戦力がダウンする20/21シーズン、バケンジが考えるバルセロナの選手構成は?
前回に20年夏の移籍市場でバルセロナは
・選手の売却
・選手との減給での契約更改
この2つが主な動きになると書いてきました。
前回の記事はこちら↓↓↓
20年夏の移籍市場でバルセロナは選手を獲得している場合ではない!?
減給での契約更改はクラブ内部の問題なので
バルサファンにはあまり関係ありません。
気になるところは選手の売却による
20/21シーズンのバルセロナの選手構成になります。
今回は選手売却を進めた後の20/21シーズンの
バケンジによるバルセロナの理想的な選手構成
について書いていきます。
■ 目次
主力だけ残留させてベンチは若手選手で構成するバルセロナの20/21シーズン
さっそくメンバーを発表していきます。
ポジションの細かいところは気にしないでください。
GK:シュテーゲン、イニャキ・ペーニャ
右SB:セルジ・ロベルト、ワゲ(エメルソン)
右CB:ピケ、トディボ
左CB:ラングレ、(アラウホ)
左SB:アルバ、フィルポ
DH:ブスケツ
右CH:アルトゥール、アレニャ
左CH:デ・ヨング、リキ・プッチ
右WG:デンベレ、トリンカオ
CF:メッシ、ブライトバイテ(ラウタロ)
左WG:グリーズマン、アンス・ファティ
赤色が「新加入選手」
オレンジ色が「レンタル移籍からの復帰」
青色が「カンテラからのトップチーム昇格」
20年夏での放出選手は
ネト、セメド、ウムティティ、ラキティッチ、ビダル、ラフィーニャ、コウチーニョ、スアレス
トップチームに合流する選手たちの理由
GK:イニャキ・ペーニャ
イニャキだから強く推したというよりも、
ネトを放出して第2GKと考えたときに
イニャキ・ペーニャで大丈夫だと思います。
久々のカンテラ選手のGKということもあり、
1年目から大活躍というより2~3年後に
正GKになる可能性がある選手に
第2GKを任したかった。
右SB:ワゲ(エメルソン)
セメドを売却した後釜には
レンタル移籍している若手から抜てき。
ワゲかエメルソン(ベティスにレンタル移籍中)の
選択は、現状でより実力のある選手の方に
賭けていいと思います。
エメルソンの方が現状では優れているように感じますが、
両者ともそこまでみていないので
いい選手の方を選択すという形に。
右CB:トディボ
すでに売却間近と噂されていますが、
CBの若手選手としてピカイチと評価しているので
来シーズンはバルサに復帰。
CBの3番手として飛躍のシーズンにしてほしい。
試合に出場しても大きく悪いわけではないので
目先のお金ではなく将来のバルサの為に残留させます。
左CB:(アラウホ)
「かっこ」をつけたのには意味があり、
基本的にトップチームと一緒に行動はするが
契約自体は現状のバルサBのままということだけ。
CBでは4番手という立ち位置ということもあり、
試合の出場機会を考えてバルサBでも
試合に出場できる状態を維持したままの方が
アラウホにとっては良いです。
左CBに左利きのCBを置いていません。
現状ではそんな贅沢は言わずに期待できる
CBを配置したという理由でアラウホにしました。
右CH:アレニャ
ベティスにレンタル移籍して試合に出場しており、
来シーズンのアレニャには期待しています。
カンテラ選手なので甘めに見守っています。
しかしトップチーム定着に勝負の年として
来シーズンに挑んでほしいです。
あまりにも悪いプレーなら来夏は
中盤の補強に動いて放出でもいいと考えています。
左CH:リキ・プッチ
カンテラでキラキラ星のリキ・プッチは
トップチームに定着してどれだけのプレーができるか
みてみたいということで選びました。
守備面では不安なところはありますが、
攻撃面ではリズムを作れる選手なだけに
途中出場からの活躍も期待できます。
右WG:トリンカオ
そこまでプレーはみていませんが、
ペドリ、コジャードと比較した時に一番実力があるのが
トリンカオだと判断しました。
ペドリはレンタル移籍でも試合に出場して成長が見込め、
コジャードはバルサBでプレーしながらトップチームの
出場機会を待つという状態でいいと考えました。
移籍金が3100万ユーロもかかっていますし、
大きな期待とともにバルサでの
1年目をトップチームで過ごすことがいいでしょう。
CF:(ラウタロ)
希望だけですがラウタロは加入してほしいということで選出。
移籍金が高額すぎて今夏に手が出せない状況ではありますが、
それでも獲得のために頑張ってほしいですね。
