推測しています。

 

もちろんインテリオールの選手が2列目から

ゴール前に飛び出すことは中断明けも狙ってくるでしょうが、

スアレス不在時とスアレス出場時では、

状況が違いすぎるのでもう一度作り直すことになりそうです。

 

 

プレッシングもバルベルデ監督の時と大きく変化しておらず、

セティエン監督は1月に就任して試合が続く状況と、

スアレス不在という前線の迫力不足の緊急事態を考えれば

頑張ってチームを作ろうとはしているように感じます。

 

1月にチームを任せられたらチームの完成度が50%を

越える可能性はほぼないでしょうし、

今シーズンが苦しくなるのは間違いありません。

 

バルベルデ監督の時とセティエン監督の時で

チームが大きく変化したようにみえないファンも多かったと思いますが、

セティエンバルサは完成度が低いのでこれからという感じになります。

 

ここはチームの伸びしろでありセティエン監督がどんなことをしてくるか、

バルサファンは楽しみにしていいと思いますよ。

 

 

今シーズンで進めるべきは自陣のビルドアップの改善ができれば合格!?

今シーズンのリーガが6月中旬に再開されたとして、

試合日程はかなりの強行スケジュールになることが予想されます。

 

現在噂されているのは

「72時間の試合感覚を空けた平日開催も考慮する試合日程」

 

6月や7月となればスペインでも暑くなるので、

平日開催では暑い地域では23時キックオフ、

暑くない地域では20時キックオフともいわれています。

 

これまでは土日にリーガの試合、

火曜と水曜にCLやコパやリーガの試合がありましたが

とてもイレギュラーな日程になりそうです。

 

試合をみるときは日にちや時間帯に気を付けなければいけませんね。

 

 

少し話がそれ過ぎましたが、

このように試合が強行スケジュールと呼べる状況で開催されるなら、

試合の間はリカバリーの回復しかほぼすることができません。

 

これが意味することはリーガが再開されれば、

チームの完成度を高めることは試合の中だけという

大変困難な状況になるということです。

 

そこで今シーズンのバルサの完成度の目標としては、

ビルドアップで自陣を意図的に脱出できる段階まで

いければ成功と呼んでいいと思います。

 

普通のチームならチーム作り時に守備面から

アプローチする監督が多いです。

 

しかしセティエン監督の場合は

ボール保持を最も大切にしている監督なので、

攻撃面からアプローチするべきです。

 

バルサの攻撃で現在困っており重要なことは

自陣のビルドアップ。

 

まずはここを完成させることに全力を注いでいいと思います。

 

敵陣地の攻撃は個人(主にメッシ)頼みになろうとも、

自陣を突破して敵陣地で攻撃さえできれば、

バルサならプレッシングをそれなりにかけることは可能でしょう。

 

試合が開催されるまでの練習期間は

チーム戦術を上げるチャンスの時間にはなるので、

選手のコンディションアップだけでなく戦術面も

セティエン監督はしっかりと練習してきそうです。

 

リーガ再開の1試合目は選手のコンディションはもちろん、

これまでのバルサとどう変化しているのか要チェックになります。

 

 

まとめ

セティエンバルサの中断時の完成度は10%。

 

ビルドアップのポジショニングと

インテリオールの落とすプレーのみ完成しており、

それ以外はほとんどのプレーが完成していません。

 

残り少ない今シーズンでは、

ビルドアップで自陣の脱出を図れたら成功と呼べそうです。

 
 

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