クーマンバルサのプレシーズン初戦を終えての印象、良かった点、課題点!

バルセロナはプレシーズン初戦として、

ヒムナスティックとの試合を行いました。

 

クーマン監督のバルサとしてはもちろん初戦となり、

どんな戦いをするかは注目が集まります。

 

今回は

プレシーズン初戦を終えてのクーマンバルサの印象、良かった点、課題点

について書いていきますね。

(選手というよりチームの試合内容について主に書いています)

 

適度な緊張感のなか行われたプレシーズン初戦、出場したメンバー紹介

クーマン監督のバルセロナはヒムナスティックとの

試合を戦いましたが、適度な緊張感があって良かったと思います。

(日頃の練習での疲労感も漂っていましたけど^^;)

 

得点を決めた後に誰ひとり笑顔をみせることなく、

選手たちの顔つきも真剣そのものでした。

(得点を決めた後くらいは普通に喜んでいいとは思いましたね^^)

 

クーマン監督のバルセロナは4-2-3-1で戦い、

4-2-1-3と表記してもいいくらい前の4人は攻撃的な選手を配置しました。

 

また、中盤の底に2人並べているのが

クーマンバルサの特徴になるかもしれません。

 

前半と後半で選手を総入れ替えし、

初戦ということもあり多くの選手に平等にチャンスを与えました。

 

そんなクーマンバルサの初戦のメンバーはこちら。

左側が前半の選手、右側が後半の選手。

 

GK:ネト、イニャキ・ペーニャ

右SB:セルジ・ロベルト、セメド

右CB:ピケ、アラウホ

左CB:ラングレ、ホルヘ・クエンカ

左SB:アルバ、ジュニオル・フィルポ

右DH:ブスケツ、リキ・プッチ

左DH:アレニャ、デ・ヨング

右SH:メッシ、トリンカオ

OH:ペドリ、コウチーニョ

左SH:デンベレ、デ・ラ・フエンテ

CF:グリーズマン、ブライスワイト

 

試合は3対1と勝利し、得点者は

デンベレ、グリーズマン、コウチーニョ。

 

プレシーズンの試合なので結果はどうでもいいのですが、

それでも勝つことは気持ちいいものです。

 

試合内容の良かった点、課題点についてはここから書いていきますね。

 

 

クーマンバルサの良かった点

クーマンバルサの試合は1試合を終えたばかりで、

まだどんなサッカーをしたいのかはっきり見えませんが、

ここでは初戦での良かった点について書いていきますね。

 

・攻撃陣の頻繁なポジションチェンジ

・裏への飛び出しの意識が増している

・DH2枚にしたことで左右へパスが流れやすい

・ボールを失った直後の切り替えは良く、囲い込む意識も高い

・プレスバックをしていた選手が多い

 

ひとつずつ簡単に説明していきます。

 

 

・攻撃陣の頻繁なポジションチェンジ

特に前半のメンバーですが、

前の4人の頻繁なポジションチェンジは良かったです。

 

OHに入ったペドリが多くの動きをみせ、

それに伴いメッシ、グリーズマンがポジションを入れ替えていました

 

ポジションチェンジのような大きなオフザボールの動きは

相手の守備ブロックを混乱させやすく、

この一面はこれからも連携面を高め続けていってほしいですね。

 

 

・裏への飛び出しの意識が増している

相手の最終ラインの裏へ飛び出す意識が、

高かったことは良かったです。

 

バルサのようなパスを回すチームは

足元でのプレーになりやすいですが、

基本は裏へのランニングをみせ足元でボールを受けるです。

 

特にグリーズマン、ブライスワイト、デ・ラ・フエンテ、ペドリ、アレニャ、リキ・プッチ

あたりの裏への意識はとても高かったですね。

 

 

・DH2枚にしたことで左右へパスが流れやすい

クーマンバルサの特徴になりそうなDH2枚ですが、

このことによって左右へ良くボールが動いていたことは良かったです。

 

右で詰まったらDH2枚を介して左へ、

その逆パターンもありました。

 

最近のバルサはサイドを変える時はロングパス、

もしくはCB2枚でサイドを変えることが多かったですが、

DH2枚にしたことで左右にボールをよくふれていたと思います。

 

 

・ボールを失った直後の切り替えは良く、囲い込む意識も高い

ボールを失った直後(ネガティブトランジション)の

守備への切り替えは初戦にしては良かったです。

 

