クーマン監督の続投が正式に決定!20/21シーズンのバルサ振り返り、21/22シーズンのクーマン監督に求める3つのこと
いろいろ噂されていましたが、
最終的にクーマン監督の続投が正式に決定しました。
21/22シーズンのバルセロナの監督はクーマン氏で、
クーマン監督にとっては2シーズン目となります。
今回は
クーマンバルサの振り返り、21/22シーズンのクーマン監督に求める3つのこと
について書いていきますね。
■ 目次
20/21シーズンのクーマンバルサを簡単に振り返る
・シーズン序盤は好印象だったクーマン監督
シーズン序盤はクーマン監督のお気に入りシステム、
4-2-3-1でバルサはいいスタートを切りました。
特に輝いた選手は
メッシ、ファティ、コウチーニョの3人で、
メッシの空けたスペースに後方の3人が走り込む攻撃に
対戦相手は手を焼いていました。
守備面も2人のアンカーを配置することで、
守備は安定しておりリーガ開幕3試合で
8得点1失点のいい印象がありましたね。
・試行錯誤に12月まで時間をかけて出遅れた
その後バルサは苦労することになり、
クーマン監督の試行錯誤の時間が続きます。
クーマン監督はブライスワイトを
1トップの位置に配置したりするなど、
メンバーの配置をいろいろ試しました。
それは12月中頃まで続き、
その間バルセロナは不安定なチーム状況に陥っています。
メッシの退団騒動による不振が影響したのもありましたが、
クーマン監督が最適な陣容をみつけれていない印象が強かった。
・4-1-2-3で一時は復活も勢いがなくなる
1月に入ってクーマン監督のもと、
デンベレが復活したこともあり4-1-2-3のシステムへ。
これでメッシのCF起用をほぼ固定し、
デ・ヨングの中盤からの飛び出し、ペドリの中盤での判断いいプレー
などもありチームは復活しました。
守備は不安定な状況が続いていましたが、
劇的な得点を決めながら守備面の未熟さを攻撃面でカバーしています。
僅差で危ない試合が続きながらも、
バルサは連戦連勝でパリとのCL1stレグに挑むことに。
ここでパリに完全にボコられ1対4の大敗、
その前の国王杯のセビージャ戦でもいいところなしで負けた
バルセロナは変化を必要としていました。
・3-1-4-2で追い上げをみせるも最後は沈んでしまった
国王杯セビージャとの2ndレグの試合で
クーマン監督は3-1-4-2のシステムに思いきって変更。
これがピタリとはまりバルサはここから、
シーズン終了まで3-1-4-2のシステムで戦うことに。
初めはデンベレとメッシの2トップで、
相手の背後のスペースをデンベレが活用してバルサは勝利を重ねました。
しかし、幸か不幸か
3バックにしてビルドアップが良くなったことで、
相手を押し込む試合展開が増えたことでデンベレの存在感は薄く。
そこでクーマン監督は狭いスペースの中でも
周りと連携して攻撃のできるグリーズマンを
メッシの相方として起用することで解決。
3-1-4-2のシステムのもと
CLでは逆転できずに敗退したものの
国王杯は優勝してリーガでも追い上げました。
残り6試合を全勝すればリーガ優勝と、
自力優勝の可能性を復活させるまで追い上げましたが
その6試合を2勝2分2敗と失速して
リーガ優勝を逃して3位でフィニッシュ。
21/22シーズンのクーマン監督に求める3つのこと
ここから21/22シーズンにクーマン監督に求めるもので
・鬼プレッシングを積極的に継続的にやる
・世代交代を意識した若手選手の積極的起用
・相手がビッククラブでも得点を取り勝ちにいく
ひとつずつ説明していきますね。
・鬼プレッシングを積極的に継続的にやる
クーマンバルサというより、
バルセロナの生命線はプレッシングです。
バルサはポゼッションサッカーを志向していますが、
