クーマン監督になり積極的な若手起用が訪れると思っていたが…、期待できる若手選手が多いバルセロナ

バルセロナがクーマン新監督を迎え、

期待したのは若手選手の積極起用がひとつあります。

 

これはコロナの影響で主力だった選手の放出と

期待のできる若手選手の加入で加速すると考えられていました。

 

しかし、プレシーズン3試合目の公式戦前の最終テストで

スタメンに名を連ねたのはこれまでとあまり変わらないメンツ。

 

それまでのプレシーズン2試合で良い活躍を

みせていた若手選手にはキツイ状況のように感じます。

 

今回は

クーマン監督はもっと若手選手を起用していい、活躍が期待できるバルサの若手選手たち

について書いていきますね。

 

実力で比較すると劣ってしまう若手選手の起用には勇気がいる

まずはクーマン監督の擁護ではないですが、

若手選手の起用の難しさについて。

 

若手選手の起用はかなりの勇気がいる行動です。

 

ベテランや中堅の選手と比較すると、

期待のできる若手選手でも能力だけをみれば

劣っていることがほとんどだからです。

 

若手選手の起用はチーム力低下になるケースが多く、

現状のバルセロナもそれに該当すると言っていいでしょう。

 

なんだかんだ言ってバルサのスタメンの選手は能力があり、

若手選手より能力があるのは間違いないです。

 

チームの勝利のために多くの監督は最善を尽くすもので、

若手選手を起用してチーム力が低下するくらいなら

若手選手を起用しないと判断をする監督は珍しくありません

 

しかし、それでも若手選手を積極的に起用する監督もいます。

 

ファン・ハール監督はその代表的な存在で、

バルサでは黄金期に主力として戦った

バルデス、プジョル、シャビ、イニエスタを

トップチームデビューさせた監督です。

 

これらの選手のデビュー時のバルサは

暗黒期と呼ばれるほどチーム状況は悪かった時期で、

若手を起用してチームが勝利していたとは言えませんが。

 

次の会長選挙までの実質1年のバルサ監督である、

クーマン監督が結果という勝利に固執するのは理解できます。

 

しかし、CLでバイエルンに大敗して

チームには大きな変革が必要とバルサファンは感じており、

そのひとつとして主力の変更という

世代交代を期待しているバルサファンは多いのではないでしょうか。

 

この記事に公式戦直前のクーマン監督の予想スタメンがありますが、

公式戦が始まる直前、クーマン監督の選手の序列と戦力と考えている選手たち

これまでとほぼ変わっていないのが現状です。

 

プレシーズンで良い活躍をみせた若手選手はおり、

それらの選手を積極的に起用してほしいというのが

多くのバルサファンの願いでしょう。

 

クーマン監督には勇気を出して、

若手の大抜擢という判断をしてほしいですね。

 

 

クーマン監督が大きく期待を寄せている若手選手たち、逆に厳しい状況の若手選手たち

多くの出場機会が考えられる若手の3選手

上記の記事でも書いていますが、

クーマン監督がこのままでも起用してくれる若手選手はこちら。

 

『アラウホ、トリンカオ、アンス』の3人です。

 

出場機会が与えられる選手には、

簡単にひとりずつ言及していきますね。

 

・アラウホ

アラウホは現状CBの3番手という序列ですが、

安定して活躍するならどちらかのCBと入れ替えても面白い存在です。

 

 

・トリンカオ

トリンカオは主に途中出場での出番になりそうですが、

多くの試合で出場機会を与えられるでしょう。

バルサ1年目ということもありバルサに慣れ、

少しずつ着実に成長してくれればうれしいです。

 

 

・アンス・ファティ

アンスはスタメンで起用される可能性は高く、

若手選手の中で最も出場時間を確保しそうです。

怪我なくのびのびとプレーしてくれればアンスには言うことなしです。

 

 

出場機会がしっかりと与えられる若手選手たちは、

自身の成長とチームに少しでも貢献することを願うだけです。

 

 

数少ない出場機会でアピールしないといけない若手の4選手

クーマン監督の判断で出場機会が少なくなりそうなのが

『アレニャ、リキ・プッチ、ペドリ、デ・ラ・フエンテ』の4人です。

 