プレスへの意識をしっかりと感じられ、

囲い込むシーンもいくつかありましたね

 

まだまだ甘い部分があるとはいえ、

プレスと囲い込みをしようとしているな

ということはしっかりと確認できました。

 

 

・プレスバックをしていた選手が多い

自陣での守備になったときに、

前の4人の選手がしっかりと後方に下がっていることは良かったです。

 

これは全選手ではないですが、

ペドリ、トリンカオ、デ・ラ・フエンテ

あたりは意識高くプレスバックしていました

 

現在のサッカーは全員攻撃・全員守備が

基本になっているので、攻守の両面で

しっかり絡もうとする意識が高い選手はいいですね。

 

 

クーマンバルサの課題点

ここからはクーマンバルサの課題点について書いていきますね。

 

・両SHが足元でボールを受ける回数が多すぎる

・両SHがボールを受けたときに孤立しやすい

・前線の選手の足元と裏への飛び出しの連携

・寄せるスピードがまだ遅い

 

ひとつずつ簡単に説明していきます。

 

 

・両SHが足元でボールを受ける回数が多すぎる

両SHの選手が足元でボールを受ける回数が

多すぎることは気になりました。

 

裏へのランニングはほぼせずに足元でボールを受け続け、

ボールを受けてからなにかアクションをしないと攻撃できない状態に

 

クーマンバルサは両SHが攻撃のスイッチ役になると感じましたが、

現状でもうすでに攻撃で手詰まり感を感じさせます。

 

特にメッシ、デンベレ、トリンカオの3人で、

この試合では一番いいアクションを起こしていたのは

トリンカオだったとは思います。

 

両SHの選手が相手のSBの裏を取ったり、

相手のCBとSBの間に斜めの動き出しをしないと

相手の守備ブロックを崩すのに苦労しそうです。

 

あとは両SHが足元でボールを受ける回数が多いのなら、

SBがその選手を後方から追い越す動きがもっと欲しかったですね。

 

 

・両SHがボールを受けたときに孤立しやすい

DHを2枚にしたことの副作用と言いましょうか、

両SHが足元でボールを受けたときに孤立しやすかったですね。

 

メッシ、デンベレが変にボールをキープすることもあり、

SBのひとりのサポートだけでは不十分に感じました。

 

SHがボールを受けたときに、

DHの選手がもっと絡む必要があります

 

前の中央の2人は絡もうとはしていましたが、

距離感や連携面の問題もあってよい攻撃の回数は少なかったですね。

 

前の中央の2人が絡むことに関しては

時間(連携面)である程度解決できるとは思います。

 

 

・前線の選手の足元と裏への飛び出しの連携

初戦にしては厳しい指摘ですが、

前の4人の選手の連携面は大きな課題ですね。

 

裏への動きと足元の動きが被ることも多くみられ、

もっとスムーズに足元と裏への動きを連携する必要があります

 

これは選手の特徴や動きを理解して、

何か月もプレーしないと難しいですが、

クーマンバルサの大事なプレーになりそうなので書きました。

 

 

・寄せるスピードがまだ遅い

守備面での寄せるスピードはまだ遅かったです。

 

相手との実力差があって守備で苦労するシーンは少なかったですが、

守備時の相手への寄せのスピードはまだ遅い

 

失点シーンはそれを顕著に表しており、

シュートがあるプレーエリアなのに寄せきれていない。

 

まだコンディション不足があり疲れもあるので

足が止まりそうな選手もいましたが、

まだ守備面での寄せが不十分ということを再確認しておく意味で書きました。

 

 

まとめ

クーマンバルサの初戦は適度な緊張感があって良かったです。

 

前半と後半で選手を総入れ替えし、

45分間の出場で怪我人は出ませんでした。

 

クーマンバルサの初戦で良かった点

・攻撃陣の頻繁なポジションチェンジ

・裏への飛び出しの意識が増している

・DH2枚にしたことで左右へパスが流れやすい

・ボールを失った直後の切り替えは良く、囲い込む意識も高い

・プレスバックをしていた選手が多い

 

クーマンバルサの初戦での課題点

・両SHが足元でボールを受ける回数が多すぎる

・両SHがボールを受けたときに孤立しやすい

・前線の選手の足元と裏への飛び出しの連携

・寄せるスピードがまだ遅い

 
 

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