そのベースは攻撃から守備に切り替わった時に
即座にボールを奪い返すプレッシング。
今シーズンのクーマンバルサで一番の試合は
CLパリとの2ndレグの試合でした。
この試合はバルサは3点差を逆転するために
大きなリスク覚悟で前線からパリに鬼プレスを仕掛けています。
結果としてそれがパリを自陣に寄せつけず、
1対1の引き分けに終わりましたが試合内容は圧勝。
そしてバルサファンはこのようなバルセロナをみたいはず。
クーマン監督の振り返りでシステム変更を
いろいろと書いていますが、
プレッシングを仕掛けないバルサは苦戦する印象です。
3バックにしてバルサのプレッシングが
強まったことを最大の復調の要因だと考えています。
クーマン監督が来シーズンいい試合内容をするには
鬼プレッシングを仕掛ける以外ないと思います。
パリとの戦いでクーマンバルサがそれを実行できることをみましたし、
クーマン監督があとはやることを決断し、
選手たちにそれを頭ではなく体に落とし込むだけです。
ボールポゼッション時間はそのぶん増え、
結果的に体力の消耗の少ない
効率的な戦い方ができると思いますね。
・世代交代を意識した若手選手の積極的起用
今シーズンの継続になりますが、
クーマン監督には引き続き若手選手を起用し続けてほしい。
特にカンテラ4重鎮選手をスタメンから外す機会を増やし、
他の選手のスタメン起用を増やすべきです。
また、途中交代での若手選手起用にも賛成で、
来シーズンのメンバー構成は分かりませんが
バルサBの期待できるメンバーをトップチームに帯同させて
余裕のある試合ではラスト15分ほど起用してほしい。
クーマン監督の望んだ補強選手を獲得していますが、
その選手たちにあまり固執しすぎず
カンテラ選手を大事に育ててほしいです。
クーマン監督は試合で活躍すれば継続的に起用するので、
カンテラの若手選手だけでなく他の選手の活躍がマストですね。
・相手がビッククラブでも積極的に得点を取り勝ちにいく
今シーズンのクーマン監督は
ニュースで取り上げられている通り、
ビッククラブとの戦いでほぼ勝てませんでした。
レアル・マドリー、アトレティコ、ユベントス、パリ
との8試合でクーマンバルサは
1勝2分5敗(6得点14失点)という結果に。
この8試合の中でバルサが積極的に、
勝ちにいった試合はCLパリとの2ndレグの試合くらい。
残り7試合はなんとなくや普通に試合に入り、
散々な結果に終わりました。
大事な試合でバルセロナがポケっと試合に入ると、
良くないことが起きることをバルサファンは知っています。
それなら負けてもいいから
攻撃的に得点を取りにいく試合の進め方をしてほしい。
プレッシングを積極的に相手陣地で仕掛け、
それをかわされて失点するなら仕方ないと割り切るくらいの戦い。
この心の持ちようが結果として
バルセロナにいい試合内容をもたらし、
勝利の可能性を高くすると考えています。
クーマン監督にはビッククラブ相手だけでなく、
自分たちから試合を動かすんだという
積極的に攻撃をして得点を奪いにいく
チーム作りをしてほしいですね。
まとめ
今シーズンのクーマンバルサは、好不調の波を何度も繰り返していました。
21/22シーズンにクーマン監督に求める3つ
・鬼プレッシングを積極的に継続的にやる
・世代交代を意識した若手選手の積極的起用
・相手がビッククラブでも得点を取り勝ちにいく
PS.
バルサファンのなかには
クーマン監督の采配に不満があるかもしれませんが、
采配が大幅に改善するとも思えないので
クーマン監督の試合途中の采配は省きました。
また、バルサらしい戦いも
それなりにはできているものの改善するとは思えないので
それも省いています。
クーマン監督の幸運、そしてバルサの成功を祈るばかりです。