《質問》ミナとマルロンはバルサで戦力にならないのか？　右SBはバルサBのパレンシア昇格でいけるのでは？

コメント欄に質問があったので回答したいと思います。

『アルトゥールに続き、ラングレの入団も発表されましたね。

以前の投稿でバケンジさんの考える全体的なスカッドについて語られてましたが、今回はDF陣について質問と意見があるので考察して頂きたいです。

第1にCBですが、以前の投稿でラングレが右で使われる可能性について話されてましたが、個人的に疑問を覚えます。

普通の4バックならありかもですが、特にバルサのようにピボーテが降りてきて幅広く使う形だと、右には右利きの選手がマストだと思います。

なので、左CBをウムティティとラングレで、ヴェルマーレンは放出が現実的かと。

ただやはり問題は右で、年齢的にもピケのフル稼働は厳しい。

なので個人的には、レンタルから帰ってきたマルロンかミナにそこそこの出場機会を与えながら、基本はピケという形を取って欲しいです。

バケンジさんはマルロンとミナは戦力になれると思いますか？

 

第2にRBについてですが、これも自分の意見として、セルジ・ロベルトを中盤に戻して欲しいです。

イニエスタが抜けた分、カンテラ育ちの選手がもっと前線にいて欲しいという理由もあります。

そして、RBはセメドと昨季までバルサBでキャプテンを務めていたパレンシアを昇格させて、2枚体制にして貰いたいです。

LBについては、ディニュに出場機会を求めての移籍の噂がありますが、現状はアルバとディニュで問題ないかと思います。

長くなりましたが、よろしくお願いします！』

貴重なコメントありがとうございます。コメント欄は記事の下部にあります。質問・疑問点だけでなく、思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。

 

 

見解・回答

１で「右利き１人、左利き３人という変なCB編成ですがこれでいくっぽい！？」

２で「パレンシアの右SBは厳しい、右SBを補強しないならセルジ・ロベルトは今シーズンも右SBが定位置」

３で「まとめ」

について書いています。

 

１、右利き１人、左利き３人という変なCB編成ですがこれでいくっぽい！？

・パス回しを重視するバルサで逆足のCBを置くのに違和感はありますが…

バルサのようにパスを回してポゼッションサッカーをするチームが、

右CBに左利きの選手を配置することには違和感がありますね。

 

右には右利き、左には左利きの選手を配置することがマストだとは思いませんが、

普通にビルドアップを考えれば右には右利き、左に左利きがいいです。

 

しかし、右利きのマスチェラーノは左CBで主に試合に出場していたこともあり、

パス回しに対してそこまで利き足は、神経質にならなくていい気がします。

 

SBのようなパスを出す角度が180度～270度くらいの、

サイドラインを背負ってパスコースが限定的なら考えものですが、

CBの選手はパスコースが基本的に360度あるので、

こういうパターンもなくはないと思っています。

 

ただ左利きの選手は一般的に逆足の右足はうまく蹴れない選手が多く、

右利きの選手は、逆足の左足はうまく蹴れる選手が多いです。

左利きだと天才肌なのか、逆足が一般的に苦手です。

 

いまのバルセロナは右利き１人、左利き３人という状況で、

確かに違和感は感じます。

しかし、右利き３人、左利き１人ならあまり違和感を感じず、

右利きの選手が左CBで起用すればいいかと安易に考えてしまうものです。

 

ビルドアップ時に利き足の問題は確かに感じるかもしれませんが、

個人的には頭の賢さによる、ボールの置き所で問題を感じさせないと思います。

 

 

・ベルマーレン放出の話がまったく出ていないので、変なCB編成でいく可能性は高い！？

右利きのピケ、左利きのウムティティ、ラングレ、ベルマーレンの４人体制で

今シーズンのバルベルデバルサのCBは予想しましたが、恐らくこれでいくと思われます。

 

マルロンとジェリー・ミナは放出のうわさが絶えず、あとは正式に決まるのをただ待つ状態です。

左利きのなかで放出となれば年齢的にベルマーレンとなりますが、

バルベルデ監督がベルマーレンを信頼しているということもあって、放出の話は一切出てきていませんね。

 

個人的な希望の選手構成のところでも書きましたが、

ベルマーレンを放出して右利きのCBを配置する方がいいと思います。

右利きというより若い有望なCBが欲しいだけですが^^;

 

しかしながらバルセロナのボスでもあるバルベルデ監督が、

ピケ、ウムティティ、ラングレ、ベルマーレンの４人で大丈夫と判断しているので、

この４人体制は変わらないと思います。

 

アヤックスのデ・ヨングが入ればCBで起用されるかもしれませんが、

バルベルデ監督は信頼のおける選手をなるべく配置する監督でもあるので、

ピケ不在時は若いデ・ヨングではなく、左利きのCBを２人起用する可能性もあるとみています。

バルベルデ監督が、デ・ヨングをどこで起用するかは注目ですね^^

 