ラウタロを獲得したらCFの席は埋まるので、
ブライトバイテは放出していいと思います。
放出される選手たちの理由
ネト
移籍金と年俸削減のための放出になります。
ネト自身も出場機会を求めているようなので、
両方にとって悪い放出にはならないはずです。
セメド
放出選手の中で大きな移籍金がとれそうで、
市場からも評価されているので放出です。
右SBのスタメンはセルジ・ロベルトがおり、
セメドを放出してもバックアッパーさえ確保できれば
セメドの放出に悩むことはないです。
ウムティティ
貴重な左利きのCBでポテンシャルもあるので
放出には迷いましたが、資金獲得と足の負傷の心配により
放出に踏み切りました。
試合に出場してもコンディションが上がらず、
来シーズンにそれではとても困ります。
トディボとウムティティを比較した時に
トディボを選択したと言えます。
ラキティッチ
最近のラキティッチの発言からバルサの退団は
間違いないでしょう。
クラブと関係がうまくいっておらず、
チームに残留させてもピッチ外で
色々な話題があがるだけだと思います。
常時スタメンで出場も難しいので、
両方にとってウィンウィンな放出になりそうです。
ビダル
契約年数が残り1年ということもあり、
今夏が売り時と判断して放出に。
もう1シーズン残って戦ってくれても
悪くなくうれしいのですが、
チームの経済的な状態と高額な年俸も考えて
放出した方がいいと考えました。
ラフィーニャ
選手としての実力とカンテラ選手として期待感はありますが、
アレニャとリキ・プッチがいることで
世代交代の時がきたと考え放出にしました。
アレニャのところをラフィーニャも考えましたが、
アレニャはレンタル移籍ではなく
トップチームでどれだけできるか判断したかったので
アレニャを選択しました。
コウチーニョ
コウチーニョの実力面に疑いはありませんが、
バルサでの選手生活は終わったと思っています。
バルサに復帰してもファンは懐疑的な視線を送り、
コウチーニョとバルサファンにとって
今夏での放出がベターと判断しました。
噂されるバルサ復帰もいいとは思いますが、
ベンチの時間も多くありメディアを
変に騒がしくするだけでしょう。
スアレス
CFの後釜を獲得せずに
スアレス放出は迷いましたが、
この夏に決断してもいいと考えました。
スアレスの放出は確実に数年後には訪れるので、
それを前倒しして少しでも
移籍金を得たいという考えもあります。
スアレスは高額な年俸とチームの立ち位置的に
特別扱いするのが限界と判断し、
放出でいいと思います。
チーム力的にスアレス抜きになると不安は大きいですが、
グリーズマンやブライトバイテ(ラウタロ)が
頑張ってくれると信じています。
ブライトバイテ
ラウタロを獲得した場合のみ放出で、
恐らくチームに残留になるはずですが一応。
積極性があり野心的でもあるので、
チームに残せば何かしてくれそうな期待感があります。
チーム強化どころか強さ維持すら難しいですが期待だけは残した選手構成に
大幅な戦力ダウンの選手構成にしました。
実際のところはもう少し戦力を維持したり
トレード移籍で戦力の入れ替えができるかもしれません。
しかし、資金を獲得してお金を節約した最悪の状態を
想定して上記のような選手構成も面白いと思います。
若手選手が多くなりチーム力は低下していますが、
チームと選手の成長という楽しみはあります。
正直チャンピオンズで優勝できるかと聞かれればノーです。
しかしシーズンを戦って選手が成長したバルサなら、
高くなくても可能性は十分にあるメンバーだと思います。
現スタメンの主力はほぼ放出しておらず、
対戦相手が強くてもメンバーが揃っていれば勝てる可能性はあります。
現フロントはここまでのチーム改革をせず、
来夏の会長選挙を見据えて勝つためだけの
選手構成にすると予想しています。
しかし、将来的なバルサを考えたときに
現フロントよりは上記の選手構成の方が
いいとは思っています。
まとめ
来シーズンは経済的な面から思うような補強ができず、
主力級の放出がありチーム力は低下するはずです。
選手の減給での契約更改、もしくは給与カットができれば
新戦力獲得も多くなるとは思います。
しかし、実際のところ来シーズンのバルサの経済面は
火の車なのは間違いありません。
現フロントは大きな動きはしない方がいいです。
動けば動くほどマイナスになるくらいなら
動かずマイナスなことをしないというのも、
一つの行動になります。
現フロントには将来含めたバルセロナの為に、
本当に必要な動きを期待しています。