出場機会が少なそうな選手には、

長くなりながらもしっかりと言及していきますね。

 

・アレニャ

ベティスに半年間のレンタルを経てバルサに帰還し、

ひとつひとつのプレーに自信と積極性が出てきたと感じています。

 

DHでの起用ですがアレニャはテンポよくパスを散らし、

ボールを積極的に動かしたいときに出場機会を与えてもよさそうです。

 

ただ、現状のバルサにはDHの選手が多く、

ブスケツ、デ・ヨング、ピアニッチ、リキ・プッチの4選手がおり

このアレニャを入れれば5人と多すぎる印象です。

 

アレニャはテンポよくパスを散らして

狭いエリアでもパスを受けれる選手ですが、

選手のタイプ的にピアニッチと被りそうです。

 

アレニャはベティスへの半年のレンタル移籍で

成長した姿をみせてくれましたし、

この下に登場するリキ・プッチがチーム残留を決断したこともあり、

アレニャはもう1年間のレンタル移籍も悪くないと思います。

 

このままクーマンのチームに残っても

シーズンは長く怪我人の影響などから出場機会は訪れるでしょうが、

アレニャの成長だけを考えればレンタル移籍の方がいいと思いますよ。

 

 

・リキ・プッチ

クーマンのバルサではリキ・プッチも

アレニャと同様にDHで起用されていますね。

 

慣れないポジションだと思いますが、

プレシーズンでは素晴らしい活躍をみせくれました。

 

後方からの飛び出し、縦への推進力、中央で周りとの連携した攻撃

などこれまでのインテリオールと

変わらない活躍を攻撃面でみせてくれています

 

守備面では体のサイズもあり苦労しそうですが、

ハードワークもありギリギリ合格点だと思います。

 

クーマン監督はリキ・プッチに対して出場機会の関係から

レンタル移籍を勧めたようですが、

これまでの活躍から出場機会が与えられるべき選手です。

 

ブスケツ、デ・ヨング、ピアニッチとタイプも違い、

攻撃面で変化をつけたり攻撃に重きをおきたいときに

リキ・プッチは起用することができます。

 

DHとして守備では確かに心配な点はある選手ですが、

それを補うだけの攻撃面での活躍は期待できる選手だと思います。

 

リキ・プッチとアレニャにクーマン監督は

レンタル移籍を勧めたようですが、

そうしたらバルサのDHが3人になることもあり

リキ・プッチかアレニャのどちらかひとりはチームに残留させるべきです。

 

 

・ペドリ

17歳ながらスペイン国内から期待されているペドリですが、

その期待が納得できるほどのプレーをプレシーズンでみせてくれたと思います。

 

圧倒的なパスセンスと両足による巧みなボールタッチは

プレー集などで確認できていましたが、

オフザボールというボールのないところでの動きも素晴らしかったですね。

 

クーマンバルサはCFの後ろにいる3人が

ポジションチェンジや前線へ飛び出すことが特徴的ですが、

ペドリはその動きをよく体現していたと思います。

 

オフザボールの動きの質と量だけなら

このペドリが一番いい選手だと現状では感じます。

 

動きで相手の守備ブロックを動かしたりかく乱したいときや

試合途中からフレッシュな選手を入れたいときに

ペドリは起用していい選手です。

 

クーマン監督はペドリにも出場機会の観点から

レンタル移籍を勧めたという報道もありますが、

プレシーズンをみる限りは多くの出場機会を

与えられてもいい選手だと思いますよ。

 

 

・デ・ラ・フエンテ

バルサBながらもプレシーズンの試合で良いプレーをみせてくれた

デ・ラ・フエンテについても少し。

 

裏への飛び出し、スピードあるドリブル突破、縦への仕掛け

の部分でいいプレーをみせてくれましたね。

 

特に裏への飛び出しは素晴らしいものがあり、

トップチームにあまりない部分だと思います。

 

今シーズンはバルサBでプレーしながら

トップチームの出場機会を待つことになりそうです。

 

