悩める男グリーズマンをチームプレーヤーとして殺すか、中心選手として活躍させるかどっち?

昨夏の移籍市場でバルサがもっとも

大金(1億2000万ユーロ)をかけて獲得したグリーズマン。

 

今シーズンの活躍ぶりはバルサ1年目とあまく評価したとしても、

バルサファンを納得させるものではありません。

 

しかし、味方だけでなく敵としても長くみてきた

グリーズマンの実力なら、バルサでもっと輝けると

期待するバルサファンがほとんどのはず。

 

そこで今回は、

グリーズマンをこのまま殺すのか、活躍させるのかの選択

というテーマです。

 

監督が代わっても主役扱いされないグリーズマン

バルベルデ監督の時から中心選手いうよりもチームの一員扱い

中断時までのグリーズマンの活躍ぶりは、

お世辞にもよくありません。

 

グリーズマンの中断前までの評価をしています。

是非チェックしてください↓↓↓

19/20シーズンのバルセロナの選手評価 MF、FW編

 

バルサファンはグリーズマンを獲得した時に

「チームの攻撃の中心選手としての活躍を期待」

していた人が多かったと推測しています。

 

もちろんエースであるメッシ以上の存在ではなく、

スアレスと同等かそれ以上の期待をバケンジはしていました。

 

しかし、シーズンが始まりふたを開けてみると

グリーズマンの攻撃の序列は残念な結果に。

 

メッシ>>>スアレス>>グリーズマン

とバルベルデ元監督は評価しているような起用法で、

キケ・セティエン新監督になってもこの扱いは変わりません。

 

1億2000万ユーロという大金を費やして獲得した

グリーズマンに対し両監督はあくまでも

チームの一員であり、特別な選手という

評価をしているような起用方法はしていないです。

 

グリーズマンをこのままチームの一員という位置づけで

起用し続けていくのか。

 

それとも中心選手として攻撃面で

大きな責任を背負ってもらうのか判断するべきです。

 

 

グリーズマン自身もっと周りに要求することが必要

周りの環境からの扱いだけでグリーズマンが

活躍できていないかと言えば、

グリーズマン自身にも少し問題があるように感じます。

 

グリーズマンは前所属のアトレティコ、フランス代表で

チームの中心選手として大活躍をしてきました。

 

アトレティコではEL制覇やバルサを何度も苦しめ、

フランス代表ではW杯優勝にも導いています。

 

その実力面に疑いの余地はなく、

グリーズマン自身も両チームのプレー時には

自分がエースという自覚があったはずです。

 

今シーズンからバルサに加入して前線に

世界一のメッシがいる状況でエースという立場ではないものの、

もっと自分から周りに要求するべきだと思います。

 

言うなれば

もっと自分のエゴを出してプレーしていい

ということです。

 

グリーズマン自身とてもきまじめな性格なのか、

周りに遠慮していることが大活躍できない

問題を助長しているようにみえます。

 

前線ではメッシとスアレスは年上の存在になり、

キャリアとしてもこの2人に怖気づく気持ちもわかります。

 

しかし、ピッチ上で遠慮している選手が

シーズンを通して大活躍なんてみたことがありません。

 

大活躍する選手は自分に自信があり、

そのプレーで周りにいい影響を与えています

 

現状のグリーズマンはまだ遠慮しているようにみえ、

メッシやスアレスに気を使いながら

恐る恐るプレーしているようにみえます。

 

もっと自分自身に自信をもって

チームメイトに要求してもいいと思います。

 

グリーズマンならチームメイトに要求しても

それにこたえるだけの実力が間違いなくあります。

 

中断前の2か月間ほどはピッチ上で

悲壮感が漂っているような表情でプレーしており、

グリーズマンらしくなかったです。

 

しかし、最近の練習を見る限りは笑顔も増え

気持ちがリフレッシュしたように感じられますので、

中断明けのグリーズマン自身の変化に注目ですね。

 

 

サイドでの起用は限界、中央で起用すれば大活躍する可能性がある

サイドで起用し続けるとグリーズマンを起用している意味が…

少し前置きが長くなりすぎましたが、

ここからグリーズマンをピッチ上で

殺すか、活躍させるかの本題です。

(殺すはいい表現ではありませんがご了承を( `ー´)ノ)

 

グリーズマンを殺すというのは、

このままサイドで起用し続けるということです。

 

シーズン開始前にグリーズマンの起用方法に

ついては2つほど書いています。

是非チェックしてください↓↓↓

《質問》グリーズマンはバルベルデバルサのどのポジションで起用される?

《質問》グリーズマン加入に伴う19/20シーズンのバルサの前線のスタメン予想は?