 

・マルロンかミナを右CBで試してみるのが良いかもしれませんが、移籍する噂しかない

マルロンとジェリー・ミナは個人的に期待していましたが、移籍はほぼ確定的だと思われます。

個人的に期待している選手がその時の監督に信頼されずに

移籍する、または起用されないということは何度も経験することなので、

こればっかりは自分の中でうまく対処するしかありません^^;

 

サッカーにはピッチレベルで決定権をもつ監督がおり、

戦略面、戦術面含めて監督の決定が全てなので、

バルベルデ監督が信頼しないなら仕方がないですね。

 

カンテラ選手で期待していたけど、当時の監督に起用されずに移籍した選手も多いですし、

こういう監督の部分は、選手にとって多少の運の要素があると感じています。

 

マルロンとミナはトップチームに残せば戦力になると思っていますが、

個人的にはマルロンの方を推しています。

ミナはまだトップレベルでやっていくには１年～２年の時間が必要だと感じており、

マルロンなら今シーズン残っていたら、今シーズン中にも良い活躍が期待できたように思います。

 

また、身体能力ではミナに分があっても、CBの選手として

ディフェンスの技術、パスをつなぐ技術、安定感で

ややマルロンの方がポテンシャルは上だとみています。

 

まだ両者ともバルセロナでの試合の出場時間が短くて

判断するには時期早々だと思いますが、

個人的にはバルサのトップチームに残すならマルロンのほうがいいと思っています。

 

 

 

２、パレンシアの右SBは厳しい、右SBを補強しないならセルジ・ロベルトは今シーズンも右SBが定位置

・パレンシアの右SBは守備が良くても攻撃面で貢献が厳しい

次にセルジ・ロベルトを中盤に戻すべく、バルサBのパレンシアをトップチーム昇格させて

右SBをセメドとパレンシアの２枚体制にするですが、

以前にも書いたのですがパレンシアのSBは厳しいと思っています。

 

こちらの記事でパレンシアについては書いたので興味がある方は読んでください。

《質問》バルサＢからアレニャ以外でトップチームに上げた方がいい選手は？

 

要点だけ言えば、

守備面では良くても攻撃面でチームへの貢献度が低くなることが厳しい要因です。

バルサのSBは守備だけすればいいというポジションではなくなってきているので、

パレンシアをトップチーム昇格させるなら、守備力を活かせるCBならいけそうということです。

 

 

・カンテラ色を強めるためにセルジ・ロベルトを中盤に戻すことを考えるも、オプションでしか現状考えれない

セルジ・ロベルトを中盤に戻すことですが、

個人的にはイニエスタが退団を発表した時に

来期はセルジ・ロベルトを中盤に戻す時が来たと思っていました。

 

しかし、移籍の市場が開かれてバルサの動きをみていると、

セルジ・ロベルトの代わりとなる右SBの補強に動いているように思われず、

現状の噂通りならセルジ・ロベルトは今シーズンも右SBのスタメンが濃厚です。

 

そしてセルジ・ロベルトを中盤に戻すにも、イニエスタの抜けた穴はコウチーニョが埋め、

アルトゥールも獲得したことで現状中盤にスタメンのポジションは空いておらず、

セルジ・ロベルトの定位置は今シーズンも右SBでいいと思ってきています。

 

ただ、もしも…、もしも……^^;

デンベレが活躍しない時には、右SHとしてセルジ・ロベルトを起用する考えだけは頭の片隅に。

その時にはセメドが右SBとして今よりもっと活躍している前提ですが。

 

また、中盤の中央の選手に負傷や累積で欠場者が多い場合は、

セルジ・ロベルトが中盤に入ることができ、

個人的にセルジ・ロベルトはSBの主力として活躍しながら、

「中盤で計算できる選手が常に１人控えている」

という保険的な考え方でいいと思います。

 

カンテラの選手でもあるセルジ・ロベルトが中盤でプレーしてほしいとは思いますが、

セルジ・ロベルトの出場機会を考えればSBでいいでしょう。

 

セルジ・ロベルトの右SBは、バルサで右SBをやらしたら世界のトップ３に入るレベルだと考えており、

セルジ・ロベルトの右SBも板についてきたので、もう少し右SBで活躍してくれれば。

こんなこと言っていたら右SBのプレーがずっと続きそうですが^^

 

 

 

３、まとめ

・ビルドアップのCBの利き足の問題はそこまで神経質にならなくていい

・現状はマルロンとミナの放出が濃厚で、CBは右利き１人、左利き３人の４人体制

・パレンシアの右SBは厳しく、セルジ・ロベルトを強引に中盤に戻す状況ではない