しかし、今シーズンもリーガ再開後の

交代枠5人に伴いベンチメンバーが23人に拡大されることもあり、

デ・ラ・フエンテはトップチームのベンチに呼ばれることは多いかもしれません。

 

今回名前を出した若手選手の中では出場機会が

最も少ないかもしれませんが、

与えられたチャンスを生かしてほしいですね。

 

 

ピッチ上で良い活躍をみせた若手数選手は出場機会を与えられるべき

バルサの若手選手たちはプレシーズンの試合で、

良い活躍をみせてくれた選手がほとんどだと思います。

 

いきなりスタメン起用というのは難しくても、

交代枠が5人もあるのだから出場機会を

クーマン監督は与えてもいいでしょう。

 

スタメンで起用される選手とタイプも違う選手が多く、

試合の状況次第で勇気を出して若手選手を起用してほしいものです。

 

能力面だけをみればバルサの中堅以上の選手より

見劣りするかもしれませんが、

それらの選手よりいい部分もあるので

その部分をうまく引き出してくれればうれしいですね。

 

シーズン途中に若手選手の数人が、

ピッチ上の活躍でスタメンを奪うことを期待しています。

 

 

まとめ

実力面で劣る若手選手を起用するには勇気がいる。

 

若手選手たちは出場機会を与えてもいいほど、

プレシーズンで活躍した。

 

あとはクーマン監督の勇気ある決断に期待。

 
 

2 Responses to “クーマン監督になり積極的な若手起用が訪れると思っていたが…、期待できる若手選手が多いバルセロナ”

  1. プラッシー より:

     クーマン監督が実質一年という短い任期で結果を出したい気持ちは分かるのですが、もっと控えの選手を積極的に使うべきです。今季は一年中過密日程なため、今のように同じ選手を使い続けると間違いなく失速します。せっかく5人交代できるなら交代枠は全部使うべきです。
     セビージャ戦を見た時に両DHがかなりパスミスが目立ち、インターセプトが非常に少なかったです。ブスケツに関しては後半には相当疲弊していてボールについて行くことができず、なぜピャニッチと交代しなかったのか不思議でした。
     とりわけ今季はインテンシティが高く、DHがオーバーラップしたSBの広範囲のカバーリングをしたりなど去年よりも運動量が多いため、フル出場かつ連戦は厳しいです。
     ペドリやトリンカオ起用は評価できますが、もう少しピャニッチの早い投入や第4DHの考慮をしておかないとクーマンがやりたいサッカーは実現できないですし、目標とするリーガ獲得は厳しいです。

    • バケンジ より:

      「プラッシー」さん、いつもコメントありがとうございます。

      過密日程に加えてバルサの選手層が薄いので、
      なおさらローテーションや途中交代は今シーズン大事になってきそうですね。

      しかし、クーマン監督が信頼している選手は思っている以上に少なく
      どこかでここまで起用していない選手を信頼して起用しないと
      怪我人の多発などでチームはパンクしてしまわないか不安です。

      リキ・プッチやアレニャは最終的にチームに残留しましたし、
      この2選手をもっとうまく起用してほしいですね。

      DHのカバーリングの範囲は広がっていますが、
      運動量が増えたのかは微妙な気がしています。

      デ・ヨングはどこにも顔を出して運動量が増えていますが、
      ブスケツはそこまで運動量は変わっていないと思っています。

      これまでのブスケツがハイレベルな選手だっただけに、
      パスミスはやたらと目につくのでどうにかしてほしいところですね。

      守備やバランスをとるという意味ではブスケツが一番のDHだと思っていますが、
      クーマンのチームならピアニッチの方が適任ではないのかなとも感じ始めています。

      インテンシティや豊富な運動量が必要なサッカーをクーマン監督はしていきそうなので、
      今までのようなメンバー固定や交代枠を使い切らないままだと
      いつかパンクするのは間違いないでしょう。

      代表戦明けからクーマン監督もローテーションや交代枠は工夫してくるでしょうし、
      選手のやりくりの評価はそれからでも遅くはないとは思います。

      またのコメントお待ちしております。

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