 

加入当初からグリーズマンのチーム内での重要性を説き、

起用するなら逆トライアングルになる

トップ下にメッシ、2トップ気味にグリーズマンとスアレス

の3トップの形をバケンジは推奨していました。

 

しかし、バルベルデ元監督は

メッシとスアレスの2トップ気味を大事にし、

グリーズマンをサイドで起用する機会がほとんど。

 

キケ・セティエン新監督になってもグリーズマンは

サイドでほぼ起用され続けました。

 

スアレスが負傷で欠場したことで

グリーズマンとメッシの2トップ気味を試したこともありましたが、

セティエン監督は基本メッシの0トップに

両ウイングを配置することを好んできました。

 

これまでにグリーズマンの実力に疑いの余地がないと

書き続けていますが、さすがに

選手には適正ポジションというのがあります

 

グリーズマンは明らかにサイドで固定するよりも、

中央付近である程度自由にプレーさせた方が活躍します。

 

 

適正ポジションで例を挙げるなら、

加入当初のスアレスは右ウイングを任されていましたが、

得点を決めれずに苦しみました。

 

アシストを記録して得点に絡んではいましたが、

メッシが当時のルイス・エンリケ監督の指示なく

自ら右ウイング気味でプレーすることを選び

スアレスを中央でプレーさせたことにより、

スアレスが大活躍したというのは有名なストーリーです。

 

 

グリーズマンのスペースを見つける目と動き出しは

超一流であり、パス&ムーブで周りの選手との

連携した攻撃も一流です。

 

グリーズマン自身はダイレクトプレーが

自身の得意なプレーと語るほど、周りの選手を

活かしながら自分も活躍できる選手。

 

これがサイドに固定されてしまうと

動き出しが縦か斜めの大きな動きにほぼ限定され、

またグリーズマンの周りに味方がいないことで

連携した攻撃も難しい状況が続いています。

 

グリーズマンは足元でボールを持って

コネコネしたい選手ではなく、

1タッチか2タッチの少ないタッチでプレーすることを好みます。

 

サイド起用はグリーズマンのプレーの強みだけでなく、

プレースタイルをも壊しているように思います。

 

ネームバリューだけでグリーズマンをスタメンとして

サイドで起用し続けるくらいなら、アンス・ファティや

負傷でいませんがデンベレの方が適任でしょう。

 

ブライトワイトもサイドでなかなかいいプレーをしていますし、

そちらを試した方がチーム力はアップするかもしれません。

 

グリーズマンが守備のタスクを守るきまじめな選手で

監督として起用しやすいのは理解できます。

 

しかし、サイド起用はさすがに起用方法が間違っている

声を大にして言いたいですね。

 

 

中央で起用してグリーズマンの大活躍とともにチーム力アップを狙う方が…

グリーズマンは中央で起用することにより、

大活躍をする可能性を秘めています。

 

上記に書いてきましたが、グリーズマンは

動き出しと周りの選手との連携した攻撃が得意です。

 

メッシとスアレスと近い距離でプレーすることにより、

グリーズマンはプレーしやすくなります。

 

グリーズマンのプレーの強みとプレースタイルを活かすには

中央起用しかありません

 

『グリーズマンの大活躍=チームの得点力アップ』

は間違いなく、チーム力はアップします。

 

 

今シーズンはグリーズマンにとって不運なことに、

メッシとスアレスが負傷離脱する期間が長かった。

 

いわゆるMSGそろい踏みの試合は少なく、

メッシとスアレスと連携をとる時間が取れませんでした。

 

しかし、中断明けからでも

セティエン監督はスアレスの復帰とともに

メッシのトップ下、グリーズマンとスアレスの2トップ気味の

3トップの形を試してもいいのではないでしょうか。

 

セティエン監督はバルサで

3バックをもっと試したいという噂があり、

3-5-2のシステムなら

この3トップの形はぴったりはまります。

 

「バルセロナ=4-3-3」という

定着はありますが、システム以上に選手を活かす方が大事です。

 

 

3-5-2のシステムならメンバーの推奨は

GK:シュテーゲン

DF:ピケ、ブスケツ、ラングレ

MF:デ・ヨング、アルトゥール(ラキティッチ)、セルジ・ロベルト、アルバ、メッシ

FW:スアレス、グリーズマン

 

守備ブロック時は5-4-1の形で

両サイドのセルジ・ロベルトとアルバに戻ってもらい、

FWの2人にもハードワークを求めたいですね。

 

ブスケツを3バックの中央で起用し、

ビルドアップ強化とともに最終ラインの守備強化。

(頼れるCBがピケとラングレの2人しかおらず、

ウムティティのパフォーマンスが高かったらな…というのが本心)

 

スタメンのメンツはいろいろと回せそうですが、

前線の3人は固定しながら途中で

ベンチに下げて出場時間を調整していけば、

シーズン終了までの連戦を戦っていけるでしょう。

 

中断明けのグリーズマンの起用方法だけでなく、

チームのシステムや戦い方に変更があるかは注目ですね。

 

 

まとめ

監督におけるグリーズマンの序列の見直しと、

グリーズマンが自信をもてば活躍する可能性は上がります。

 

グリーズマンはサイドで起用するのではなく、

適正ポジションである中央で起用すべきです。

 

グリーズマンの活躍はバルサのチーム力アップにつながり、

なによりバルサファンもそれを待ち望んでいますね。

 

グリーズマンの中断明けからの活躍に期待しましょう。

 
 

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